子守唄
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「で、砂隠れに来た本題だ」
翌日、お昼を過ぎたころカカシが本題に触れる
極秘なので里の外れ、人がいないところまで移動してきた
「早く聞かせろじゃん」
「…なぜなまえを我愛羅に?」
「…。」
カカシはなまえの力について話した
ナルトは実際に力を受けたが副作用もなくピンピンしている
そこで我愛羅の助けになれるのではないかと連れてきた
「お、おい我愛羅、前に話した噂のやつじゃん!??
まさかこんなすぐに会えるとはな…」
「…。」
『でも困っていないように見えるぞ?』
「どうなんだ、我愛羅」
ナルトが真剣な目つきになる
いつもならテマリやカンクロウが代わりに話してしまうところを
今回は何かのきっかけになるかもしれないと黙っていた
「…普段は、なんともない、」
「ただ…」
『ただ???』
「戦闘中に抑えが利かない瞬間があったり、眠りにつくと、
この力が俺を乗っ取ろうとして意識が離れていく」
「それは眠れていない、ということで?」
「あぁ、何年もな」
『かわいそうに、ぜひ力になってやりたいが…』
現実問題、なまえが一生我愛羅にひっついて行動するわけにはいかない
なまえはレグルとひそひそ相談をする
『砂の方たち、問題なければしばらく滞在させてもらいたい』
「こちらは大丈夫だと思うが」
「…綱手のばーちゃん、きっとブチギレだってばよ」
「ははっ、とりあえず報告書に書いて送ってみるよ」
自分の為に周りが動いてくれていることに心がくすぐったくなる
...
「それじゃ、この子たちをよろしく頼みます」
「またな!我愛羅!なんかあったらすぐに言うってばよ!」
木の葉の人たちは里に帰っていった
木の葉も砂も長期滞在の許可はもらったが私たちも
いずれは一度、木の葉に帰らなければならない約束だ
それまでに我愛羅の助けになりたい
『眠れないのであれば、まずは就寝時の様子を、見せてもらうしか、
ない…と思うんだけど…』
言いながらそんな気まずいこと誰だって嫌だろうと思う
「なまえさま!いけません、お年頃のあなたが
殿方の部屋に行くなど!」
『私より相手の心配してやりなさい、向こうだって嫌でしょう』
「…そちらが構わないのであれば構わない」
どうせ眠ることはない、と付け足して家に案内してもらう
この日はテマリさんが夕飯を振舞ってくれた
『人の料理って温かくていいな~レグル』
「そうですね、たまには故郷にも顔を出しましょうね」
『そういえば眠れないと言っていたが忍術で
眠らせてやるのは良いのか?』
「…あんたたちを信用してないわけじゃないが、」
「それはやっぱ心配になんじゃん?」
『そうだよね?お部屋の外にいてもらう?』
「そんなに人がいては忍術とはいえ眠りにつきにくいのでは…?」
レグルもうんうんと考える
あくまでプライバシーは守ってあげたいと思う
「ひとまず今日は部屋の扉を少し開けて
なまえと過ごすだけでいいだろう」
「何かあればすぐに駆け付けるじゃん」
「それで、構わない」
「レグル殿はどうするのだ?」
「私めはなまえさまのおそばについております」
『寝てていいのにー』