短編
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「ただいま。キョーコちゃん。」
日当たりのいい大きな窓の近に座りボーと外を見てると
宇佐美さんに呼ばれ振り向くが…
彼は怖いくらいにっこりと笑っていた。
あぁ…とても怒ってる…私はなにか悪いことでもしたのだろうか……
不安で冷や汗がでてくるキョーコは
落ち着こうと少し深く呼吸。
そんな事をしても落ち着く事はないが宇佐美に返事をする
『なに?宇佐美さん…』
「今日僕の忘れ物届けてくれてありがとうね。あれがなかったら鶴見中尉に怒られるところだったからさ」
『どういたしまして』
忘れ物…大事な書類を忘れて兵舎まで行ったのが悪かったのか
でも対応してくれた月島軍曹としか話してない…
それも宇佐見さんの忘れ物についての話だけ。
それ以外は話しかけるなオーラを発していたし月島軍曹もそれから話す事は全くなかった
どこが駄目だったのだろうか…
と考えていたが宇佐美が怒った理由がわからない。
本当に助かったよ。と感謝の言葉を述べる宇佐美だがとても機嫌が悪い…
「でも…玄関まででよかったよね?」
突然声が低くなりビクッと震える
怒ってる原因はそれか…
たしかに月島軍曹に案内され応接室まで入ってしまった
「キョーコちゃんが兵舎の中歩いたからゴミ共がキョーコちゃんの事、可愛いとか…綺麗とか…身の程知らずに…」
ギュゥ…とキョーコにも聞こえるほど拳を強く握りしめ
にっこりと笑う表情がどんどんと青筋がたち
悔しそうに唇を噛み怒り顔になっていく。
そんな事で怒られてもキョーコにはどうしようもできない話である。
『女が入るの…珍し「うるさいな。」』
突然、息をするのが難しくなる
宇佐美に首を締められたのだ。
「いくら優しい優しい月島軍曹に案内されたからって断る事できたよね?君は軍人じゃないのだからさ。」
『…。』
怒り任せに首を掴む腕にグッと力が入る宇佐美。
これは…とてもめんどくさい事になった。
いつも宇佐美さんの機嫌を気にしていたが、彼のいないときに月島さんに案内されそのまま中に入ったのがまずかった…
私が誰とも話さなければ大丈夫だなんて安易な考えをしてしまったから
「キョーコちゃんが可愛いのは当たり前。でもゴミ共の視界にキョーコちゃんが入るのが本当に嫌なの。本当にぶっ殺したくなるよ」
キョーコの首を少し締めたまま話し出す宇佐美。
言い訳なんてしたら
それこそ怒り狂ってなにを仕出かすかわからない事を知ってるキョーコは黙って宇佐美を見上げるしかなかった。
「あいつ等、全員…殺してやろうかな?職務違反だの適当な理由つけて……僕これでも上等兵だしね。」
歪んだ笑顔で物騒な事を言う宇佐美。
さすがに聞いていられなくなったキョーコは
重い口を開く
『宇佐美さん…』
「………なぁに?」
『ごめん…私が安易でした。』
「そうだね。」
『玄関前で待つより…中に入った方が宇佐美さんに早く会えると思っちゃって…誰とも話すつもりはなかったんだ。でもそれが宇佐見さんには迷惑かけちゃいましたね』
「キョーコ…大好きだよ」
よく…思ってない言葉がツラツラと出てくるなぁと自分で感心してしまう
でもそんな言葉が良かったらしい…
いつもの優しい笑顔に戻った宇佐美
やっと機嫌が良くなったようで
かぶりつくような強引なキスをされる
チュと音をたて顔が離れる宇佐美
「可愛くて頭の良いキョーコちゃんならわかってるだろうけど…外出できるからってゴミ共と仲良くなったり僕から逃げれるなんて考えてないよね?」
キョーコの頬を優しく撫でる宇佐美の手は耳へと移動し
グッと耳を引っ張る
『……っ』
「キョーコちゃんは僕の事よーくわかってるもんね。そんな事したら君もそのゴミ共も殺すって事」
「あ、でも安心してよ。死んでも君を離さないで愛してあげるからさ」
無邪気に笑う宇佐見に逃げる事なんて全く考えてないがゴクリと唾を飲むキョーコ。
それを見て宇佐美は満足気に笑った。
私は宇佐美さんの可愛い玩具。
