野球部員の幼馴染
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「まつもとじゅんくん!」
「なあに?」
「すき!」
「ぼくもすきだよ!」
「じゅんくん!わたしもじゅんくんすき!」
「ぼくもサクラちゃんすき!」
『…じゅんくんいっぱいすきっていわれるね!』
「うーん。」
『どうしたの?』
「みんなやさしくってすきだけど、ランカちゃんがいちばんすき!」
『…ほんとう?』
「うん!ぼくおおきくなったらランカちゃんとけっこんするよ!」
…
「ランカ!起きなさい!」
『…んえ?』
夢、か…
っていっても架空じゃなくて、これは実際にあった過去の…
『お母さん…なんか、へーんな夢見ちゃった…』
「いいから早く起きなさいよ!潤くんとサクラちゃんもう来てるわよ!」
『え!うそ!もうそんな時間!?』
急いで支度をして玄関を出る。
そこには、私の幼馴染のサクラと潤がいた。
『ごめん~!お待たせ!」』
「もう!遅いよ!遅刻しちゃう!」
「まじで遅刻したら完璧ランカのせいだから。」
『だからごめんって!!』
この二人とは幼稚園からの幼馴染。
出会いなんて、物心つく前だからどんなだったかは忘れた。
けど、幼稚園の年長さんのとき。
ちょうど物心がついたくらいのとき。
さっき夢で見たあの光景。
幼稚園での出来事なんてもうほとんど忘れてるのに
このことだけははっきり覚えてる。
当時、私は潤の事が好き…だった。
強いて言えば、小学校に上がった時も好きだった。
けど、潤は馬鹿みたいにモテる。
もちろん私みたいな”中の下”な女の子から
”上の上”の女の子まで、潤に惚れる子は多かった。
そして、中学一年のとき、潤は学校イチの美少女と付き合うことになった。
肌は白くて、髪は長くてサラサラで、スラッとしてて…。
本当に絵にかいたようなカップルだし、ドラマみたいな出会いや告白だった。
その時くらいからかな。
自分が潤を好きなことが、お門違いなんだって思うようになったのは。
彼女ができた時点で好きでいること自体が悪いことだと思うようになった。
それからは、ずっと幼馴染としてサクラと3人で過ごしている。
現在、潤はその美少女とは同じ高校に入学しなかったから
別れてフリーな状態。
…だからって、私が潤を好きになるとか…それもない。
あんな夢見るの、本当に勘弁してほしい。
『…』
「おい。」
『…うわ』
「何ぼーっとしてんだよ、早くしろって。」
「そーだよ!ほら上靴!」
『あ、ああ、ごめん』
「いくぞ。」
ぽん、と頭を叩く。
まったく、こいつは人の気も知らないで…
「なあに?」
「すき!」
「ぼくもすきだよ!」
「じゅんくん!わたしもじゅんくんすき!」
「ぼくもサクラちゃんすき!」
『…じゅんくんいっぱいすきっていわれるね!』
「うーん。」
『どうしたの?』
「みんなやさしくってすきだけど、ランカちゃんがいちばんすき!」
『…ほんとう?』
「うん!ぼくおおきくなったらランカちゃんとけっこんするよ!」
…
「ランカ!起きなさい!」
『…んえ?』
夢、か…
っていっても架空じゃなくて、これは実際にあった過去の…
『お母さん…なんか、へーんな夢見ちゃった…』
「いいから早く起きなさいよ!潤くんとサクラちゃんもう来てるわよ!」
『え!うそ!もうそんな時間!?』
急いで支度をして玄関を出る。
そこには、私の幼馴染のサクラと潤がいた。
『ごめん~!お待たせ!」』
「もう!遅いよ!遅刻しちゃう!」
「まじで遅刻したら完璧ランカのせいだから。」
『だからごめんって!!』
この二人とは幼稚園からの幼馴染。
出会いなんて、物心つく前だからどんなだったかは忘れた。
けど、幼稚園の年長さんのとき。
ちょうど物心がついたくらいのとき。
さっき夢で見たあの光景。
幼稚園での出来事なんてもうほとんど忘れてるのに
このことだけははっきり覚えてる。
当時、私は潤の事が好き…だった。
強いて言えば、小学校に上がった時も好きだった。
けど、潤は馬鹿みたいにモテる。
もちろん私みたいな”中の下”な女の子から
”上の上”の女の子まで、潤に惚れる子は多かった。
そして、中学一年のとき、潤は学校イチの美少女と付き合うことになった。
肌は白くて、髪は長くてサラサラで、スラッとしてて…。
本当に絵にかいたようなカップルだし、ドラマみたいな出会いや告白だった。
その時くらいからかな。
自分が潤を好きなことが、お門違いなんだって思うようになったのは。
彼女ができた時点で好きでいること自体が悪いことだと思うようになった。
それからは、ずっと幼馴染としてサクラと3人で過ごしている。
現在、潤はその美少女とは同じ高校に入学しなかったから
別れてフリーな状態。
…だからって、私が潤を好きになるとか…それもない。
あんな夢見るの、本当に勘弁してほしい。
『…』
「おい。」
『…うわ』
「何ぼーっとしてんだよ、早くしろって。」
「そーだよ!ほら上靴!」
『あ、ああ、ごめん』
「いくぞ。」
ぽん、と頭を叩く。
まったく、こいつは人の気も知らないで…