バトミントン部の先輩
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バトミントン部の試合当日。
「さてさて、何か進展あればいんすけど」
『二宮君、やっぱなんか気づいてんね。』
「さあ~~~~??」
ニヤニヤする二宮君と一緒に試合会場へ行く。
「あ!ランカ!来てくれたの~~!!!二宮まで!!!」
サクラが駆け寄ってくる。
ごめん、正直あんたのこと忘れてたわ。
『あ、うん。頑張ってね!』
「二宮からもエールちょうだーい!」
「がんばってくださーい」
心無い二宮君のエールすら、サクラには効いてるみたい。
「あ、そうそう、大野先輩ね、なんかすっごい気合入ってんの!
今日は勝てる気がするよ~!!」
ほらほら!と、指をさす先にユニフォーム姿の大野先輩が
ストレッチをしていた。
「大野さ~ん」
私より先に二宮君が大野先輩のもとへ駆け寄る。
『あ、待ってよ!』
『じゃあ、頑張ってね!』
サクラに声をかけて、二宮君を追いかける。
「大野さん、どうっすか調子は」
「あ、ニノ。なんか緊張してるわ…」
「ふ~ん、こいつのせいっすか?」
遅れてきた私を親指で指す。
『待ってよ…あ、大野先輩…おはようございます…』
この間のことを思い出して肩がすくむ。
「ランカちゃん、来てくれたんだ。」
『もちろんです』
「んふふ、ありがと。」
ほわっと笑う大野先輩に、すくんだ肩の力が抜ける。
「あの、さ。おいら、ランカちゃんに言いたいことある。」
急にキリっとした表情にすらきゅんとしてしまう。
『何ですか…?』
「俺トイレ行ってきますね~」
かぶせるように二宮君が声を発する。
「待ってニノ。お前もいろ。」
「…あら、なんすか。」
「俺だってちゃんと出来んだから、全部見といて。」
「ふふ、はいはい。」
改めて私のほうを向く大野先輩。
「あのね、この試合、絶対勝つから。」
『…はい、頑張ってください!』
「ほんでね、勝ったら伝えたいことあんだけど…」
『…?』
そそっと私に耳打ちする大野先輩。
「ニノとは別になんもないんだよね?」
『ええ!?何もないです!!何ですかそれ!!』
まさかの質問に動揺して声が大きくなる。
「んふふふ、なに話してんすかあ~」
『なんでもない!!』
「うん、なんでもねえ。」
私以外の二人は楽しそうに笑う。
「ほんならいいね。もしだめでも後悔ねえや。」
『なんなんですか…?』
ふう、と息を吐いて、大野先輩は言った。
「おいら、今日の試合勝ったら、 ランカちゃんに告白すっから。」
『………うぇええええええ?!』
「お~~~。」
少し照れ臭そうにする大野先輩と相反して
私は思いっきり赤面する。
「ニノ、ちゃんと聞いたかあ?」
「ええ、はっきり聞きましたよ。物珍しい光景でした。」
「そんな訳だからさ、まあ応援してよ。
…ランカちゃんが迷惑じゃなければなんだけどね。」
『め、迷惑だなんてそんな…』
「試合に負けたらしゃあないし、勝っても振られちゃしゃあないからさ。」
全部、ない。
大野先輩は試合にも負けないし、
振られることも、ない。
『ぜ…絶対勝たないとですから!!
負けたりしたら、し、知りませんから!!』
「…うん。分かった。」
にこっと微笑む大野先輩の顔が直視できなかった。
「おおのせんぱーい!!試合始まりますよ~~!!」
バトミントン部の子が大野先輩を呼びに来た。
「うい~。」
「んじゃ、行ってくっから。」
大野先輩は、私と二宮君に手を振って走っていった。
『に、にのみやくん…』
「ふふ、なに。」
『これ、どっきりじゃないよね』
「さあ…まあでも、大野さんはこんな仕掛けしませんよ」
『だよね…』
は~あ、と息を吐いて二宮君が観戦席へ歩き出す。
「つーか、あの約束いる?」
『え?』
「あんたら、もういけんじゃん。」
両想いじゃん。
って意味はすぐ分かった。
『大野先輩からの約束だもん。
…果たしてもらわないと。』
「意外とシビア~」
はじめての大野先輩からの約束事。
きちんと、ちゃんと、応援しなきゃ。
「さてさて、何か進展あればいんすけど」
『二宮君、やっぱなんか気づいてんね。』
「さあ~~~~??」
ニヤニヤする二宮君と一緒に試合会場へ行く。
「あ!ランカ!来てくれたの~~!!!二宮まで!!!」
サクラが駆け寄ってくる。
ごめん、正直あんたのこと忘れてたわ。
『あ、うん。頑張ってね!』
「二宮からもエールちょうだーい!」
「がんばってくださーい」
心無い二宮君のエールすら、サクラには効いてるみたい。
「あ、そうそう、大野先輩ね、なんかすっごい気合入ってんの!
