野球部員の幼馴染
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「…!…ランカ!また朝練遅刻ギリギリに行くの?!」
『…お母さん…んあああああ…』
また、あの夢を見た。
ここ最近、3日に1回はあの夢を見てる気がする…
もう呪いだ…
呪いレベルであの感情に揺さぶられてる。
「早く!潤くん来てるわよ!」
『…潤のばか。』
「何言ってんのよ!いつも迎えに来てくれるじゃない!
あんなかっこいい子と登校できるんだから…ほら早く起きて!」
『んん…もう!』
今日は少しお母さんにあたってしまう。
自分の気持ちに正直になれないのって、こんなにストレスなんだなあ。
『…行ってきます』
「早くいきなさい!」
お母さんに声をかけ、玄関を出る。
「…おはよ、また寝坊?」
『…うるさいな~、あれ?サクラは?』
いつもなら潤と一緒にサクラもいるのに、今日は潤ひとり。
「ああ、あいつなら…相葉さんと一緒だと思うよ」
『相葉さん?なんで?』
「そりゃ、そういう事じゃん?」
『…ええ?』
予想外だった。
あんなに潤ちゃん潤ちゃん言ってたのに…。
それに、普通にサクラも潤が好きなのかと思ってた。
まあ、相葉さんとはすごくお似合いだと思うけど。
『そっか…あの子いつの間に。』
「人の心なんてわかんないもんだよ。」
『…そうだよねえ。』
私の気持ちも、潤にはきっと分かってないんだろうな。
分からないようにしてるんだけど。
「つうか、遅刻。まーたランカのせいだよ。」
『誰のせいかと言えば潤のせいなんだけど』
「なんで俺なの」
『ほら!走ったら間に合う!』
「あ、おい!」
私は潤を置いて走り出す。
けど、潤が私を抜かすのは言うまでもなく。
『ちょっ…まって…』
「おせえって」
潤が私の手を取り、引っ張る。
…久しぶりに手なんてつないだなあ。
それこそ、幼稚園ぶり?
あの時だ。
…「ランカちゃんとけっこんするよ!」
あの時は少しだけ私の手のほうが大きかったのに
今や私の手をすっぽり収めるくらい大きくなった潤の手。
白くて、すべすべしてる。
本当に野球部?って感じの手。
私なんて、ボール投げまくって豆だらけ。
ふと、潤に連れられて走っているときに声をかける。
『潤。』
「…なに?早すぎる?速度落とす?」
『ううん、それは大丈夫。』
「さっすがソフト部笑」
…やっぱり私は、潤の好みの可愛らしい子とは思われてなさそう。
そう考えただけでも、胸が痛い。
「…ランカ?」
その気持ちが出てしまったのか、潤の手を強く握っていた。
『…あ、ごめん』
「…そうだ、今日は朝練行くのやめよう。」
『え?なんで?』
「なんとなく。だから、ゆっくり歩こう?」
あの真面目な潤が、朝練をさぼるなんて。
ちょっとびっくりっていうか…考えられない。
『…いいの?』
「いいの。俺だって休みたいときはあるよ笑」
そういって、潤は走るのをやめた。
私の手も、自然に離される。
もうちょっとこのままでいたかったけど。
私たちは歩きに変えて、二人で登校した。
『…お母さん…んあああああ…』
また、あの夢を見た。
ここ最近、3日に1回はあの夢を見てる気がする…
もう呪いだ…
呪いレベルであの感情に揺さぶられてる。
「早く!潤くん来てるわよ!」
『…潤のばか。』
「何言ってんのよ!いつも迎えに来てくれるじゃない!
あんなかっこいい子と登校できるんだから…ほら早く起きて!」
『んん…もう!』
今日は少しお母さんにあたってしまう。
自分の気持ちに正直になれないのって、こんなにストレスなんだなあ。
『…行ってきます』
「早くいきなさい!」
お母さんに声をかけ、玄関を出る。
「…おはよ、また寝坊?」
『…うるさいな~、あれ?サクラは?』
いつもなら潤と一緒にサクラもいるのに、今日は潤ひとり。
「ああ、あいつなら…相葉さんと一緒だと思うよ」
『相葉さん?なんで?』
「そりゃ、そういう事じゃん?」
『…ええ?』
予想外だった。
あんなに潤ちゃん潤ちゃん言ってたのに…。
それに、普通にサクラも潤が好きなのかと思ってた。
まあ、相葉さんとはすごくお似合いだと思うけど。
『そっか…あの子いつの間に。』
「人の心なんてわかんないもんだよ。」
『…そうだよねえ。』
私の気持ちも、潤にはきっと分かってないんだろうな。
分からないようにしてるんだけど。
「つうか、遅刻。まーたランカのせいだよ。」
『誰のせいかと言えば潤のせいなんだけど』
「なんで俺なの」
『ほら!走ったら間に合う!』
「あ、おい!」
私は潤を置いて走り出す。
けど、潤が私を抜かすのは言うまでもなく。
『ちょっ…まって…』
「おせえって」
潤が私の手を取り、引っ張る。
…久しぶりに手なんてつないだなあ。
それこそ、幼稚園ぶり?
あの時だ。
…「ランカちゃんとけっこんするよ!」
あの時は少しだけ私の手のほうが大きかったのに
今や私の手をすっぽり収めるくらい大きくなった潤の手。
白くて、すべすべしてる。
本当に野球部?って感じの手。
私なんて、ボール投げまくって豆だらけ。
ふと、潤に連れられて走っているときに声をかける。
『潤。』
「…なに?早すぎる?速度落とす?」
『ううん、それは大丈夫。』
「さっすがソフト部笑」
…やっぱり私は、潤の好みの可愛らしい子とは思われてなさそう。
そう考えただけでも、胸が痛い。
「…ランカ?」
その気持ちが出てしまったのか、潤の手を強く握っていた。
『…あ、ごめん』
「…そうだ、今日は朝練行くのやめよう。」
『え?なんで?』
「なんとなく。だから、ゆっくり歩こう?」
あの真面目な潤が、朝練をさぼるなんて。
ちょっとびっくりっていうか…考えられない。
『…いいの?』
「いいの。俺だって休みたいときはあるよ笑」
そういって、潤は走るのをやめた。
私の手も、自然に離される。
もうちょっとこのままでいたかったけど。
私たちは歩きに変えて、二人で登校した。