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甘くて甘くて
...
カチャカチャ…カチャ
静かな部屋に傀儡をメンテナンスする音だけが聞こえる
大好きなカンクロウがメンテナンスをするのを
なまえはナマケモノのように背中から抱き着いてぎゅうとしている
風影様の為に、いつでも外に出られるよう隈取を施している
カッコよすぎる!!
でも今は後ろから抱き着いているから顔は見えない
付き合う前はいわゆるスッピンを見たことがなかった
お付き合いが進めば大人の関係になることは自然な流れである
しぬほど緊張したのと素顔が見られることを
楽しみにしていたのを鮮明に覚えている
程よい肉付きのがっちりめの肉体、
あどけない顔が本当に可愛くて可愛くて
初めて見たときの衝撃はすごかった愛おしさが増したのはもちろん、
記憶を消してもう一度あの感動を味わいたいくらいだ
だけど、自分が恥ずかしすぎて
あまり体を重ねるということしていない
くっついているとその時のことを思い出していた
もう一回素顔が見たいな。
そしてそろそろ私との時間に目を向けてほしい
カンクロウの立場を考えたらわがままは言えないから
ああしてほしい、こうしてほしいという事はしなかった
でも今は!どうしても!あの可愛い素顔が見たい!
見せてと言ってもめんどくさがって見せてくれないだろう
んん…
『カンクロウ~』
「…なんだ?」 カタカタカチャカチャ
『一緒にお風呂入ろー』
ガタタ!バチ!
「ああー!」
『なに!?』
「手元が狂っちまったじゃん」
「いや、そんなことより」
『ん?』
「今なんつったんだ…」
『一緒にお風呂入ろう…って』
なんだ?なんで急にそんなことを言い出すのか
何度か(物理的に)愛し合ったことはあるが
なまえは恥ずかしがって片手で数えられるほどだ
無理はさせたくないと我慢していた
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