生徒会長の先輩
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ぷっくりした櫻井さんの唇が
私の唇から静かに離れていく。
『あ…の…』
目が泳ぐ私を見て、はっとする櫻井さん。
「あっ…ごめん!俺何やってんだよ…マジごめん…くそ…」
本当に申し訳なさそうにする櫻井さんを見て
私も櫻井さんにキスをした。
「?!」
『…私、まだ言ってなかったのに…櫻井さんが順番…間違えたんですからね…?』
「え…」
『私、櫻井さんとずっと一緒にいたいです。
副会長とか、そんなんじゃなくて…』
もう自分の気持ちを伝えることに抵抗が無くなった私は、あふれ出るままに櫻井さんへの気持ちを伝える。
「ま、まてって!ダメ、ダメだっつーの!」
櫻井さんが、私の言葉を止める。
「俺に言わせろよ…ずりいって。」
ムッとする櫻井さんをよそに、私のいたずら心が揺れる。
『ふふっ…櫻井さん、私』
「あ、おい!」
『私、櫻井さんのことが好きです。
ずっと、一緒にいたいです。よかったら、私と付き合ってくれませんか?』
畳みかけるように、気持ちを伝えた。
「はあ…もう、言わせろって…」
『ヘタレだから、言ってくれないじゃないですか』
「ヘタレぇ!?誰がだよ!!」
ふざけんな、っていいながら
櫻井さんが私を抱きしめる。
「俺がほんとはこんなんでも、一緒にいてくれるってことでいいんだよな?」
『…こんな櫻井さんが好きなんです。』
はあ、と息を吐いてもっと強く抱きしめられる。
「…俺も、桜庭のこと、好き。
あ~~~、めっちゃ好き。」
やっと言ってくれたその言葉に、胸が高鳴る。
私からも強く抱きしめ返す。
櫻井さん、すっごくいい匂い。
「俺ね、本当は中学のころから、桜庭のこと気になってたんだよ。」
『…ええ?』
私から離れて、暗闇の教室の席に座る。
「松本と仲良かったじゃん?あいつからいろんな話聞いてさ、
桜庭は知らないだろうけど、休み時間とかちょくちょく見てた笑」
『…ストーカー??』
「ばーか。けどまあそう思われても仕方ねえけど笑」
『声、かけてくれればよかったのに…』
「俺がこんな性格じゃなかったら、とっくに声かけてるだろうな」
隣に座る私の手を握って、櫻井さんは言う。
「…でも、こんな俺じゃなかったら、今こうして桜庭と一緒にいれてないだろうなって思うと、このヘタレもわりいもんじゃねかも。」
『…私にしか、見せちゃだめですよ?それ』
他の子には、完璧で紳士な櫻井さん。
キャーキャー言われる櫻井さんもいいけど
私にしか見せない櫻井さんが好き。
「むしろ桜庭にしか見せらんねえよ笑」
そういうと、櫻井さんは私の手を握ったまま立ち上がり
「んじゃ…帰るか。」
『そうですね、真っ暗だ』
二人で手をつないで帰る。
こんな未来、だれも想像しなかっただろう。
特に、自分自身が。
あんなに苦手だった人が
今はこんなにも愛おしい。
『ふふっ』
嬉しくなって、腕に抱きつく。
「ちょっ…な、なんだよ、みんな見てるって…」
『…嫌ですか?』
「……はあ?嫌じゃねえし…」
赤面する櫻井さんを見れるのは、私だけ。
この人が、私の大好きな人。
END.
⇒after story
私の唇から静かに離れていく。
『あ…の…』
目が泳ぐ私を見て、はっとする櫻井さん。
「あっ…ごめん!俺何やってんだよ…マジごめん…くそ…」
本当に申し訳なさそうにする櫻井さんを見て
私も櫻井さんにキスをした。
「?!」
『…私、まだ言ってなかったのに…櫻井さんが順番…間違えたんですからね…?』
「え…」
『私、櫻井さんとずっと一緒にいたいです。
副会長とか、そんなんじゃなくて…』
もう自分の気持ちを伝えることに抵抗が無くなった私は、あふれ出るままに櫻井さんへの気持ちを伝える。
「ま、まてって!ダメ、ダメだっつーの!」
櫻井さんが、私の言葉を止める。
「俺に言わせろよ…ずりいって。」
ムッとする櫻井さんをよそに、私のいたずら心が揺れる。
『ふふっ…櫻井さん、私』
「あ、おい!」
『私、櫻井さんのことが好きです。
ずっと、一緒にいたいです。よかったら、私と付き合ってくれませんか?』
畳みかけるように、気持ちを伝えた。
「はあ…もう、言わせろって…」
『ヘタレだから、言ってくれないじゃないですか』
「ヘタレぇ!?誰がだよ!!」
ふざけんな、っていいながら
櫻井さんが私を抱きしめる。
「俺がほんとはこんなんでも、一緒にいてくれるってことでいいんだよな?」
『…こんな櫻井さんが好きなんです。』
はあ、と息を吐いてもっと強く抱きしめられる。
「…俺も、桜庭のこと、好き。
あ~~~、めっちゃ好き。」
やっと言ってくれたその言葉に、胸が高鳴る。
私からも強く抱きしめ返す。
櫻井さん、すっごくいい匂い。
「俺ね、本当は中学のころから、桜庭のこと気になってたんだよ。」
『…ええ?』
私から離れて、暗闇の教室の席に座る。
「松本と仲良かったじゃん?あいつからいろんな話聞いてさ、
桜庭は知らないだろうけど、休み時間とかちょくちょく見てた笑」
『…ストーカー??』
「ばーか。けどまあそう思われても仕方ねえけど笑」
『声、かけてくれればよかったのに…』
「俺がこんな性格じゃなかったら、とっくに声かけてるだろうな」
隣に座る私の手を握って、櫻井さんは言う。
「…でも、こんな俺じゃなかったら、今こうして桜庭と一緒にいれてないだろうなって思うと、このヘタレもわりいもんじゃねかも。」
『…私にしか、見せちゃだめですよ?それ』
他の子には、完璧で紳士な櫻井さん。
キャーキャー言われる櫻井さんもいいけど
私にしか見せない櫻井さんが好き。
「むしろ桜庭にしか見せらんねえよ笑」
そういうと、櫻井さんは私の手を握ったまま立ち上がり
「んじゃ…帰るか。」
『そうですね、真っ暗だ』
二人で手をつないで帰る。
こんな未来、だれも想像しなかっただろう。
特に、自分自身が。
あんなに苦手だった人が
今はこんなにも愛おしい。
『ふふっ』
嬉しくなって、腕に抱きつく。
「ちょっ…な、なんだよ、みんな見てるって…」
『…嫌ですか?』
「……はあ?嫌じゃねえし…」
赤面する櫻井さんを見れるのは、私だけ。
この人が、私の大好きな人。
END.
⇒after story