バスケ部の同級生
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いつも通り、私と相葉ちゃんはバスケ部の練習へ向かう。
その途中、大きな画用紙を持った美術部の先輩とばったり会う。
『あれ?…大野さん!?』
「ん~?あ、ランカじゃん」
大野さんは中学の時の美術部の先輩。
同じ高校だったのは知ってたけど、私はバスケ部に入ったし、
なかなか会う機会もなかった。
「んっと~…?」
隣で大野さんをじっと見る相葉ちゃん。
『あ、えっとね、中学の時の美術部の大野智さん!』
「ども~」
「どうも!」
軽く挨拶を交わす二人は、なんだか組み合わさると
マイナスイオンが出そうな雰囲気。
「あ~、君が相葉くんだな~?
ランカを美術部から引っ張っただろ~」
「はい!!…え?引っ張った?」
『あ、いや違います違います。私からバスケ部に入るって言ったんですよ』
「な~んだ、そうか。でもランカが入部するっててっきり思ってたから、おいら寂しかったー。」
『んふふ、ごめんなさい』
実は、中学の時ちょっとだけ好きだった大野さん。
その時のことを思い出して、少しきゅんとする。
「あの~、そういえばなんで美術部が体育館に?」
割って入るように相葉ちゃんが聞く。
「んあ、今度バスケ部全国大会の予選あんでしょ?
その応援席で使う大きい旗、美術部がつくんだよ。」
『それでモデル観察と原寸大の下書きですか?』
「ご名答~」
大きな画用紙を抱えながら、んじゃ。とだけ言い残して
先に体育館へ向かう大野さん。
「…ね~」
『なに?』
つんつん、と腕をつつく相葉ちゃん。
「大野先輩とさー?仲いいのー?」
『そう、だね?』
「やっぱりー?そんな感じに見えた!」
ちょっとやきもち?なんて思ったけど
いつも通りの明るい相葉ちゃんに戻る。
『ふふっ、なんでそんなこと聞くの?』
「なんででしょう!」
あひゃひゃ、と独特な笑い方をしながら
練習着の入った袋を振り回す。
「おいてくぞ~~~!」
そして、急に走り出す。
『あ、ちょっと待ってよ!』
相葉ちゃんの後を追いかける。
相葉ちゃんの走る姿って、本当にかっこいいんだよね。
普段はちょっとおバカな感じなのに。
そんなことを思いながら、体育館まで二人で走る。
途中、先を歩いていた大野さんを見つける。
「先輩!勝負っすね!」
相葉さんは大野さんに急に声をかける。
「うお…びっくりした…おいら走れないぞ~」
「じゃなくて!」
「…?」
「俺負けないっすからね!」
「…お~う?」
にこっと笑って相葉ちゃんは大野さんを追い越していく。
『大野さん!お先です!』
私も大野さんを追い抜かす。
「んふふ、お~う」
私たちにひらひらと手を振る大野さん。
「青春だなあ~」
そんな大野さんの声が聞こえたような、聞こえないような。
体育館について、練習着に着替える。
男女それぞれ分かれて、来月の全国大会の予選に向けて練習する。
私と相葉ちゃんは、あの時の試合以来、一目置かれている状況で。
一年生で出場するのは私たち二人のみ。
強豪校として初。
いろんなプレッシャーに押されながらも
私たちは猛練習した。
その途中、大きな画用紙を持った美術部の先輩とばったり会う。
『あれ?…大野さん!?』
「ん~?あ、ランカじゃん」
大野さんは中学の時の美術部の先輩。
同じ高校だったのは知ってたけど、私はバスケ部に入ったし、
なかなか会う機会もなかった。
「んっと~…?」
隣で大野さんをじっと見る相葉ちゃん。
『あ、えっとね、中学の時の美術部の大野智さん!』
「ども~」
「どうも!」
軽く挨拶を交わす二人は、なんだか組み合わさると
マイナスイオンが出そうな雰囲気。
「あ~、君が相葉くんだな~?
ランカを美術部から引っ張っただろ~」
「はい!!…え?引っ張った?」
『あ、いや違います違います。私からバスケ部に入るって言ったんですよ』
「な~んだ、そうか。でもランカが入部するっててっきり思ってたから、おいら寂しかったー。」
『んふふ、ごめんなさい』
実は、中学の時ちょっとだけ好きだった大野さん。
その時のことを思い出して、少しきゅんとする。
「あの~、そういえばなんで美術部が体育館に?」
割って入るように相葉ちゃんが聞く。
「んあ、今度バスケ部全国大会の予選あんでしょ?
その応援席で使う大きい旗、美術部がつくんだよ。」
『それでモデル観察と原寸大の下書きですか?』
「ご名答~」
大きな画用紙を抱えながら、んじゃ。とだけ言い残して
先に体育館へ向かう大野さん。
「…ね~」
『なに?』
つんつん、と腕をつつく相葉ちゃん。
「大野先輩とさー?仲いいのー?」
『そう、だね?』
「やっぱりー?そんな感じに見えた!」
ちょっとやきもち?なんて思ったけど
いつも通りの明るい相葉ちゃんに戻る。
『ふふっ、なんでそんなこと聞くの?』
「なんででしょう!」
あひゃひゃ、と独特な笑い方をしながら
練習着の入った袋を振り回す。
「おいてくぞ~~~!」
そして、急に走り出す。
『あ、ちょっと待ってよ!』
相葉ちゃんの後を追いかける。
相葉ちゃんの走る姿って、本当にかっこいいんだよね。
普段はちょっとおバカな感じなのに。
そんなことを思いながら、体育館まで二人で走る。
途中、先を歩いていた大野さんを見つける。
「先輩!勝負っすね!」
相葉さんは大野さんに急に声をかける。
「うお…びっくりした…おいら走れないぞ~」
「じゃなくて!」
「…?」
「俺負けないっすからね!」
「…お~う?」
にこっと笑って相葉ちゃんは大野さんを追い越していく。
『大野さん!お先です!』
私も大野さんを追い抜かす。
「んふふ、お~う」
私たちにひらひらと手を振る大野さん。
「青春だなあ~」
そんな大野さんの声が聞こえたような、聞こえないような。
体育館について、練習着に着替える。
男女それぞれ分かれて、来月の全国大会の予選に向けて練習する。
私と相葉ちゃんは、あの時の試合以来、一目置かれている状況で。
一年生で出場するのは私たち二人のみ。
強豪校として初。
いろんなプレッシャーに押されながらも
私たちは猛練習した。