ひとめぼれ
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「あ、あんた本気で言ってんの?」
『本気も本気よ、目が覚めるまでここにいるわ』
「ガイ先生が戻ってくるまでは私もここにいるけど…」
テンテンには一目惚れしたことを話した
だけど仲間がこんなにやられてしまって、
テンテンやネジくんは穏やかではない
そんな中に私が急に現れたら疑問だろう
それでも何日も何日もリーくんの元へ行った
私は本戦に出場予定だったから修行の合間になってしまったけど
時間がある限り病院へ出向いた
予選でサスケくんの身にもなにかあったらしく、少しの間入院していた
同期のみんなも任務の合間に代わる代わるお見舞いに来ていた
「なまえ、休めてるの?サスケくんもリーさんにもつきっきりで」
『サクラ、それはあんたも一緒でしょ』
「こらー!なにぬけがけしてんのよこのデコデコー!!」
「なによイノブター!!」
…サスケに平穏はこなさそうだな、2人に任せてリー君のところへ行こう
そんなことを繰り返している中サスケは退院し、はやくもカカシ先生と修行をしにどこかへ行ってしまったようだ
そしてなまえは今日も今日とてお見舞に来ていた
『!!』
ある日リーくんの目が覚めた
すぐに病院の先生を呼んでガイ先生やテンテンたちの元へ走った
「ガイ先生…、テンテン…! と、あ、あなたは…?」
「リー、この子がつきっきりで見てくれていたのよ」
『リーくん!あなたの美しい闘いに、あなたの美しい生き様に惚れました!!!一生ついて行きます!!』
「な、なにごとですか…!?」
「なまえ、あんたねぇ…」
「なぁぁあにぃぃい!!?リーよ!!お前いつからこんなお嬢さんと知り合っていたんだ!?」
「も、申し訳ありません!僕はあなたを存しておらず…」
『構いません!私のひとめぼれなのです!』
「そんなことより、とにかく体を休めないといけないわ」
『(そんなこと…)』
ガイ先生がリーくんに現状を伝える
今は立ち上がることも難しいリーの体
なまえは変わらず修行の合間にリハビリやお手伝いをしに来ていた
『リーくん、お水飲める!?』
『リーくん、歩くなら手伝うよ!掴まって!』
「…お前まだいたのか」
『ネジさん!一生います!ここに!』
「す、好きにしろ…」
「なにめんどくせーことやってんだよ」
「なまえは、リーが本当に好きなんだねぇ」
『あー!!チョウジ君、病室にポテチこぼすなー!!
リーくんのお靴が汚れたらどーすんだー!』
「ご、ごめんよ」
「お前はどんだけリーにくっついてりゃ気が済むんだよ!?」
『一生だって言ってんだろこの将棋野郎!』
「誰が将棋野郎だ誰が!!」
「まぁまぁシカマル!」
いつ誰がお見合いに来てもなまえがリーと一緒にいた
「なまえちゃん、いったいいつ修行してんだってばよ…」
「…」
リーは甲斐甲斐しく自分についているなまえに
安心感と申し訳なさを感じていた
そしていよいよ本戦の日
こんな日でもなまえはギリギリまでそばにいてくれた
「なまえさん!こんなところにいる場合ではないです!
僕も応援に行きたいのは山々ですが…」
「そうよ、私たちもそろそろ行くわよ」
『待ってサクラ!リーくん、私がいたくているんだから気にしないで!
でもそろそろ行くね、頑張ってくる!』
「頑張ってください!!」
『う、うおー!ガチ頑張るぞー!』
「まったく…、急ぐわよ」
病室に一人でいると考え込んでしまう
みんながお見舞いに来てくれることの有難みを知る
特になまえは、本戦も残るほどの強さだというのに
時間を作って面倒を見てくれていた
今頃どんな試合が行われているかと考えていると
なんだか外が騒々しい
痛むからだを無理やり起こして外を見る、
何人か屋根を伝う影が見える
何かあったのだろうか…
本戦が始まってからだいぶ時間がたったころ、
なまえが息を切らして扉を開いた
『ハァハァ、よかった…ここは無事だった…』
倒れこむようにベッド横の椅子に座り込む
「大丈夫ですか!?いったい何があったのです!?」
『実は…』
「そんな大変なことになっていたなんて…
こんな時に役に立てないなんて、僕は、僕は…」
『リーくん、私がついています!私が支えます
どんな状況でも諦めないあなたが好きなのです!』
「なまえさん…」
「うむ、よく言ったぞ!
リーよ!お前には仲間がついている!
仲間を信じて待つことも時には大切なのだ!」
急に扉が開きガイ、ネジ、テンテン、キバがやってくる
抱き合って泣く師弟を見つめる
『す、素敵…!!』
「テンテン、お前友達は選んだほうがいいぞ…」
「ぐっ…。」
「なんなんだぁ?この状況はよぉ」
「キャンキャン!」
『おー!赤丸ちゃん!そしてキバくん』
「俺がついでかよ!?」
こっちはこっちでヒナタの救出に向かい
今は違う部屋で療養中だそうだ
試験は中止、緊急事態に忍が招集されそれぞれに役割が振られる
私は残党退治や民の避難を手伝う
気が付けば両親含め一族も増援にきていた
『お父さま!お母さま!』
「里のピンチに見えたのでな、木の葉を守るぞ!」
「「『おおおーう!!』」」
ガイ、カカシ、日向一族も各所で戦闘を始めていた