バスケ部の同級生
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毎日の練習の中。
お互い部活一筋だったけど、それに付随してくるのは恋愛。
練習をいつも見学していた女の子がいた。
『相葉ちゃん相葉ちゃん』
「ん?なにー?」
『あの子、また見に来てるよ』
「んんん?あ、ほんとだね!バスケ好きなのかな?」
『え~、そいうことじゃないでしょ。』
相葉ちゃん、気づいてないのかな。
自分が案外モテるってこと。
「バスケ好きなら入部すればいいのにね!」
『だから、そういうことじゃ…』
「あの~、桜庭さん。」
『え?』
休憩中、相葉ちゃんと談笑していたら声をかけられた。
「ちょっと、いい…?」
それは、あの時一緒に試合をした、マネージャーの岡野くん。
『ちょっと行ってくるね』
「うーい…」
相葉ちゃんに手を振り、
こっちこっちと手招きする岡野くんへついていった。
『…岡野くん?話って?』
「えっと…あの僕…桜庭さんが好き!です…」
『…え?』
「僕と、その…付き合ってくれませんか?」
バッとお辞儀をされ、急な告白に動揺する。
実は私、告白したことはあるものの、されるのは初めて…
『いや、えっと…』
嬉しい。けど、岡野くんのことは友達として好きなんだよね…。
「…実はね…今、相葉くんも告白されてると思うんだ。」
『…相葉ちゃん?』
「うん…僕の友達の女の子、今日も練習見に来てたんだけど
告白したいからって…」
『そう、なんだ』
やっぱりね、だからそういう事って言ったじゃん。
「僕も…桜庭さんのこと好きだから…二人で告白しようってなって…」
『…可愛いことするんだね、岡野くんたち。』
きっと、あの子も可愛い子なんだろうな。
相葉ちゃん、告白、どうすうんだろう…
今、自分も同じ立場にいるのに、相葉ちゃんの事を考えてる。
「…桜庭さん?」
『あ、えっと』
「ランカ~、こんなとこで何してんの~?」
『え…大野さん?』
体育館裏に現れたのは、下書きの画用紙を抱えた大野さん。
「下書き終わって、バスケ部が休憩入ったから帰ろうと思ったんだけどね、ランカが見えたから」
「…大野さん?」
きょとんとする岡野くんに大野さんのことを説明する。
『あ、えっと、こちらは大野さんで、中学の時の…』
「簡単に言うと彼氏かな~」
「…え?彼氏さん、ですか?」
『…んん?!』
そんな事実あったっけ?!
そりゃあ、中学の時は好きだったけど、付き合ったっけ?!
「あの、すいません!僕、彼氏さんいるなんて知らなくて…」
『いや、あの』
「いいよいいよ~しょうがないから許してやろう!」
「ほんとごめんなさい!…桜庭さん、これからも友達として仲良くしてほしいな…」
『も、もちろんだよ!』
「じゃ、じゃあ僕先に戻るね!」
顔を赤くしながら走っていく岡野くん。
『…大野さん…?』
「…いやあ、彼にはすごく悪いことをしちゃったなあ」
へにゃっと笑う大野さん。
『しちゃったなあ、じゃないですよ!どういうことですか?!』
「あはは、そんな怒んないでよ。こんなんでもしなきゃ、告白断れなかったっしょ?」
『…』
確かに。
岡野くんはとってもいい子だし、そういう好きじゃなくても
もしかしたらOKを出してしまっていたかもしれない。
『けど、わざわざあんな嘘…』
「おいらも嘘なんて普段つかないんだから、とっさに出ちゃったのよ。」
『まあいいです。ちょっとでも大野さんの彼女になれましたし!』
「なんじゃそりゃ笑」
ちょっと好きだった人にこんな嘘ついてもらえたんだから
結果オーライにしよう。
「ランカはさ、好きな人いるでしょ?」
『なんですか急に~』
「ん~?顔見てりゃわかんよ。告白されたとき、だれの事考えてたの?」
『…えと…』
相葉ちゃん…
「行かないといけないんじゃない?俺はもう行くけど」
へらっと笑いながら、自分の荷物を持って歩き出す大野さん。
『あの!大野さん!ありがとうございます!』
