幽霊部員の同級生
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翌日、いつも通り翔くんと合流して登校する。
『翔くん!おはよう!昨日大丈夫だった…?』
「おう、おはよう。まあ、強く言っといたからもう大丈夫じゃねえかな」
優しく笑う翔くんだけど、その裏の翔くんを知ってる私。
…あの人たち、大丈夫かな。
悪いことをしたのはあの人達なのに、こればっかりは少し可哀そう。
「それより、ニノは?大丈夫そうだった?」
『…あ、うん、思ったより大丈夫そうだった!』
「…で?」
『…で?』
「どうなったの?」
『どどどどどどどどうって????』
にやあっと笑う翔くん。
にのだけじゃなくて翔くんにも見抜かれちゃうのか…
「わっかりやすいんだよなあホント笑」
『カマかけるのやめてよもう!』
学校につくと、元気になったにのがいた。
『にの!おはよう!風邪治ったの?』
「…治った。」
『そう?元気ないけど…』
「大丈夫だから。」
なんだか、そっけない。
いや、いつも通りっちゃいつも通りなんだけど…
私たち…付き合った、んだよね?
『にの…?どうかしたの?』
「…別に。」
『もう!言わないとわかんないじゃん!』
「…言ったらどうにかしてくれんの?」
『守るって言ったでしょ?困ってることあるなら…』
「翔ちゃん。」
『…ん?翔くん?』
にのは翔くんの名前を出して、机に顔をうずめる。
これは、昨日分かったこと。
にのは恥ずかしい時、顔を隠そうとする。
「いつまで翔ちゃんと二人で登校すんの。」
『…にの、もしかして、嫉妬?』
「…さあ」
素直じゃないけど、行動は素直なんだよね。
『ふふっ、にのが私に嫉妬してるんだあ~』
「…馬鹿にしてんの?」
『え、別に?けど、翔くんだよ?』
にのと翔くんだってそんな間柄じゃないと思うけど。
「…だからだよ。俺も翔ちゃんのことは好きだから…
二人で登校すんなとか、言えないし。」
『にの…』
「…なに」
『可愛すぎる~~~!!』
私はにのに抱き着いた。
クラスメイト達は、私たちが付き合ってるのを知らないからすごい驚いてる。
『これからはにのと登校する!』
「…翔ちゃんは?」
「俺はいいよ。」
『…翔くん!』
「ほい、わすれもん。」
私たちの教室の入り口に立つ翔くん。
ポイっと私に体操服を投げる。
『あ!今日体育あるんだった!』
「…翔ちゃん翔ちゃん。」
「ニノ、どした?」
「朝、一緒に行きません?」
『うぇ!?』
なんで?!二人で行く流れじゃなかったっけ?!
しかも私には一緒に行こうって素直に言わなかったのに?!
『…翔くんに…負けた…』
「んだよそれ笑
俺いていいの?お前ら二人のほうがいんじゃねえ?」
「いや、翔ちゃんも一緒」
『…3人で行きたかったってことなの?』
「そりゃそうでしょ。」
『なんだよおおお~…』
3人で笑いあう。
こんなのもアリなのかな。
翔くんは私たち二人のお兄ちゃんみたいな人。
そしてにのは…私の恋人。
私にも素直になってくれる日が、早く来るといいな。
翔くんに負けないように。
「…ランカ。」
小声で名前を呼ばれる。まだ慣れないな。
「翔ちゃんが卒業したら、二人で。」
『…ふふ』
そして、私たちはいつも通りの日常を過ごす。
にのとは、ちょっと特別な感情で。
END.
⇒another story
『翔くん!おはよう!昨日大丈夫だった…?』
「おう、おはよう。まあ、強く言っといたからもう大丈夫じゃねえかな」
優しく笑う翔くんだけど、その裏の翔くんを知ってる私。
…あの人たち、大丈夫かな。
悪いことをしたのはあの人達なのに、こればっかりは少し可哀そう。
「それより、ニノは?大丈夫そうだった?」
『…あ、うん、思ったより大丈夫そうだった!』
「…で?」
『…で?』
「どうなったの?」
『どどどどどどどどうって????』
にやあっと笑う翔くん。
にのだけじゃなくて翔くんにも見抜かれちゃうのか…
「わっかりやすいんだよなあホント笑」
『カマかけるのやめてよもう!』
学校につくと、元気になったにのがいた。
『にの!おはよう!風邪治ったの?』
「…治った。」
『そう?元気ないけど…』
「大丈夫だから。」
なんだか、そっけない。
いや、いつも通りっちゃいつも通りなんだけど…
私たち…付き合った、んだよね?
『にの…?どうかしたの?』
「…別に。」
『もう!言わないとわかんないじゃん!』
「…言ったらどうにかしてくれんの?」
『守るって言ったでしょ?困ってることあるなら…』
「翔ちゃん。」
『…ん?翔くん?』
にのは翔くんの名前を出して、机に顔をうずめる。
これは、昨日分かったこと。
にのは恥ずかしい時、顔を隠そうとする。
「いつまで翔ちゃんと二人で登校すんの。」
『…にの、もしかして、嫉妬?』
「…さあ」
素直じゃないけど、行動は素直なんだよね。
『ふふっ、にのが私に嫉妬してるんだあ~』
「…馬鹿にしてんの?」
『え、別に?けど、翔くんだよ?』
にのと翔くんだってそんな間柄じゃないと思うけど。
「…だからだよ。俺も翔ちゃんのことは好きだから…
二人で登校すんなとか、言えないし。」
『にの…』
「…なに」
『可愛すぎる~~~!!』
私はにのに抱き着いた。
クラスメイト達は、私たちが付き合ってるのを知らないからすごい驚いてる。
『これからはにのと登校する!』
「…翔ちゃんは?」
「俺はいいよ。」
『…翔くん!』
「ほい、わすれもん。」
私たちの教室の入り口に立つ翔くん。
ポイっと私に体操服を投げる。
『あ!今日体育あるんだった!』
「…翔ちゃん翔ちゃん。」
「ニノ、どした?」
「朝、一緒に行きません?」
『うぇ!?』
なんで?!二人で行く流れじゃなかったっけ?!
しかも私には一緒に行こうって素直に言わなかったのに?!
『…翔くんに…負けた…』
「んだよそれ笑
俺いていいの?お前ら二人のほうがいんじゃねえ?」
「いや、翔ちゃんも一緒」
『…3人で行きたかったってことなの?』
「そりゃそうでしょ。」
『なんだよおおお~…』
3人で笑いあう。
こんなのもアリなのかな。
翔くんは私たち二人のお兄ちゃんみたいな人。
そしてにのは…私の恋人。
私にも素直になってくれる日が、早く来るといいな。
翔くんに負けないように。
「…ランカ。」
小声で名前を呼ばれる。まだ慣れないな。
「翔ちゃんが卒業したら、二人で。」
『…ふふ』
そして、私たちはいつも通りの日常を過ごす。
にのとは、ちょっと特別な感情で。
END.
⇒another story