バスケ部の同級生
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「ランカ!遅れるよー!!早くー!!」
『あ、雅紀!ちょっと待って~!」
あれから数か月が経ち、全国大会決勝戦。
私たちは付き合い始めてから、お互いのバスケの成績がぐんと伸び
予選では何試合も圧勝に導いた。
男バスも女バスも、敗北した試合が一度もないという快挙だ。
「え~、一時はどうなることかと思ったが、相葉と桜庭のおかげで余裕の決勝進出だ。そして今日が決勝戦。
これに勝たなきゃ意味がない。史上初の全勝狙っていくぞ!」
『はい!』
顧問の激励を聞き、私たちはコートへ向かった。
まずは男子の決勝戦。
『雅紀!頑張って!』
「任せてよ!…でもあれがないと頑張れないー!」
『ちょ…決勝でもするの…?』
「桜庭~やってやれよ~」
「そうよ、もうこっちも慣れっこだから気にしないで~」
みんなにもてはやされるのは…
雅紀の大好きな”ほっぺにキス”だ。
小さな試合で私がなんとなくしてあげたことがきっかけで
雅紀のやる気の源になってしまったらしい。
そして、雅紀の持つ”明るい変態”の気質が
皆の前でもキスしてくれる私を見るのが楽しいと思わせてるみたい。
『…はあ、もう。勝たなきゃ許さないから!』
頬に軽くキスをする。
「うへへっ!っしゃあああやる気元気マックス!!俺今マックス!!」
うおお!とコートに向かっていく雅紀。
こんなにかわいい雅紀が近くで見れるのは、やっぱり彼女の特権だ。
バリバリのやる気で雅紀は、見事決勝を勝ち取ってきた。
『おめでとうみんな~~!!雅紀!お疲れ様!』
「ランカ~~!!勝ったよ!!男子全勝だあ~!!」
そして、次は女子の番。
「ランカ!頑張ってね!」
『…うん、行ってくる!!』
「あ!…ランカはいらない?」
『ん?』
「俺からの頑張ってのチュー!いらない!?」
今までは私からばかりだったのに。
決勝では私の緊張が伝わったのか、はたまた…キスしたいだけなのか。
どちらにしろ、そんなキラキラな目で見られたら…
『…お願いします。』
「っしゃ!任せて!」
そういうと、雅紀は私の唇にキスをした。
『…!?』
「…ファーストキスは汗の味!ってね!」
そう、私たちのファーストキス。
ムードもくそもないけど、真っ赤になりながら顔を手で覆う雅紀を見て
私のすべてのやる気が出る。
『…雅紀、ありがと!私今マックス!!』
「あひゃひゃ!さすがランカ!大好きだよ!いってこい!」
こうしてコートに向かった私の試合が始まった。
…前半までは、私マックス!だったんだけど
ボールの取り方が悪かったのか、以前突き指した痛みがぶり返す。
『…やば…もう癖になっちゃってるかなこれ…』
後半、指の痛みでなかなかシュートが決まらなくなっていた。
焦りでプレイにも支障が出る。
タイムアウトの時、雅紀の声が聞こえた。
「ランカ!ねえ!あれ見てよ!」
『…?』
雅紀の指さすほうは、観客席。
『…あ…』
そこには、大野さんの描いた大きな応援旗。
描かれていたのは、私と雅紀。
「決勝までに間に合ったよ~」
大野さんが手を振る。
「ランカ !俺たちだよ!ほら!最強だよね!俺たち最強!」
『…ふふ、だね!私たち最強!』
大野さんの応援旗と、必死に私のやる気を挙げてくれようとする雅紀に、私はいつの間にか指の痛みなんて忘れていた。
そして、試合はまさかの私の3ポイントシュートで逆転した。
『やっ…た…』
会場のボルテージが一気に上がる。
「桜庭~~!ナイスシュートだ!」
「ランカちゃんよくやったわね!」
みんなが口々に私を褒めちぎる。
そして…
「ランカ~~~~!!」
『雅紀!』
思い切り抱き着いてくる雅紀に
私も精一杯の力で抱きしめる。
「すごいよ!やっぱり俺のランカはすごいよ!」
『雅紀だって、自慢の彼氏だよ!』
みんなが見るコートのど真ん中で
私たちは二度目のキスをした。…軽くね。
こうして、全国大会の試合は史上初の男女ともに全勝、そして優勝を果たし、私たちは”バスケ部の最強カップル”として知れ渡った。
「ねえ、ランカ?」
『ん?』
「俺たち、ずーっと一緒に人生楽しんでこうね!」
『なにそれ、プロポーズ?笑』
「…かもね!!」
私は今日も、これからも
この幸せ溢れんばかりの笑顔と生きていく。
END.
