子守唄
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あの日夢見た場所へ
.,.
力は強大であればあるほど救いと一緒に
絶望も引き連れてくる
自分は兵器でしかないと思っていた
他者を殺すことが価値だと思っていた
信じられるのは自分だけだと、
守鶴に身を委ね木の葉を潰そうとしたあの日、
兵器ではなく俺に本気でぶつかってきた男がいた
同じ痛みをもち、分かり合える者だった
あの日から自分の生き方や他者のことまでも考えるようになった
しかし簡単に人は変われないし周りも変わらない
信頼を築いていくことがいかに大変なことか
みなが当たり前にやっていることが
自分にとっては大きな壁であった
そして人ならぬ者をコントロールすることは
心身に相当な負担がかかる
今でも抑えることは叶わず眠れない日が続いている
「我愛羅、今いいか」
「…なんだ」
「この前他国に出向いた時、人柱力をコントロールできる者がいるという噂を聞いたじゃん
そいつならお前をなんとか出来るんじゃねえかと思ってな」
「……。」
兄のことも兄弟だと思ったことはなかった
だがこちらから歩み寄ってみれば
大切に思われていたことを知った
「あくまで噂だから存在してるかどうかもわからねぇ、どこにいるかもわかんねぇから今すぐどうにか出来るわけじゃねぇけどよ、一応、な」
「ここにいたのかカンクロウ、探したぞ。
傀儡隊が待っているそうだ早く行ってやれ」
「おう、サンキュー、テマリ
じゃまたな、我愛羅」
「…なにか話していたのか?」
「…なんでもない」
「そうか、また修行に出るなら気を付けるんだぞ」
「…。」
いまだにありがとうの一言だって言えない
木の葉崩しの一件から砂隠れの里も
木の葉との同盟を強く結び出した
唯一の友、ナルトの噂も聞くことがある
向こうでも力を抑えるのに苦労しているみたいだ
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