短編
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勇作お兄様が忘れ物をしてしまったので私が渡しに行く事になってしまった…
女中に渡された荷物を持ち
はぁとため息をしながら向かう
忙しそうにしていた女中の頼み事とはいえ…やっぱり断ればよかった…
早く勇作お兄様に渡してすぐ帰ろう
そう強く決め歩き進めると
目の前に人が通り過ぎた
『………え?お父様!?』
その人を見たのは一瞬だったし間違っていたら恥ずかしい事なのに
思わずその人の袖をつかんでいた
「………どちら様ですか」
歩きの邪魔をされ少し嫌な顔をしてキョーコを見る尾形。
止まってちゃんと顔を見ると…
お父様じゃなかったがやっぱり似ているとついマジマジと見てしまうキョーコ
『あ、、えっと……』
勇「あれ?キョーコちゃん?」
失礼な事をした…とどう謝ろうかと悩み困っていると後ろからの声に
ビクリと震え尾形の袖を掴んだまま振り向くと勇作の姿
『勇作お兄様…』
勇「忘れ物届けに来てくれたのキョーコだったんだ。ありがとう!兄様、こちら妹のキョーコです。兄様がお父様に似てるから思わず掴んでしまったんですね」
キョーコから荷物を受け取ってから尾形にさくっとキョーコを紹介する勇作。
さぁ離しなさい。と言っているかのようにキョーコの腕を掴み離させる
『あ、ごめんなさい!失礼な事を…』
「……いえ。お構いなく」
勇「兄様!そろそろ時間なので行きましょう!キョーコ本当にありがとう。帰ったら……ね」
勇作のいつもの優しい顔に優しい声。
だが怒っていると確信したキョーコは思わず震え冷や汗がでる。
帰ったら。その言葉に動揺して言葉が出なく無言になってしまうも
気にせず尾形と勇作はキョーコから離れた
「キョーコ。」
夜
部屋にいるとガチャリとドアが開く
皆からは品行方正と言われている勇作だが
今キョーコを見る目は恐ろしいほど鋭く機嫌が悪いのがわかるほどの声でキョーコを呼んだ
「久しぶりにキョーコに会ったのに…まさか兄様に…キョーコ自ら触ってる所を見るなんてね」
『ご、ごめんなさい…お父様に似ていてびっくりして思わず…』
「言い訳は聞きたくないよ。キョーコが男に触ったのは事実だろう?」
『んぐ……ふ、、んん……ぅ』
勇作の手がキョーコの口を塞ぐ
眉目秀麗 成績優秀 品行方正な勇作だが
キョーコの前では全然違った。
気に食わない事があると暴言や暴力をふるのだ
だからか
キョーコは勇作を嫌い、避けるようになっていた
「キョーコが知らない男に触ってるなんて想像しただけで殺意が湧くよ。触れたのが兄様でよかったね」
『…………っ』
「でも次から気をつけて?殺しちゃうかも」
ニコリと笑い空いた片手でキョーコの首を握る勇作。
グッと力を入れるとビクリと震えポロポロと泣き苦しそうにもがくキョーコを見て
支配したようか感覚になりゾクゾクと震え上がる
「スー…はぁ……早くキョーコとひとつになりたいよ…もう少ししたら戦争に行かなきゃいけないからね…必ず帰ってくるからね?」
少し首の力を弱めると手と口の隙間で必死に空気を取り込もうとするキョーコ
今キョーコの命は自由にできているの…と思うとうっとりと見下ろした
最前線の騎手
死ぬ確率はとても高いが死ぬ気なんてさらさらない。
いつ帰れるのかわからないし
もしかしたらお母様がキョーコを嫁に出すかもしれない…
そんな不安にかられるもお父様との約束をあっさり破る訳にもいかない…
1回騎手になればお父様も満足してくれるだろう。
それまでにキョーコを男性恐怖症にしてしまえば
