子守唄
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『〜〜♪』
少女は歌を唄いながら山道を歩く
木の葉の里までもう少しだ
『どんなところかな〜木の葉の里って』
「忍が強くて大きい里だそうです、きっと素敵なところでしょう」
付き添いには男がついていた
『おおぉー!でっかい門だな!』
「どちら様で?」
門番に声をかけられる
「私たちは星隠れの里のものでございます。
他国の文化や忍の在り方を学ぶ為、渡り歩いております」
『ます。』
額当てを見せて証明する
我が里ながらシンプルな額当てのデザインが可愛い
「火影様に許可はとられておりますか?」
「いえ、旅をしているものですからそういったことは」
「でしたら申請書と身体検査を行いますのでこちらへ」
別の場所で里に入るための手続きを行う
もちろん問題になるものはないので滞在を許可してもらった
『すごいね、木の葉って!厳重だ!』
「はい、さすが火影様のおられる里だ」
「なんでだってばよー!俺ってばもっとすごい任務受けたいってばよー!」
「それはまだ先、まずは強くなってからだ」
元気な金髪の男の子と片目しか見えないお兄さんが目の前を通り過ぎていく
『……。』
「なにか感じられましたか?」
『ん、少しねっ』
忍に関することは里の上層部を通さねばならない
私たちのような小さな里では基本的な忍術も他里に比べれば少ない
私を含め忍を目指す者は里の外で学び、持ち帰るしかないのだ
だが忍術というのは原則門外不出のもの、
直接教えてもらうことは出来ない
修行や訓練と称して忍たちと対戦するしか他ない
その交渉をしに火影様の元へ向かう
ここの長は女性だ、しかも若い
『どうか修行の見学や私たちと試合をさせていただくことは出来ないでしょうか』
「星隠れねぇ…」
ガタンッ
「…?」
『?』
「なんだナルト!ノックぐらいせんか」
「んんー??」
ナルトと呼ばれる金髪の少年はジッとこちらを見つめてくる
「あー!!思い出したってばよ!
それはスマルんとこの額当てだってばよ!」
『おお、きみ、スマルを知っているのか!』
「あの時は大変だったなぁ」
『苦労を掛けたみたいですみません』
「ねーちゃんが謝ることないってばよ!」
「それで、綱手のばーちゃん!どうしたんだってばよ?」
『(ばーちゃん???)』
交渉の末、任務に同行させてもらえることとなった
本来であれば合同任務として里の長同士で話をまとめるところだが
小国の私たちには長という長はいないのだ
むしろ決定権は私にあるといっても過言ではないのだけれど
『その節は星隠れを救っていただいてありがとうございます』
「いいってばよ!ねーちゃん、名前はなんて言うんだ?」
『なまえと申します』
『こちらは付き添いをしてくれているレグルです』
「よろしくお願いいたします。」
「レグルのにーちゃんもよろしくだってばよ!」
「こいつも一緒に星隠れに行ったんだぜ、な、ネジ」
「…あぁ、よろしく。」
『その目は、日向一族の方かしら?』
「そうだ」
「私は春野サクラです、よろしく!」
「話はそれまでにして、今日はここで野宿にしよう」
監督役のカカシという男が足を止める
任務の内容は大したことがないようだが
あまり交流の無い国の近くに行かなければならないため、
警戒レベルと戦闘レベルが高い隊にしたそうだ
『カカシ先生、』
「キミまで先生って呼ぶの」
少し驚いた顔をして微笑む
『警戒しなくても大丈夫ですよ、と言っても無理な話かもしれませんが。』
「そうしたいのは山々なんだけどね、まだキミたちのことわからいなから」
ごもっともである
どうしたら仲良くなれるだろうか
「よかったのですか綱手様?」
「万が一何かあれば助けにはなるだろう、あのなまえという女、
只者ではなさそうだ」