わんわん
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『キバー、今日も大好き』
「俺もだ、なまえ」
『…はぁ、いい匂い、しかもかっこいい』
「なんだよお前だってこんなに可愛いだろうが」
なまえは腕に絡まりキバは頬にキスを落とす
任務だと伝えに来れば何を見せられているというのか
公園のベンチでいちゃいちゃしている2人を見てちょっと引く
「……キバ、任務だ」
「なんだよシノー!邪魔しに来たのか?」
「邪魔などする気もない、俺は伝えに来ただけだ。」
『えー!任務行っちゃうの??』
「はぁ、仕方ねーな!!…すぐ帰るからいい子で待ってろよ」
『うんー…。』
戦闘が起こりえないような任務でも見送りに行く
『キバー!絶対にすぐに帰ってきてね…!』
「あぁ、お前に会いに絶対ぇ帰ってくる」
手を取り合って、まるで悲劇を見ているかのようだ
目をウルウルさせ2人の周りにはキラキラなエフェクトが見える
「そんな心配はない、なぜなら半日もかからず帰ってこれる任務だから」
「なまえちゃんたちに時間は関係ないみたい…」
ヒナタですら引くような馬鹿っぷりである
...
いわゆる幼馴染であるなまえとキバは家が近く
同い年ということもあり昔からしょっちゅう遊んでいた
犬が大好きななまえはキバの家に入り浸っていた
そのせいか犬塚家と修行をすることもあって
一族でも何でもないのになまえも鼻が利くようになってしまった
「どうせ嫁に貰うなら同じことだろう」と母のツメは
一緒に面倒を見てくれていたし、ハナのこともお姉ちゃんと慕っていた
おかげさまで犬塚一族には敵わないが
鼻を使って感知することもできるようになった
なまえも忍の家の出なのでそれなりに実力はあったが
成長するにつれどうしても男女の差は出てきてしまう
なんとなーーく意識し始めたころ、
「なまえとキバって付き合ってないの?」
とふいに、いのに聞かれた
『え?付き合う…????』
「え?」
少しの間が空く
「だーかーらー、彼氏彼女じゃないのかってことよ」
あの頃よりほんの少しだけ大人になったから
昔ほどべったりでもないが気が知れた仲なので
他の人間よりも遠慮はないし家族に近いような距離感だった
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