今日は勝てる気がするよ~!!」
ほらほら!と、指をさす先にユニフォーム姿の大野先輩が
ストレッチをしていた。
「大野さ~ん」
私より先に二宮君が大野先輩のもとへ駆け寄る。
『あ、待ってよ!』
『じゃあ、頑張ってね!』
サクラに声をかけて、二宮君を追いかける。
「大野さん、どうっすか調子は」
「あ、ニノ。なんか緊張してるわ…」
「ふ~ん、こいつのせいっすか?」
遅れてきた私を親指で指す。
『待ってよ…あ、大野先輩…おはようございます…』
この間のことを思い出して肩がすくむ。
「ランカちゃん、来てくれたんだ。」
『もちろんです』
「んふふ、ありがと。」
ほわっと笑う大野先輩に、すくんだ肩の力が抜ける。
「あの、さ。おいら、ランカちゃんに言いたいことある。」
急にキリっとした表情にすらきゅんとしてしまう。
『何ですか…?』
「俺トイレ行ってきますね~」
かぶせるように二宮君が声を発する。
「待ってニノ。お前もいろ。」
「…あら、なんすか。」
「俺だってちゃんと出来んだから、全部見といて。」
「ふふ、はいはい。」
改めて私のほうを向く大野先輩。
「あのね、この試合、絶対勝つから。」
『…はい、頑張ってください!』
「ほんでね、勝ったら伝えたいことあんだけど…」
『…?』
そそっと私に耳打ちする大野先輩。
「ニノとは別になんもないんだよね?」
『ええ!?何もないです!!何ですかそれ!!』
まさかの質問に動揺して声が大きくなる。
「んふふふ、なに話してんすかあ~」
『なんでもない!!』
「うん、なんでもねえ。」
私以外の二人は楽しそうに笑う。
「ほんならいいね。もしだめでも後悔ねえや。」
『なんなんですか…?』
ふう、と息を吐いて、大野先輩は言った。
「おいら、今日の試合勝ったら、 ランカちゃんに告白すっから。」
『………うぇええええええ?!』
「お~~~。」
少し照れ臭そうにする大野先輩と相反して
私は思いっきり赤面する。
「ニノ、ちゃんと聞いたかあ?」
「ええ、はっきり聞きましたよ。物珍しい光景でした。」
「そんな訳だからさ、まあ応援してよ。
…ランカちゃんが迷惑じゃなければなんだけどね。」
『め、迷惑だなんてそんな…』
「試合に負けたらしゃあないし、勝っても振られちゃしゃあないからさ。」
全部、ない。
大野先輩は試合にも負けないし、
振られることも、ない。
『ぜ…絶対勝たないとですから!!
負けたりしたら、し、知りませんから!!』
「…うん。分かった。」
にこっと微笑む大野先輩の顔が直視できなかった。
「おおのせんぱーい!!試合始まりますよ~~!!」
バトミントン部の子が大野先輩を呼びに来た。
「うい~。」
「んじゃ、行ってくっから。」
大野先輩は、私と二宮君に手を振って走っていった。
『に、にのみやくん…』
「ふふ、なに。」
『これ、どっきりじゃないよね』
「さあ…まあでも、大野さんはこんな仕掛けしませんよ」
『だよね…』
は~あ、と息を吐いて二宮君が観戦席へ歩き出す。
「つーか、あの約束いる?」
『え?』
「あんたら、もういけんじゃん。」
両想いじゃん。
って意味はすぐ分かった。
『大野先輩からの約束だもん。
…果たしてもらわないと。』
「意外とシビア~」
はじめての大野先輩からの約束事。
きちんと、ちゃんと、応援しなきゃ。