子守唄
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「あとはアイツだけじゃん」
なまえとレグルは空を飛び続けて
頭の様子を伺っているようだ
「大事な忍たちを失ってしまった
砂の誇りにかけて叩きのめす、
行け、我愛羅」
「……流砂瀑流!!」
『わぁっ、すごい!砂漠の上の我愛羅の技
なんてほぼ無限だね』
「大した少年ですね」
なんとか砂隠れの里は守られた
後始末に忍たちはまだ駆り出されているみたいだ
「我愛羅さん…」
3人の忍がこちらに近づいてくる
面識があまりないようで微妙な空気が流れる
「…?なんだ。」
「俺たちを守ってくれて…その、ありがとうございました!」
「!」
守鶴を見て怯えていたが我愛羅本人は
皆を守るために闘っていたと理解したようだ
変わらないと思っていたものは小さなきっかけで
大きく変わることもある
「…当然のことをしたまでだ」
『よかったね、』
数日間で里は日常を取り戻した
もう一度我愛羅を眠らせてあげよう
また我愛羅たちの家へ向かい、寝支度をする
「もう任せていいだろう、行くぞカンクロウ」
「お、おう!」
「なまえも無理しなくていい、寝たい時に寝てくれ」
『うん、わかったよ』
「(そうは言ってもなまえさまは寝ないだろう)」
『いくよ、『微睡忍法!』『〜〜〜♪』
苦しそうになれば別の歌で抑え込む
安心して眠って欲しいから、と限界まで頑張るなまえ
毎日術をかけるわけにもいかないので、
チャクラが切れそうな時や疲労が溜まった時に
眠らせてあげているのだった
...
「なまえ…」
『どうしたの我愛羅くん?』
「守鶴を抑えてくれる感覚、覚えてきている」
『すごいね!いつかコントロールできるようになっちゃうかもしれないね。
他里には人柱力を自分のものにしてる人もいるみたい』
世の中には想像を絶する力を持つものがいる
救いも絶望も力次第だ
『その力、自分のものにできるかどうかは我愛羅くん次第だよ』
「俺、次第…」
「なまえ!噂を聞きつけてきている奴がいる、今日は外へ出るな」
『えーー、!』
「この前のことだけじゃなくて前々から噂はあったじゃん?俺だって知ってたぐらいだ」
『なぜ知られているのだ?』
「砂での闘いではないとすると、最近術を発動したのは木の葉の方々を守る時か、…三尾を眠らせた時では?」
『あのでかい湖のところねっ』
転々としているから捕まってないが、
砂に滞在していることがバレてしまっては
狙われやすくなる上、里にも迷惑がかかる
『仕方ない、一度木の葉へ戻って、
星隠れに帰るか…』
「……。」
「準備をいたしましょう」
迷惑はかけられないと、なまえたちは里を出ていく話を進めている
だが我愛羅はなまえから離れ難いようだった
「行ってしまう前に、話がしたい」
『…あの場所で待ってて』
「私は離れたところから護衛します。
何かあればすぐに合図してくださいね」
『わかったよ、ありがとう』
レグルはなまえが狙われないよう
離れたくなかったが我愛羅の雰囲気を見て
少しの間なら、と引き下がった