短編
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『ーーっ!!!』
午前1時
いつもの悪夢のせいで
私は息を荒くし汗もびっしょりとかき
ガバっと勢いよく飛び起きる…
その悪夢とは
10代最後
私は強姦にあったときの事が夢にでてくるのだ
車の中へに無理やり引っ張られ犯された
犯人の顔は全く覚えていないが
真っ黒い目でじっと見られたあの目は未だに夢に出てくるほど私の記憶に残ってる。
そして気絶する直前その男に耳元で
必ず迎えに行くからな。
と言われたのも……
幸い男性恐怖症にはならなかった
最初は男が怖くて避けていたが
次第に男友達にも慣れ彼氏もできた。
でも常に男でも女でも誰かと一緒にいないと不安に襲われるようになり
あいつはめんどくさい。メンヘラだ。
と言われるようになってしまった。
皆はそんな私を嫌な顔で…嫌な目で見るようになり
孤立になった私は1人で寝ると毎回悪夢を見る
不安でどうしようもないとき
夜中でもいいから電話していいぞ。と言ってくれた優しい今の彼に申し訳ない気持ちになりながらも恐怖に耐えきれず震えた手で携帯を持つ
『……もしもし?』
「どーした?また嫌な夢でも見たのか?」
『……うん』
「1時か…家に行ってやろうか?」
『ううん…大丈夫。もう遅いし…それに尾形さんの声聞いてたらちょっと安心してきた。尾形さんの声は落ち着くね…』
「ハハッ可愛い事言うじゃねーか……なぁ、やっぱり同棲……するか」
『え……でも今仕事忙しいって』
「やっと木曜ぐらいから落ち着くんだ。それに電話で声が聞けるがやはり直接顔見て話しないと心配でな。」
『あ、りがと……』
「キョーコが良いのなら、試しに金曜から何日間か家に泊まって少しづつ同棲に慣れていけばいい」
心配してくれて他愛もない会話に付き合ってくれる尾形さんは1人じゃなにもできない私を本当に甘えさせてくれる…
優しい言葉をいっぱいくれる尾形さんに不安な気持ちが消えていき
睡魔が襲ってくる
安心していつの間にか寝てしまっていた
約束の金曜日
何日か泊まるための衣類を準備し尾形さんの家
これからは悪夢を見なくてもいいんだという気持ち
大好きな尾形さんと一緒にいれるという気持ち
嬉しくて心が踊る
久しぶりの尾形さんの家でご飯を食べ
リビングで寛いでいると
尾形さんに後ろから抱きしめられた
『ーっ』
手に汗がかきビクリと身体が震える
理由はわからないが自分の身体が尾形さんに恐怖を感じるときがたまにあるのだ
「おっと……怖かったか?」
『あ、ちょっとね……尾形さんの事大好きなのに不思議だよ』
「前の……トラウマか?」
バクバク心臓がうるさい…
震えた事に気づいた尾形さんはすぐに謝ってくれるが離してはくれない。
落ち着かせるように少し深い呼吸をしてから尾形さんに寄りかかる
トラウマ…きっと強姦された事を言ってるのだと思う。
『んー…どうなんだろーね?男性恐怖症にならなくてよかったとは思うよ。こうして尾形さんと付き合えたんだもん』
「…ならなかったのか」
『そりゃ最初は男が怖かったけどね。男友達も彼氏もできたからなぁ』
「……なんでならなかったんだ?」
『え?な、なんでって…男友達がメンタル面でも助けてくれたから…?』
「もっと強いトラウマ植え付けた方が良かったのか?」
『え?』
話が噛み合ってないような気がして振り向き尾形さんの顔を見る
尾形さんの顔を見てびっくりした。
いつもの優しい顔でこちらを見ているが
目は……あの怖い体験をしたときに見た
真っ黒い目だったから
目を見開き驚いた私の顔を見て気づいた尾形さんはニヤリと笑う
「聞こえたはずだ。必ず迎えに行くからな。って俺、言ったよな?」
『なんで……その言葉……っ』
「ハハッやっぱり俺の顔忘れてたか」
抱きしめている尾形さんの腕の力がぐっと強くなる。
震えが一層激しくなる
寒くないのにガチガチと歯が当たり音がなる
「初めてキョーコの身体に触れたときも震えてたよな?その時思ったよ。キョーコは俺の顔忘れてるけど身体は覚えてるって事……」
今まで聞いた事のない嬉しそうな声
後ろから耳元で話す声が脳内に響く
怖くて頭が真っ白になって黙る私を抱きしめたまま話続ける
「だから付き合って1年4ヶ月と16日…今日までヤらずにずっと我慢してたんだよ。お前が俺を信じてくれるまでな。でもやっと……はぁっ……やっと俺の物になってくれたんだな。キョーコ愛してる…っ」
今までない饒舌な尾形さん…
私の肩に顔を埋めスゥと匂いを嗅ぐ
興奮気味で落ち着こうとたまに吐息をはき
話続けるその言葉を聞いて
私は絶望へと堕ちていった
もう絶対離さない。愛してる愛してる愛してるアイシテル。