いくらお母様が用意したお見合いも失敗になるだろう
なんて悪い考えをしてしまう勇作はフフと笑った
女中に渡された荷物を持ち
はぁとため息をしながら向かう
忙しそうにしていた女中の頼み事とはいえ…やっぱり断ればよかった…
早く勇作お兄様に渡してすぐ帰ろう
そう強く決め歩き進めると
目の前に人が通り過ぎた
『………え?お父様!?』
その人を見たのは一瞬だったし間違っていたら恥ずかしい事なのに
思わずその人の袖をつかんでいた
「………どちら様ですか」
歩きの邪魔をされ少し嫌な顔をしてキョーコを見る尾形。
止まってちゃんと顔を見ると…
お父様じゃなかったがやっぱり似ているとついマジマジと見てしまうキョーコ
『あ、、えっと……』
勇「あれ?キョーコちゃん?」
失礼な事をした…とどう謝ろうかと悩み困っていると後ろからの声に
ビクリと震え尾形の袖を掴んだまま振り向くと勇作の姿
『勇作お兄様…』
勇「忘れ物届けに来てくれたのキョーコだったんだ。ありがとう!兄様、こちら妹のキョーコです。兄様がお父様に似てるから思わず掴んでしまったんですね」
キョーコから荷物を受け取ってから尾形にさくっとキョーコを紹介する勇作。
さぁ離しなさい。と言っているかのようにキョーコの腕を掴み離させる
『あ、ごめんなさい!失礼な事を…』
「……いえ。お構いなく」
勇「兄様!そろそろ時間なので行きましょう!キョーコ本当にありがとう。帰ったら……ね」
勇作のいつもの優しい顔に優しい声。
だが怒っていると確信したキョーコは思わず震え冷や汗がでる。
帰ったら。その言葉に動揺して言葉が出なく無言になってしまうも
気にせず尾形と勇作はキョーコから離れた
「キョーコ。」
夜
部屋にいるとガチャリとドアが開く
皆からは品行方正と言われている勇作だが
今キョーコを見る目は恐ろしいほど鋭く機嫌が悪いのがわかるほどの声でキョーコを呼んだ
「久しぶりにキョーコに会ったのに…まさか兄様に…キョーコ自ら触ってる所を見るなんてね」
『ご、ごめんなさい…お父様に似ていてびっくりして思わず…』
「言い訳は聞きたくないよ。キョーコが男に触ったのは事実だろう?」
『んぐ……ふ、、んん……ぅ』
勇作の手がキョーコの口を塞ぐ
眉目秀麗 成績優秀 品行方正な勇作だが
キョーコの前では全然違った。
気に食わない事があると暴言や暴力をふるのだ
だからか
キョーコは勇作を嫌い、避けるようになっていた
「キョーコが知らない男に触ってるなんて想像しただけで殺意が湧くよ。触れたのが兄様でよかったね」
『…………っ』
「でも次から気をつけて?殺しちゃうかも」
ニコリと笑い空いた片手でキョーコの首を握る勇作。
グッと力を入れるとビクリと震えポロポロと泣き苦しそうにもがくキョーコを見て
支配したようか感覚になりゾクゾクと震え上がる
「スー…はぁ……早くキョーコとひとつになりたいよ…もう少ししたら戦争に行かなきゃいけないからね…必ず帰ってくるからね?」
少し首の力を弱めると手と口の隙間で必死に空気を取り込もうとするキョーコ
今キョーコの命は自由にできているの…と思うとうっとりと見下ろした
最前線の騎手
死ぬ確率はとても高いが死ぬ気なんてさらさらない。
いつ帰れるのかわからないし
もしかしたらお母様がキョーコを嫁に出すかもしれない…
そんな不安にかられるもお父様との約束をあっさり破る訳にもいかない…
1回騎手になればお父様も満足してくれるだろう。
それまでにキョーコを男性恐怖症にしてしまえば
いくらお母様が用意したお見合いも失敗になるだろう
なんて悪い考えをしてしまう勇作はフフと笑った