やくそく
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「我愛羅様、今日もなまえさんと?」
「うん!なまえといると楽しいんだ」
「それはよかった、お気をつけて」
「行ってきます!」
『今日は何して遊ぼう??』
「…そうだ!うちにこない?」
『があらくんのおうち!?いってみたい!』
「夜叉丸もすごい忍者なんだっ今日はお休みだからおうちにいるはず!」
『わぁ!忍者のお話も聞きたいな!』
「それでうちに…」
「いーい?夜叉丸?」
「えぇ、もちろん、さぁなまえさん上がってください」
『おじゃましまーす!』
お茶を出してやると2人ともお行儀良く
座り、こちらを見つめていた
「ふふっ我愛羅様には何度かお話したことありますね、まず忍というのは…」
「わかりましたか?」
『うーん、むずかしいねぇー!でもママとパパみたいになるにはいっぱい勉強もしなきゃ』
「夜叉丸ありがとう」
気がつくと日も暮れていた
いつもならお別れの時間だ
「なまえちゃん、お夕飯一緒に食べよう?」
我愛羅はなまえと離れたくないようで
引き留めていた
なまえもそれは同じようだ
『えっ!いいの!私もがあらくんとまだあそびたいなー!』
「…やれやれ」
お世話が2倍になった夜叉丸は嫌な顔せず
ごはんもおふろも済ませてあげたのだった
『わぁ!があらくんのおふとんおっきい!
ふかふかー!』
「早く寝るんですよ」
『「はぁい」』
初めてのおとまりに2人でうきうき
いつも眠る時間をすぎてもおしゃべりをしていた
なまえが眠くなりうとうとすると、
どちらともなく手を繋いで眠った
「……」
ねむっちゃいけない、ねむっちゃいけない
普段とは違う温かさに眠気が襲う
「う"ぅ"……う"ぁぁあ"」
苦しそうな声が聞こえて意識が浮上する
となりで寝ているはずのがあらくんが
汗と涙で苦しそうだ
何が起きたのか分からなかった
だけど、悲しそうで苦しそうで何かを抑えているかのよう
私はがあらくんをぎゅっと強く抱きしめた
はっと完全に目を覚ました我愛羅
呼吸がうまくいかず咳き込む
抱き着いているなまえを見て焦り出す
「ご、ごめんね、」
『私は大丈夫だよ?があらくんは?』
「大丈夫だよ…」
『いつもねむれないの??』
「うん…」
『その時はまた私が抱きしめてあげるっ!』
があらくんには不思議な力があるんだって
でも小さい私たちにはまだ何もわからなくて、
何もできなくて、
でもやくそくしたの、苦しい時は抱きしめてあげるって!
我愛羅となまえは相変わらず2人で過ごした
一緒に寝ることも増えていった
その度になまえも眠らず抱きしめて、
我愛羅を落ち着かせていた
...
「あいつ、また女と遊んでるぜ」
「泣かせてやろうぜ」
我愛羅が楽しそうにしていることを
気に入らない上級生たちが向かってきた
前までは泣いてるだけだった
たけど、自分が傷つくことよりもつらいのは
変わることを諦めて大切な人を守れないこと
立ち上がって睨みつける
同時に砂も周囲を囲む
驚いた上級生たちは逃げていく
気がつくとなまえが手を握ってくれていた
夜叉丸以外に信用できる人はいなかった
だけどなまえのことは信じられる、守りたいと思った
初めて立ち向かえたこの日のことは心にいつまでも残っている
大事なものがあるからもっと強くなれるって