⇒other story
『あ、雅紀!ちょっと待って~!」
あれから数か月が経ち、全国大会決勝戦。
私たちは付き合い始めてから、お互いのバスケの成績がぐんと伸び
予選では何試合も圧勝に導いた。
男バスも女バスも、敗北した試合が一度もないという快挙だ。
「え~、一時はどうなることかと思ったが、相葉と桜庭のおかげで余裕の決勝進出だ。そして今日が決勝戦。
これに勝たなきゃ意味がない。史上初の全勝狙っていくぞ!」
『はい!』
顧問の激励を聞き、私たちはコートへ向かった。
まずは男子の決勝戦。
『雅紀!頑張って!』
「任せてよ!…でもあれがないと頑張れないー!」
『ちょ…決勝でもするの…?』
「桜庭~やってやれよ~」
「そうよ、もうこっちも慣れっこだから気にしないで~」
みんなにもてはやされるのは…
雅紀の大好きな”ほっぺにキス”だ。
小さな試合で私がなんとなくしてあげたことがきっかけで
雅紀のやる気の源になってしまったらしい。
そして、雅紀の持つ”明るい変態”の気質が
皆の前でもキスしてくれる私を見るのが楽しいと思わせてるみたい。
『…はあ、もう。勝たなきゃ許さないから!』
頬に軽くキスをする。
「うへへっ!っしゃあああやる気元気マックス!!俺今マックス!!」
うおお!とコートに向かっていく雅紀。
こんなにかわいい雅紀が近くで見れるのは、やっぱり彼女の特権だ。
バリバリのやる気で雅紀は、見事決勝を勝ち取ってきた。
『おめでとうみんな~~!!雅紀!お疲れ様!』
「ランカ~~!!勝ったよ!!男子全勝だあ~!!」
そして、次は女子の番。
「ランカ!頑張ってね!」
『…うん、行ってくる!!』
「あ!…ランカはいらない?」
『ん?』
「俺からの頑張ってのチュー!いらない!?」
今までは私からばかりだったのに。
決勝では私の緊張が伝わったのか、はたまた…キスしたいだけなのか。
どちらにしろ、そんなキラキラな目で見られたら…
『…お願いします。』
「っしゃ!任せて!」
そういうと、雅紀は私の唇にキスをした。
『…!?』
「…ファーストキスは汗の味!ってね!」
そう、私たちのファーストキス。
ムードもくそもないけど、真っ赤になりながら顔を手で覆う雅紀を見て
私のすべてのやる気が出る。
『…雅紀、ありがと!私今マックス!!』
「あひゃひゃ!さすがランカ!大好きだよ!いってこい!」
こうしてコートに向かった私の試合が始まった。
…前半までは、私マックス!だったんだけど
ボールの取り方が悪かったのか、以前突き指した痛みがぶり返す。
『…やば…もう癖になっちゃってるかなこれ…』
後半、指の痛みでなかなかシュートが決まらなくなっていた。
焦りでプレイにも支障が出る。
タイムアウトの時、雅紀の声が聞こえた。
「ランカ!ねえ!あれ見てよ!」
『…?』
雅紀の指さすほうは、観客席。
『…あ…』
そこには、大野さんの描いた大きな応援旗。
描かれていたのは、私と雅紀。
「決勝までに間に合ったよ~」
大野さんが手を振る。
「ランカ !俺たちだよ!ほら!最強だよね!俺たち最強!」
『…ふふ、だね!私たち最強!』
大野さんの応援旗と、必死に私のやる気を挙げてくれようとする雅紀に、私はいつの間にか指の痛みなんて忘れていた。
そして、試合はまさかの私の3ポイントシュートで逆転した。
『やっ…た…』
会場のボルテージが一気に上がる。
「桜庭~~!ナイスシュートだ!」
「ランカちゃんよくやったわね!」
みんなが口々に私を褒めちぎる。
そして…
「ランカ~~~~!!」
『雅紀!』
思い切り抱き着いてくる雅紀に
私も精一杯の力で抱きしめる。
「すごいよ!やっぱり俺のランカはすごいよ!」
『雅紀だって、自慢の彼氏だよ!』
みんなが見るコートのど真ん中で
私たちは二度目のキスをした。…軽くね。
こうして、全国大会の試合は史上初の男女ともに全勝、そして優勝を果たし、私たちは”バスケ部の最強カップル”として知れ渡った。
「ねえ、ランカ?」
『ん?』
「俺たち、ずーっと一緒に人生楽しんでこうね!」
『なにそれ、プロポーズ?笑』
「…かもね!!」
私は今日も、これからも
この幸せ溢れんばかりの笑顔と生きていく。
END.
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