壊れたくない玩具は
大事に扱ってもらえるように
主に媚びを売る。
日当たりのいい大きな窓の近に座りボーと外を見てると
宇佐美さんに呼ばれ振り向くが…
彼は怖いくらいにっこりと笑っていた。
あぁ…とても怒ってる…私はなにか悪いことでもしたのだろうか……
不安で冷や汗がでてくるキョーコは
落ち着こうと少し深く呼吸。
そんな事をしても落ち着く事はないが宇佐美に返事をする
『なに?宇佐美さん…』
「今日僕の忘れ物届けてくれてありがとうね。あれがなかったら鶴見中尉に怒られるところだったからさ」
『どういたしまして』
忘れ物…大事な書類を忘れて兵舎まで行ったのが悪かったのか
でも対応してくれた月島軍曹としか話してない…
それも宇佐見さんの忘れ物についての話だけ。
それ以外は話しかけるなオーラを発していたし月島軍曹もそれから話す事は全くなかった
どこが駄目だったのだろうか…
と考えていたが宇佐美が怒った理由がわからない。
本当に助かったよ。と感謝の言葉を述べる宇佐美だがとても機嫌が悪い…
「でも…玄関まででよかったよね?」
突然声が低くなりビクッと震える
怒ってる原因はそれか…
たしかに月島軍曹に案内され応接室まで入ってしまった
「キョーコちゃんが兵舎の中歩いたからゴミ共がキョーコちゃんの事、可愛いとか…綺麗とか…身の程知らずに…」
ギュゥ…とキョーコにも聞こえるほど拳を強く握りしめ
にっこりと笑う表情がどんどんと青筋がたち
悔しそうに唇を噛み怒り顔になっていく。
そんな事で怒られてもキョーコにはどうしようもできない話である。
『女が入るの…珍し「うるさいな。」』
突然、息をするのが難しくなる
宇佐美に首を締められたのだ。
「いくら優しい優しい月島軍曹に案内されたからって断る事できたよね?君は軍人じゃないのだからさ。」
『…。』
怒り任せに首を掴む腕にグッと力が入る宇佐美。
これは…とてもめんどくさい事になった。
いつも宇佐美さんの機嫌を気にしていたが、彼のいないときに月島さんに案内されそのまま中に入ったのがまずかった…
私が誰とも話さなければ大丈夫だなんて安易な考えをしてしまったから
「キョーコちゃんが可愛いのは当たり前。でもゴミ共の視界にキョーコちゃんが入るのが本当に嫌なの。本当にぶっ殺したくなるよ」
キョーコの首を少し締めたまま話し出す宇佐美。
言い訳なんてしたら
それこそ怒り狂ってなにを仕出かすかわからない事を知ってるキョーコは黙って宇佐美を見上げるしかなかった。
「あいつ等、全員…殺してやろうかな?職務違反だの適当な理由つけて……僕これでも上等兵だしね。」
歪んだ笑顔で物騒な事を言う宇佐美。
さすがに聞いていられなくなったキョーコは
重い口を開く
『宇佐美さん…』
「………なぁに?」
『ごめん…私が安易でした。』
「そうだね。」
『玄関前で待つより…中に入った方が宇佐美さんに早く会えると思っちゃって…誰とも話すつもりはなかったんだ。でもそれが宇佐見さんには迷惑かけちゃいましたね』
「キョーコ…大好きだよ」
よく…思ってない言葉がツラツラと出てくるなぁと自分で感心してしまう
でもそんな言葉が良かったらしい…
いつもの優しい笑顔に戻った宇佐美
やっと機嫌が良くなったようで
かぶりつくような強引なキスをされる
チュと音をたて顔が離れる宇佐美
「可愛くて頭の良いキョーコちゃんならわかってるだろうけど…外出できるからってゴミ共と仲良くなったり僕から逃げれるなんて考えてないよね?」
キョーコの頬を優しく撫でる宇佐美の手は耳へと移動し
グッと耳を引っ張る
『……っ』
「キョーコちゃんは僕の事よーくわかってるもんね。そんな事したら君もそのゴミ共も殺すって事」
「あ、でも安心してよ。死んでも君を離さないで愛してあげるからさ」
無邪気に笑う宇佐見に逃げる事なんて全く考えてないがゴクリと唾を飲むキョーコ。
それを見て宇佐美は満足気に笑った。
私は宇佐美さんの可愛い玩具。
壊れたくない玩具は
大事に扱ってもらえるように
主に媚びを売る。