鶴「この子は私の子、キョーコだ。短い間だがよろしく頼む。」

兵舎に鶴見中尉と一緒に来て女性を自分の子だと紹介する鶴見中尉…

『いや、私達全然似てないだろ。私が養女ってちゃんと説明してくださいよ…』

皆がポカーンとし静かな部屋に耐えきれなくなったキョーコがはぁとため息をする。

鶴「おや？養女でも私の子ではないか。ここにいる皆私は家族だと思っている！血なんて関係ないのだよキョーコくん！」

なぜか自信満々で話す鶴見中尉。
その言葉に感動してうっとりと見つめてる鯉登と宇佐見…

はぁ……と軽い返事をするキョーコにマトモな子なんだな…と安心する月島。


だが第一印象だけ良かったんだな…と月島は後々後悔する……

鯉登と勝手に出て街へ行ったり…
二階堂兄弟と悪さして兵舎を壊したりつまみ食いしたり…

お転婆…いやそんな可愛い言葉で終われない…と月島が思うレベルだった。


「……誰だこいつ」

月「鶴見中尉の養女だ。」

ある任務から戻ってきた尾形は見慣れないキョーコがいて驚く

「…養女？」

月「任務に行ってすぐキョーコさんが来たんだ。いつまでいるかわからんが失礼のないようにな。」

『』

月島と尾形の会話中

キョーコは二階堂達と食べてたお菓子の手を止め2人をガン見していた…

洋「どーした？菓子食べないのかキョーコ？」

浩「なにをそんなジッと見てるんだキョーコ？」

キョーコの目の前で手をふる洋平にキョーコは邪魔。とガシッと手を掴む…

『かっこいい…なにあの色気MAX男……っ』

「「えっ」」



『おーがーたーさーん！』

『今日はどこに行くんですかー？』

『天気いいですねー。ちょっと遊びに行きません？』

『あ、あれ？尾形さん？尾形さーーん！！！』

とあれから…なにかとキョーコは尾形にべったりだ
興味なく無視してる尾形によく何日もくっついてるなぁ…と月島は感心する。


『いやー…今日はなんと！ちょーーと嫌な顔してたんですけど、、尾形さんが私と目を合わせてくれたんですよー！』

デレデレと自慢話をするキョーコに
尾形に悪友を取られ全然遊んでくれなくなったキョーコにムスッと拗ねてる二階堂兄弟…

それに気づかないキョーコに余計イライラする2人…

洋「ちょっと、、じゃないでしょそれ絶対嫌な顔でしょ」

『いや！あれはちょっとだね！いつもより目が可愛かったもん』

浩「か、可愛い…？てか目合ったて…会話した事あるわけ？」

『いや、ないわ』

「「ないんかい」」

『会話なんて…っ尾形さんと話できるなんて！私…興奮しちゃう！！！』

ドンドンと机を叩き悶絶するキョーコにドン引く２人。

浩「てか…なんであいつなの？話しても嫌味しか言わないじゃんあいつ」

洋「あ、浩平！そんな事聞いちゃダ」

『え？聞いてくれるのっ？？』

駄目！と言う言葉を遮るようにキラキラと目を輝かすキョーコ…

なにも知らない浩平はえ？とびっくりしているが
あちゃーと頭悩ます洋平が逃げようと立ち上がるも
キョーコに袖を掴まれ戻される…

『最初はやっぱり……一目惚れなんだけどね！！尾形さんの色気がすごいっていうか…たまらないんですよ！皆嫌だって言ってますけど、あの目でじっと見られるってだけで私はーーー……』

浩「キョーコに聞いた事あるの洋平…」

洋「今日何時に終わるんだろ…日落ちるの覚悟しとけよ浩平…」

浩「…え」

『ちょっと！！聞いてるのふたりとも！？』

「「ごめんなさーいっ」」