幽霊部員の同級生
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
そして現在。
にのも部活に来るようになって一年。
私たち3人はもう兄妹なんじゃないかってくらい仲良くなった。
二宮くん呼びから、翔くんの影響で「にの」と呼び始めた。
「翔ちゃん、ほいタオル」
「おう、ニノありがとーう」
『ちょっと!翔くんには私があげるの!』
「んなこと知らねえよ」
『知っといて!』
「ははっ、くだらねえ笑」
そんな楽しい空間に、いつか来るだろうと思っていたものがきた。
「ねえごめん~桜庭ちゃん借りていい?
ちょっと相談したいことあって!」
声をかけてきたのは先輩マネージャー。
「ん?ああいいよ」
『…なんだろ?』
「…。」
私は先輩についていった。
「…翔ちゃん、なんか俺嫌な予感する。」
「え?何が?」
「…わかんない。」
「なんだよ笑」
サッカー部の更衣室。
『…先輩?どうしたんですか?』
先輩はおもむろに翔くんの制服とにのの制服を両手に持つ。
いつの間にか他のマネージャー二人もいた。
「ねえ、どっちかにしてくれる?」
『…え?』
先輩は翔くんとにのの制服をひらひら揺らす。
「櫻井くんとは小さいころから仲いいの知ってたからまだ何にも言わなかったけど、二宮くんまでしっかり保険に入れちゃって。」
「そうそう、櫻井くんに告白したくてもあんたがいるからできないって子も沢山いるのよね」
「二宮くんに話しかけたくても逃げちゃうし。あんたのせいでしょ?」
お~…これが女のいじめってやつですか。
それにしても、しょうもないなあ。
『あの、私別に翔くんのことはお兄ちゃんみたいに思ってますし、にののことは普通に友達として一緒にいるだけですよ?
話しかけたいなら話せばいいじゃないですか。
いちいち私のせいにしないでくださいよ。』
いつかこんなことが起きるんじゃないかとは思ってたから
反論だけはきっちり返せた。
…それが、運の尽きだった。
「どちらか選べって言ったでしょ。どっちも興味ないふりして偉そうに…」
そういうと、先輩は二人の制服を、テーピングを切るはさみで
ザクザク切り裂いていった。
『ちょっ!!何やってるんですか!!』
私は急いで先輩の持つはさみを奪った。
「いった…!」
『あ…』
その勢いで、先輩の腕をはさみがかすってしまう。
「…やったわね。」
「あーあ、証拠動画撮れちゃった。」
『…は?』
そうして見せられたのは、私がはさみを奪ったときに先輩を傷つけてしまったときの映像。
それはまるで、私が二人の制服を切り裂いて
先輩がそれをやめさせたように見える。
『…なんで…こんなこと…』
「なんでって、さっき言ったでしょ。」
「大丈夫?保健室いこ…」
「うん…」
先輩は他のマネージャーに肩を支えらえながら
私を見てにやりと微笑む。
私は、人を傷つけてしまった罪悪感と
二人に嫌われることを想像して
その場に立ち尽くしていた。
にのも部活に来るようになって一年。
私たち3人はもう兄妹なんじゃないかってくらい仲良くなった。
二宮くん呼びから、翔くんの影響で「にの」と呼び始めた。
「翔ちゃん、ほいタオル」
「おう、ニノありがとーう」
『ちょっと!翔くんには私があげるの!』
「んなこと知らねえよ」
『知っといて!』
「ははっ、くだらねえ笑」
そんな楽しい空間に、いつか来るだろうと思っていたものがきた。
「ねえごめん~桜庭ちゃん借りていい?
ちょっと相談したいことあって!」
声をかけてきたのは先輩マネージャー。
「ん?ああいいよ」
『…なんだろ?』
「…。」
私は先輩についていった。
「…翔ちゃん、なんか俺嫌な予感する。」
「え?何が?」
「…わかんない。」
「なんだよ笑」
サッカー部の更衣室。
『…先輩?どうしたんですか?』
先輩はおもむろに翔くんの制服とにのの制服を両手に持つ。
いつの間にか他のマネージャー二人もいた。
「ねえ、どっちかにしてくれる?」
『…え?』
先輩は翔くんとにのの制服をひらひら揺らす。
「櫻井くんとは小さいころから仲いいの知ってたからまだ何にも言わなかったけど、二宮くんまでしっかり保険に入れちゃって。」
「そうそう、櫻井くんに告白したくてもあんたがいるからできないって子も沢山いるのよね」
「二宮くんに話しかけたくても逃げちゃうし。あんたのせいでしょ?」
お~…これが女のいじめってやつですか。
それにしても、しょうもないなあ。
『あの、私別に翔くんのことはお兄ちゃんみたいに思ってますし、にののことは普通に友達として一緒にいるだけですよ?
話しかけたいなら話せばいいじゃないですか。
いちいち私のせいにしないでくださいよ。』
いつかこんなことが起きるんじゃないかとは思ってたから
反論だけはきっちり返せた。
…それが、運の尽きだった。
「どちらか選べって言ったでしょ。どっちも興味ないふりして偉そうに…」
そういうと、先輩は二人の制服を、テーピングを切るはさみで
ザクザク切り裂いていった。
『ちょっ!!何やってるんですか!!』
私は急いで先輩の持つはさみを奪った。
「いった…!」
『あ…』
その勢いで、先輩の腕をはさみがかすってしまう。
「…やったわね。」
「あーあ、証拠動画撮れちゃった。」
『…は?』
そうして見せられたのは、私がはさみを奪ったときに先輩を傷つけてしまったときの映像。
それはまるで、私が二人の制服を切り裂いて
先輩がそれをやめさせたように見える。
『…なんで…こんなこと…』
「なんでって、さっき言ったでしょ。」
「大丈夫?保健室いこ…」
「うん…」
先輩は他のマネージャーに肩を支えらえながら
私を見てにやりと微笑む。
私は、人を傷つけてしまった罪悪感と
二人に嫌われることを想像して
その場に立ち尽くしていた。