やっと手に入れた…家から一生出さないよ。これからはずっと一緒だ。
お前は俺の物なんだから
午前1時
いつもの悪夢のせいで
私は息を荒くし汗もびっしょりとかき
ガバっと勢いよく飛び起きる…
その悪夢とは
10代最後
私は強姦にあったときの事が夢にでてくるのだ
車の中へに無理やり引っ張られ犯された
犯人の顔は全く覚えていないが
真っ黒い目でじっと見られたあの目は未だに夢に出てくるほど私の記憶に残ってる。
そして気絶する直前その男に耳元で
必ず迎えに行くからな。
と言われたのも……
幸い男性恐怖症にはならなかった
最初は男が怖くて避けていたが
次第に男友達にも慣れ彼氏もできた。
でも常に男でも女でも誰かと一緒にいないと不安に襲われるようになり
あいつはめんどくさい。メンヘラだ。
と言われるようになってしまった。
皆はそんな私を嫌な顔で…嫌な目で見るようになり
孤立になった私は1人で寝ると毎回悪夢を見る
不安でどうしようもないとき
夜中でもいいから電話していいぞ。と言ってくれた優しい今の彼に申し訳ない気持ちになりながらも恐怖に耐えきれず震えた手で携帯を持つ
『……もしもし?』
「どーした?また嫌な夢でも見たのか?」
『……うん』
「1時か…家に行ってやろうか?」
『ううん…大丈夫。もう遅いし…それに尾形さんの声聞いてたらちょっと安心してきた。尾形さんの声は落ち着くね…』
「ハハッ可愛い事言うじゃねーか……なぁ、やっぱり同棲……するか」
『え……でも今仕事忙しいって』
「やっと木曜ぐらいから落ち着くんだ。それに電話で声が聞けるがやはり直接顔見て話しないと心配でな。」
『あ、りがと……』
「キョーコが良いのなら、試しに金曜から何日間か家に泊まって少しづつ同棲に慣れていけばいい」
心配してくれて他愛もない会話に付き合ってくれる尾形さんは1人じゃなにもできない私を本当に甘えさせてくれる…
優しい言葉をいっぱいくれる尾形さんに不安な気持ちが消えていき
睡魔が襲ってくる
安心していつの間にか寝てしまっていた
約束の金曜日
何日か泊まるための衣類を準備し尾形さんの家
これからは悪夢を見なくてもいいんだという気持ち
大好きな尾形さんと一緒にいれるという気持ち
嬉しくて心が踊る
久しぶりの尾形さんの家でご飯を食べ
リビングで寛いでいると
尾形さんに後ろから抱きしめられた
『ーっ』
手に汗がかきビクリと身体が震える
理由はわからないが自分の身体が尾形さんに恐怖を感じるときがたまにあるのだ
「おっと……怖かったか?」
『あ、ちょっとね……尾形さんの事大好きなのに不思議だよ』
「前の……トラウマか?」
バクバク心臓がうるさい…
震えた事に気づいた尾形さんはすぐに謝ってくれるが離してはくれない。
落ち着かせるように少し深い呼吸をしてから尾形さんに寄りかかる
トラウマ…きっと強姦された事を言ってるのだと思う。
『んー…どうなんだろーね?男性恐怖症にならなくてよかったとは思うよ。こうして尾形さんと付き合えたんだもん』
「…ならなかったのか」
『そりゃ最初は男が怖かったけどね。男友達も彼氏もできたからなぁ』
「……なんでならなかったんだ?」
『え?な、なんでって…男友達がメンタル面でも助けてくれたから…?』
「もっと強いトラウマ植え付けた方が良かったのか?」
『え?』
話が噛み合ってないような気がして振り向き尾形さんの顔を見る
尾形さんの顔を見てびっくりした。
いつもの優しい顔でこちらを見ているが
目は……あの怖い体験をしたときに見た
真っ黒い目だったから
目を見開き驚いた私の顔を見て気づいた尾形さんはニヤリと笑う
「聞こえたはずだ。必ず迎えに行くからな。って俺、言ったよな?」
『なんで……その言葉……っ』
「ハハッやっぱり俺の顔忘れてたか」
抱きしめている尾形さんの腕の力がぐっと強くなる。
震えが一層激しくなる
寒くないのにガチガチと歯が当たり音がなる
「初めてキョーコの身体に触れたときも震えてたよな?その時思ったよ。キョーコは俺の顔忘れてるけど身体は覚えてるって事……」
今まで聞いた事のない嬉しそうな声
後ろから耳元で話す声が脳内に響く
怖くて頭が真っ白になって黙る私を抱きしめたまま話続ける
「だから付き合って1年4ヶ月と16日…今日までヤらずにずっと我慢してたんだよ。お前が俺を信じてくれるまでな。でもやっと……はぁっ……やっと俺の物になってくれたんだな。キョーコ愛してる…っ」
今までない饒舌な尾形さん…
私の肩に顔を埋めスゥと匂いを嗅ぐ
興奮気味で落ち着こうとたまに吐息をはき
話続けるその言葉を聞いて
私は絶望へと堕ちていった
もう絶対離さない。愛してる愛してる愛してるアイシテル。
やっと手に入れた…家から一生出さないよ。これからはずっと一緒だ。
お前は俺の物なんだから