フラッシュバック
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
続いていく毎日を意味のない日々だと、
これは幸せを計った犠牲だ。
...
「キバ、そのネックレスは捨てなさい。」
「…っは…?」
なぜそんなことを言われなればならないのか
そしてそんなことは今の俺に出来るわけなかった
自分から離れたのに、まだ離れることが出来ない
「出来ないなら、私が捨ててあげるわ、よこしなさい」
「…やめてくれ、」
「離れたのはあなたよ。キバ、あなたはどうしたいの」
どうしたい…?
わかんねぇよそんなの
何を言っても俯いたままのキバにしびれを切らした紅
「知ってるかしら?なまえがいなくなったそうよ」
「…!!!」
俯いたままなのは変わらないが明らかに動揺している
「でもあなたには関係なかったかしら?」
「…クッ」
「クゥーン、クゥーン」
赤丸もなまえを心配しているようだ
関係ない?俺には関係ないのか?
またあの光景が頭によぎる
「クソ…!!!その話、本当なんだな?!」
「ええ、残念だけど本当よ。
ところでそのネックレスは捨てないのかしら?
私がもらってあげてもいいわよ」
「……一生やるかよ!!、行くぞ赤丸!」
「ゥワン!!!」
赤丸にまたがりどこの方角かもわからないまま飛び出していった
「ふぅ。」
「いなくなった、は大げさじゃないすか紅先生?」
「シカマルに、アスマ…」
「だって本当のことでしょう?」
「ネジたちが見つけてくれたみたいっすよ、森の中で」
「ほぉ、さすがだね。
ま、俺も大切なものは見つけだす自信はあるけどな」
「何のことかしら??」
「いやぁー、それは、その、な?!」
照れ照れしやがって
「(ったくめんどくせー、)」
...
「赤丸!どうだ!?」
なまえの家からスンスン、スンスンとゆっくりながらも進む
日が経ってしまっているので赤丸の鼻でも難しそうだ
任務に出てこないなまえを気にかけて綱手からも手が空いている忍はなまえを探すように言われていた
キョロキョロとあたりを見回して捜索している忍の中に
あの男がいた、
何としてでもアイツより先に見つけたい
「おい、キバじゃねーか!なんでお前がなまえの場所知らねーんだよ」
「うるさいっすよ!」
上忍たちから疑問を投げかけるがそれには答えられなかった
なまえが行きそうなところはすべて探した
赤丸の散歩道も、お気に入りの丘も、好物のスイーツの店まで
「どこにいやがんだ…!なまえ…」
自分から手放したというのに、いざ失えばより欲しくなる
人間とはなんて欲深いのだろうと頭の片隅で思案する
任務から戻って来たヒナタの元へネジがやってくる
「そろそろ戻られると思っていました。
なまえはナルトとサクラが見ています」
「ありがとう、ネジ兄さん!」
すぐさま教えてもらった森のほうへ向かう
途中にキバを見つけて声を掛けようか悩む
別れたと言っていたがなまえを探してる様子だ
なまえの気持ちがわかない限り連れていくべきがどうか…
(……ごめん、キバ君っ…!)
とにかく森からは出るべきだ、何か食べねば、と
ナルトとサクラはなまえを連れ出していた
誰にも顔を見られたくないなまえはナルトの上着を借りて
頭からかぶっていた
そこに「なまえ!」と見慣れない男が近寄ってくる
なまえを探していたようだ
「…」
「にーちゃん誰だってばよ?」
「僕は、っ」
「ナルトくん…っ!」
直後にヒナタも合流する
さらに、ヒナタを見つけて追いかけてきたキバがやってくる
「なまえ!!!」
顔は見えなくてもサクラが心配そうに肩を支えているから分かった
すぐ目の前にあの男もいた
また、またアイツよりなまえへの想いが足りないのか…
『!!』
懐かしい声に反応する
「キ、キバ…!」
「お前なまえに何してんだってばよー!」
サクラはなまえをかばうように少し後ろに下げる
今すぐに抱き着きたい
他の男のものを身にまとい、他の男に心配されるのは見たくなかった
だが、自分のしてしまったことは取り返しがつかないと
自覚して、足は動かなった
少しだけ顔を上げるなまえ
『…キバ…、』
サクラの背中から少し歩みを進める
キバも赤丸から降りて少しずつ近づいていく
「なまえ、悪い、俺…」
なまえはキバの目の前まで近寄る
周りのサクラたちも漂う緊張感の中、静かに見守っている
ざぁっと、風が葉を撫でる音だけが聞こえていた
キバからなまえの顔は見えない
『…何しに来たの』
涙をこらえる声がキバの心を締め付ける
「お前を、なまえを取り戻したくて、…」
『好きじゃないって、言った…』
どんどんと声が震えていく
「傷つけて、悪かった。忘れて欲しくて、そう言ったんだ。」
『…』
「…」
「…本当に悪かった、俺はお前が大好きだ、」
タッ!とキバの胸へ飛び込む
受け止めるよう慌てて腕を伸ばす
「い"っ…!」
突然、首元に衝撃が走りなんだと目線を下にやるとなまえが
犬のように首に嚙みついた
それでも飛び込んできた愛しの彼女を抱きしめる
甘えるように肩にもたれてくるなまえの顔が見たくて無理やりにでも顔を上げさせる
「こんなに腫らしちまって…。」
目元を優しくさすって舐めてやる
ナルトの上着が掛けられているのが気に入らなくて
ペッと取り上げて投げ捨てる
すぐさま自分のライダースをかぶせてやる
「ああー!俺の服!!」
ガルガルとナルトを威嚇するキバ
「よ、よかったね。」
「殺し合いでも始まるかと思ったわ」
「けっ、まぁこれで一件落着だってばよ。
…ところでにーちゃんは誰だってばよ?」
この男に取られまいと真剣な顔つきで、
でも犬のように歯を食いしばり威嚇をする
「僕か?僕はなまえの兄貴だ」
「えー!なまえにお兄ちゃんがいたなんて!」
「ゲァ!?」
驚きすぎて変な声が上がる
「お前、先輩って言ってなかったか?」
『兄は忍として先輩だから』
(なんつー紛らわしいことしてくれてんだ!)
「キバ君、君が強いのは良く知っている
だけど女の子をこんなになるまで傷つけるのはいただけないな」
上忍ってことは先生たちまではいかなくてもそれ相応の
実力の持ち主ってことだよな
冷や汗がたどるが殴られる覚悟はできた
「すみませんでした!!!
俺が馬鹿なせいでなまえを悲しませてしまって!
で、でも一生離しません!!!一生守り抜いて見せます!」
『…』
ぎゅぅうと力を込めて彼の想いに答える
力強く告白をしているその口元に見える牙にキスをする
...
「まったく世話が焼ける野郎どもだぜ」
散歩でもしてから空を見上げようと見晴らしのいい丘に行くと
先約がいた
丸まった赤丸のお腹になまえとキバがくっついて眠っている
シカマルに気付いた赤丸は動くことは出来ないが
嬉しそうにフンーと鼻を鳴らしてまた眠りについた
2人にはキラキラと輝くネックレスとピアスが見えた
【微かに残る愛、辿れば】
4/4ページ