巳樓記

愚言😸

2025/10/06 23:40
一筋の光すら入らぬ、堅牢の中に居る。目を開けているのか瞑っているのか分からない。ただの漆黒ばかりが私の目に入ってくる。
助けなど、どうして来るだろうか。己の愚行が故にかの牢に閉じ込められているのに、助けを求めるなどひどく厚かましい。

何も持っていない。そのことを自覚すべきだった。いや、自覚はしていた。ただ、否定したかった。受け入れるのが怖かった。
何も持っていないなら、才能がないならば、努力をしなければいけないのは至極当然のことである。そんな簡単なこと、頭では痛いほど分かっているのに、怠惰に襲われ、努力なんてものを放棄してきた。
「努力できるのも才能である。」そうとでも言っておこうか。いや、これ程までに愚劣極まりない言い訳はないか。

己の愚かさには嫌気が刺す。何故いつもやらない言い訳ばかり考えるのか。環境にだけ問題があるかのように考えるのか。そうやって自分に都合のいいようにばかり解釈しているから、結局自身の成長が見込まれないと、心ではわかっているのに、どうして改善できないのか。

これはしょうもない高いプライドが生み出した弱さによるものである。
これは自分を否定することを否定したがる。自分を守ることしか頭にないのだ。単に、傷つくのが嫌なのだ。
大した才能も無いのに、ひどく馬鹿らしい自尊心(笑)が心に居座っているのだ。ただ大きいだけで何の役にも立たぬ。寧ろ邪魔ばかりしている。さっさと捨ててしまいたい。

こんな薄汚れた気持ちの檻からは早々に解放されたいと思う。暗いことばかり言って、鬱々とした雰囲気に気持ちよくなっていても仕方がないのである。
それを、今度は自覚しなければならない。

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