後姿を向けたまま片手をあげる大野さんを見送って
急いで体育館へ戻った。
お互い部活一筋だったけど、それに付随してくるのは恋愛。
練習をいつも見学していた女の子がいた。
『相葉ちゃん相葉ちゃん』
「ん?なにー?」
『あの子、また見に来てるよ』
「んんん?あ、ほんとだね!バスケ好きなのかな?」
『え~、そいうことじゃないでしょ。』
相葉ちゃん、気づいてないのかな。
自分が案外モテるってこと。
「バスケ好きなら入部すればいいのにね!」
『だから、そういうことじゃ…』
「あの~、桜庭さん。」
『え?』
休憩中、相葉ちゃんと談笑していたら声をかけられた。
「ちょっと、いい…?」
それは、あの時一緒に試合をした、マネージャーの岡野くん。
『ちょっと行ってくるね』
「うーい…」
相葉ちゃんに手を振り、
こっちこっちと手招きする岡野くんへついていった。
『…岡野くん?話って?』
「えっと…あの僕…桜庭さんが好き!です…」
『…え?』
「僕と、その…付き合ってくれませんか?」
バッとお辞儀をされ、急な告白に動揺する。
実は私、告白したことはあるものの、されるのは初めて…
『いや、えっと…』
嬉しい。けど、岡野くんのことは友達として好きなんだよね…。
「…実はね…今、相葉くんも告白されてると思うんだ。」
『…相葉ちゃん?』
「うん…僕の友達の女の子、今日も練習見に来てたんだけど
告白したいからって…」
『そう、なんだ』
やっぱりね、だからそういう事って言ったじゃん。
「僕も…桜庭さんのこと好きだから…二人で告白しようってなって…」
『…可愛いことするんだね、岡野くんたち。』
きっと、あの子も可愛い子なんだろうな。
相葉ちゃん、告白、どうすうんだろう…
今、自分も同じ立場にいるのに、相葉ちゃんの事を考えてる。
「…桜庭さん?」
『あ、えっと』
「ランカ~、こんなとこで何してんの~?」
『え…大野さん?』
体育館裏に現れたのは、下書きの画用紙を抱えた大野さん。
「下書き終わって、バスケ部が休憩入ったから帰ろうと思ったんだけどね、ランカが見えたから」
「…大野さん?」
きょとんとする岡野くんに大野さんのことを説明する。
『あ、えっと、こちらは大野さんで、中学の時の…』
「簡単に言うと彼氏かな~」
「…え?彼氏さん、ですか?」
『…んん?!』
そんな事実あったっけ?!
そりゃあ、中学の時は好きだったけど、付き合ったっけ?!
「あの、すいません!僕、彼氏さんいるなんて知らなくて…」
『いや、あの』
「いいよいいよ~しょうがないから許してやろう!」
「ほんとごめんなさい!…桜庭さん、これからも友達として仲良くしてほしいな…」
『も、もちろんだよ!』
「じゃ、じゃあ僕先に戻るね!」
顔を赤くしながら走っていく岡野くん。
『…大野さん…?』
「…いやあ、彼にはすごく悪いことをしちゃったなあ」
へにゃっと笑う大野さん。
『しちゃったなあ、じゃないですよ!どういうことですか?!』
「あはは、そんな怒んないでよ。こんなんでもしなきゃ、告白断れなかったっしょ?」
『…』
確かに。
岡野くんはとってもいい子だし、そういう好きじゃなくても
もしかしたらOKを出してしまっていたかもしれない。
『けど、わざわざあんな嘘…』
「おいらも嘘なんて普段つかないんだから、とっさに出ちゃったのよ。」
『まあいいです。ちょっとでも大野さんの彼女になれましたし!』
「なんじゃそりゃ笑」
ちょっと好きだった人にこんな嘘ついてもらえたんだから
結果オーライにしよう。
「ランカはさ、好きな人いるでしょ?」
『なんですか急に~』
「ん~?顔見てりゃわかんよ。告白されたとき、だれの事考えてたの?」
『…えと…』
相葉ちゃん…
「行かないといけないんじゃない?俺はもう行くけど」
へらっと笑いながら、自分の荷物を持って歩き出す大野さん。
『あの!大野さん!ありがとうございます!』
後姿を向けたまま片手をあげる大野さんを見送って
急いで体育館へ戻った。