野球部員の幼馴染
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「…ほんで?」
『ん?』
「なんかあったの?」
『…なんで?』
「俺にはわかるんだよ、言いたくないなら別に無理にとは言わないけど。」
ゆっくり二人で歩く中、潤は私にそう言った。
きっと、さっきの私の態度があからさまだったのかな。
自分の気持ちが抑えきれなくなってきた今。
今しか聞けないことを聞く。
『う~ん、潤ってさ?』
「なに?」
『どんな子がタイプなの?』
「…はあ?」
これが今しか聞けないことかってね…。
なんかこう、恥ずかしくなって当たり障りのないように、でもなんとなく気になることを聞いてみた。
「なに、そんなことで悩んでたの?」
『悩むっていうか…潤ってモテるのに一人としか付き合ったことないでしょ?
それはずっと気になってた。』
何度も何度も、告白され続ける潤を近くで見てきた。
毎回潤は優しく断って、それに勘違いして何度も告白する子だって大勢いた。
けど潤がその中で付き合った子は、あの子だけだった。
そんなに、あの子が好きだったのかな…。
「…別に、あいつみたいな子が好きなわけではないよ。
好きになった子がタイプってやつ。」
”あいつ”…。
そんな親し気な仲にも、いまだにやきもちを焼く自分がいる。
『ふうん…。けど好きになったってことはそれがタイプって事じゃん?』
「なんつーかな…別に好きとかじゃなくて…」
『…??好きじゃないのに付き合ってたの??』
「いや…つうかランカはそんなん聞かなくていいんだよ。」
急にぷいっとそっぽを向く潤。
照れてるの…?のろけ話だから…?
悲しいと通り越してちょっとムカついてくる。
…逆ギレなのは百も承知で。
『ま、結局あの見た目に加えておしとやか~な可愛らしい~感じが好きなんでしょ?』
「なんだよ急に」
『別に?ただ潤も普通の男だったんだなあって思っただけ。』
「…あのなぁ」
『もういいです~。変な事聞いた私が悪かったよ~。』
私は潤を置いて早歩きで先に行く。
今度は追いかけてこない。
さすがにあんな言い方はなかったかなってちょっと後悔した。
…別に潤が悪いことなんて何もないのに。
冷静になって、角を曲がるところでちらっと振り返る。
『…え…なんで…?』
そこには、”あの子”。
潤の元カノがいた。
潤の腕をつかんでいる。
…ああ、そういうことね。
私が潤を好きって気持ちにブレーキを掛けなくなったから
きっと神様が調子に乗るなって言ってるんだ。
それが、元カノとの再会…ね。
よっぽど潤を好きになっちゃいけない存在なんだな私って。
ネガティブな感情とともに涙がこみ上げる。
『…あ~やだやだ。遅刻する前にいこっと…。』
私は、最後に二人のことを睨みつけて
ひとり学校へと向かった。
『ん?』
「なんかあったの?」
『…なんで?』
「俺にはわかるんだよ、言いたくないなら別に無理にとは言わないけど。」
ゆっくり二人で歩く中、潤は私にそう言った。
きっと、さっきの私の態度があからさまだったのかな。
自分の気持ちが抑えきれなくなってきた今。
今しか聞けないことを聞く。
『う~ん、潤ってさ?』
「なに?」
『どんな子がタイプなの?』
「…はあ?」
これが今しか聞けないことかってね…。
なんかこう、恥ずかしくなって当たり障りのないように、でもなんとなく気になることを聞いてみた。
「なに、そんなことで悩んでたの?」
『悩むっていうか…潤ってモテるのに一人としか付き合ったことないでしょ?
それはずっと気になってた。』
何度も何度も、告白され続ける潤を近くで見てきた。
毎回潤は優しく断って、それに勘違いして何度も告白する子だって大勢いた。
けど潤がその中で付き合った子は、あの子だけだった。
そんなに、あの子が好きだったのかな…。
「…別に、あいつみたいな子が好きなわけではないよ。
好きになった子がタイプってやつ。」
”あいつ”…。
そんな親し気な仲にも、いまだにやきもちを焼く自分がいる。
『ふうん…。けど好きになったってことはそれがタイプって事じゃん?』
「なんつーかな…別に好きとかじゃなくて…」
『…??好きじゃないのに付き合ってたの??』
「いや…つうかランカはそんなん聞かなくていいんだよ。」
急にぷいっとそっぽを向く潤。
照れてるの…?のろけ話だから…?
悲しいと通り越してちょっとムカついてくる。
…逆ギレなのは百も承知で。
『ま、結局あの見た目に加えておしとやか~な可愛らしい~感じが好きなんでしょ?』
「なんだよ急に」
『別に?ただ潤も普通の男だったんだなあって思っただけ。』
「…あのなぁ」
『もういいです~。変な事聞いた私が悪かったよ~。』
私は潤を置いて早歩きで先に行く。
今度は追いかけてこない。
さすがにあんな言い方はなかったかなってちょっと後悔した。
…別に潤が悪いことなんて何もないのに。
冷静になって、角を曲がるところでちらっと振り返る。
『…え…なんで…?』
そこには、”あの子”。
潤の元カノがいた。
潤の腕をつかんでいる。
…ああ、そういうことね。
私が潤を好きって気持ちにブレーキを掛けなくなったから
きっと神様が調子に乗るなって言ってるんだ。
それが、元カノとの再会…ね。
よっぽど潤を好きになっちゃいけない存在なんだな私って。
ネガティブな感情とともに涙がこみ上げる。
『…あ~やだやだ。遅刻する前にいこっと…。』
私は、最後に二人のことを睨みつけて
ひとり学校へと向かった。