短編
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バン!!
『ーーっ』
容赦ない平手打ちをくらう
男の平手打ちはパンとかパシンとか可愛い音なんて鳴らないらしい。
口の中が一気に血の味がし気持ち悪くて床に吐き出したい気持ちを我慢して唾ごと飲み込んだ
「んで……なんでわかってくれないんだ?」
なぜ平手打ちした尾形さんが
ワナワナと震え怒り狂う顔をして私を見るのか全く理解できない。
でも……そこまでの怒りなのだろう。拳で殴られなくてよかったと今思った。
口の端が切れてないか指先で確認しながら口を開く
『なんでって……尾形さんは私にどうしてほしいんですか?私、意味もわからなく殴られてるんですけど』
「男の連絡するなって前言ったよな?なんで連絡してんだよ??」
『……この人は仕事の上司です。明日行くお得意様の資料の事で連絡してくれたんだと思います。』
勝手に尾形さんが私の携帯を見ていた時に
上司からの連絡…
それに激怒した尾形さんに平手打ちがきてから
連絡相手の名前を見せられ
やっと私も理解した。
あぁタイミングが悪かったんだな。と
『内容見てもいいですよ。あと上司からの連絡も尾形さんと付き合ってからは初めての連絡です。』
「そんなんで信じると思ってるのか?」
『………。』
確かに人間不振な尾形さんが私の言葉だけで信じるとは思えない。困ったな……
と言うかよくそんな人が私と付き合っているな……
なんて納得し考えてしまい黙る私をじっと見下ろす尾形さん。
『わかりましたよ。』
ハァとため息をしてから尾形さんから私の携帯を奪う。
その行動に顔を歪めるも無視。そのまや尾形さんに画面を見せながら
登録してる上司を削除。
ついでに連絡も見ずに削除。
「………。」
『会社の上司でも部下でも男との連絡は駄目って事ですね…すみません。』
心の広い上司だが…迷惑かけないよう明日朝早く会社行って一応資料確認しよう…
朝早く行くって行ってたもんな……
などと考えていたら私の頭に尾形さんの手がのる
『…まだなにか?』
「………………悪い」
これはきっと…
私が悪い。のではなく俺が悪かった。と言いたいんだろうな……
優しく撫でる手に
さっきまでギラギラしていた目ではなく落ち着いてる目。
と言うか私と目を合わせてくれなくなっている。
申し訳ないって思ってくれているのだろうか?
可愛い所もあるんですね尾形さん…
『別にいいですよ。仕事終わってるのに持ち込むなって話ですよね』
「違う。お前が悪い。」
『………。』
このクソ野郎……
おっと口が悪くなった。
俺は絶対悪くない。と自信満々。
連絡先も消した私を見て満足したのか
ソファへと移動しゆったりと寛ぐ尾形さん
『あ、、あぁ……そうですね。私が悪かったですね……』
とりあえず機嫌が直って良かったよ。
容赦ない平手打ちくらったけど
口の中切れたけど
上司の連絡先消したけど
明日早く家を出ないと行けなくなったけど
それでも尾形さんを怒ったり別れたりできない私は
相当尾形さんに惚れているんだろうな。
私が全部悪い。なんて思わないけど
尾形さんが不安になるなら私はその不安要素を消す事に悩む事はしないもの。
どんどん友達が減っても
どんどん行動範囲が狭くなっても…
私は尾形さんの言いなりになるんだろうな。
『ーーっ』
容赦ない平手打ちをくらう
男の平手打ちはパンとかパシンとか可愛い音なんて鳴らないらしい。
口の中が一気に血の味がし気持ち悪くて床に吐き出したい気持ちを我慢して唾ごと飲み込んだ
「んで……なんでわかってくれないんだ?」
なぜ平手打ちした尾形さんが
ワナワナと震え怒り狂う顔をして私を見るのか全く理解できない。
でも……そこまでの怒りなのだろう。拳で殴られなくてよかったと今思った。
口の端が切れてないか指先で確認しながら口を開く
『なんでって……尾形さんは私にどうしてほしいんですか?私、意味もわからなく殴られてるんですけど』
「男の連絡するなって前言ったよな?なんで連絡してんだよ??」
『……この人は仕事の上司です。明日行くお得意様の資料の事で連絡してくれたんだと思います。』
勝手に尾形さんが私の携帯を見ていた時に
上司からの連絡…
それに激怒した尾形さんに平手打ちがきてから
連絡相手の名前を見せられ
やっと私も理解した。
あぁタイミングが悪かったんだな。と
『内容見てもいいですよ。あと上司からの連絡も尾形さんと付き合ってからは初めての連絡です。』
「そんなんで信じると思ってるのか?」
『………。』
確かに人間不振な尾形さんが私の言葉だけで信じるとは思えない。困ったな……
と言うかよくそんな人が私と付き合っているな……
なんて納得し考えてしまい黙る私をじっと見下ろす尾形さん。
『わかりましたよ。』
ハァとため息をしてから尾形さんから私の携帯を奪う。
その行動に顔を歪めるも無視。そのまや尾形さんに画面を見せながら
登録してる上司を削除。
ついでに連絡も見ずに削除。
「………。」
『会社の上司でも部下でも男との連絡は駄目って事ですね…すみません。』
心の広い上司だが…迷惑かけないよう明日朝早く会社行って一応資料確認しよう…
朝早く行くって行ってたもんな……
などと考えていたら私の頭に尾形さんの手がのる
『…まだなにか?』
「………………悪い」
これはきっと…
私が悪い。のではなく俺が悪かった。と言いたいんだろうな……
優しく撫でる手に
さっきまでギラギラしていた目ではなく落ち着いてる目。
と言うか私と目を合わせてくれなくなっている。
申し訳ないって思ってくれているのだろうか?
可愛い所もあるんですね尾形さん…
『別にいいですよ。仕事終わってるのに持ち込むなって話ですよね』
「違う。お前が悪い。」
『………。』
このクソ野郎……
おっと口が悪くなった。
俺は絶対悪くない。と自信満々。
連絡先も消した私を見て満足したのか
ソファへと移動しゆったりと寛ぐ尾形さん
『あ、、あぁ……そうですね。私が悪かったですね……』
とりあえず機嫌が直って良かったよ。
容赦ない平手打ちくらったけど
口の中切れたけど
上司の連絡先消したけど
明日早く家を出ないと行けなくなったけど
それでも尾形さんを怒ったり別れたりできない私は
相当尾形さんに惚れているんだろうな。
私が全部悪い。なんて思わないけど
尾形さんが不安になるなら私はその不安要素を消す事に悩む事はしないもの。
どんどん友達が減っても
どんどん行動範囲が狭くなっても…
私は尾形さんの言いなりになるんだろうな。