短編
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家に帰ってる途中
尾形百之助という男に襲われ
トイレお風呂のある8畳くらいの窓のない部屋に
入れられた。
最初は嫌で嫌でその部屋から出たかったけど
ここがお前の家。
家族は俺だけ。
外は危険。
毎日毎日…ずっと同じ言葉を囁く尾形に
いつからかわからないけど彼の言葉を信じるようになってしまった。
ここが1番安全な場所。尾形さんだけが私を助けてくれる人と思うようになっていた。
ガチャンー
重たいドアの鍵が開く音と共に
やっと帰ってきた尾形さんの姿に思わず笑顔になる
「ただいま。キョーコ…遅くなってすまない。」
『おかえりなさい!』
ジャラジャラ
歩く度に足枷の鎖が鳴る。
部屋の中は自由に動ける長さではあるため
全然気にならない
もう逃げようなんて思ってないのにな
あ、でもちょっと音はうるさいかな?
グゥーー
「腹減ったよな。キョーコの好きなあんパン持って来たから飯前に食うか」
『え。やったぁ!食べる食べる!』
「ん。」
尾形さんの膝の上に座りあんパンを口移しでもらう。
食べ物も飲み物も尾形さんを通してじゃないと食べれない私の食事方法。
尾形さんの舌が私の口の中に入ってきて……食事どころじゃなくなる事もあるけど……
『んー美味しい!んね…もっと食べたい。ほしい』
「甘い物好きだもんな」
『尾形さんが作ってくれるご飯も好きだけどね!』
彼がいなくなったら私は生きてられないだろう。
尾形さんを通してご飯を食べたりお風呂にも1人では入れなくなった。
「……箸持ってくるの忘れてた」
『箸なんていらないじゃん…部屋から出なくていいじゃん……』
私を膝の上からおろし取りに行こうと部屋から出ようと立ち上がる尾形さんに腕を掴み拒む私…
いつの間にか尾形さんが私を求める。のではなく
私が尾形さんを求めるようになっていた。
「……飯食わなくていいのか?」
『あんパン食べたからいらない。尾形さんが離れる方が嫌ー』
「そうか。」
やっと部屋に戻ってきた尾形さん。
やっと私を見てくれてるのに
また離れるなんて考えられない……
腕を掴んだまま布団に座る私に尾形さんは笑ってるように見える。
ポンポンと優しい手で頭を撫でてくれる尾形さんは本当に好き
「なぁ……そろそろ足切ってもいいよな?」
『尾形さんの事お出迎えしたいから嫌。』
「両足もいらんだろ。片足だけでいいだろ?」
最近…私が歩くのが嫌で片足のアキレス腱?を切りたいらしく
腰にある銃剣をチラチラ見ながら私の足首を触る尾形さんは本気なのだろう。
『私が歩けなくなるのは別にいいけど…こうやって触ってくれる尾形さんの手の感触がわからなくなるのは嫌なの。』
大事に大事にしてくれる尾形さん。
でも尾形さんの最終目的は私を殺す事だもんね?
理由は好きだからってわかってるよ。
私がもう部屋から出ないと頭ではわかってても
ほかの人と話す事ももう絶対にないとわかってても
ふと過る不安。
それを解決するのが死。
死ねばそんな不安なんて一瞬で消えるもんね
「………はぁ。わかった。今は諦める…」
『もー諦めてよー』
諦めてってケタケタ笑うけど…大丈夫だよ。
もうちょっと…あと少しだけ
今というこの時間が大好きなの
ちょっとだけでいいから私のワガママを聞いてください。
満足したら切るなり
尾形さんの好きにしていいから……
でも死ぬときは
一緒に死のうね。
尾形百之助という男に襲われ
トイレお風呂のある8畳くらいの窓のない部屋に
入れられた。
最初は嫌で嫌でその部屋から出たかったけど
ここがお前の家。
家族は俺だけ。
外は危険。
毎日毎日…ずっと同じ言葉を囁く尾形に
いつからかわからないけど彼の言葉を信じるようになってしまった。
ここが1番安全な場所。尾形さんだけが私を助けてくれる人と思うようになっていた。
ガチャンー
重たいドアの鍵が開く音と共に
やっと帰ってきた尾形さんの姿に思わず笑顔になる
「ただいま。キョーコ…遅くなってすまない。」
『おかえりなさい!』
ジャラジャラ
歩く度に足枷の鎖が鳴る。
部屋の中は自由に動ける長さではあるため
全然気にならない
もう逃げようなんて思ってないのにな
あ、でもちょっと音はうるさいかな?
グゥーー
「腹減ったよな。キョーコの好きなあんパン持って来たから飯前に食うか」
『え。やったぁ!食べる食べる!』
「ん。」
尾形さんの膝の上に座りあんパンを口移しでもらう。
食べ物も飲み物も尾形さんを通してじゃないと食べれない私の食事方法。
尾形さんの舌が私の口の中に入ってきて……食事どころじゃなくなる事もあるけど……
『んー美味しい!んね…もっと食べたい。ほしい』
「甘い物好きだもんな」
『尾形さんが作ってくれるご飯も好きだけどね!』
彼がいなくなったら私は生きてられないだろう。
尾形さんを通してご飯を食べたりお風呂にも1人では入れなくなった。
「……箸持ってくるの忘れてた」
『箸なんていらないじゃん…部屋から出なくていいじゃん……』
私を膝の上からおろし取りに行こうと部屋から出ようと立ち上がる尾形さんに腕を掴み拒む私…
いつの間にか尾形さんが私を求める。のではなく
私が尾形さんを求めるようになっていた。
「……飯食わなくていいのか?」
『あんパン食べたからいらない。尾形さんが離れる方が嫌ー』
「そうか。」
やっと部屋に戻ってきた尾形さん。
やっと私を見てくれてるのに
また離れるなんて考えられない……
腕を掴んだまま布団に座る私に尾形さんは笑ってるように見える。
ポンポンと優しい手で頭を撫でてくれる尾形さんは本当に好き
「なぁ……そろそろ足切ってもいいよな?」
『尾形さんの事お出迎えしたいから嫌。』
「両足もいらんだろ。片足だけでいいだろ?」
最近…私が歩くのが嫌で片足のアキレス腱?を切りたいらしく
腰にある銃剣をチラチラ見ながら私の足首を触る尾形さんは本気なのだろう。
『私が歩けなくなるのは別にいいけど…こうやって触ってくれる尾形さんの手の感触がわからなくなるのは嫌なの。』
大事に大事にしてくれる尾形さん。
でも尾形さんの最終目的は私を殺す事だもんね?
理由は好きだからってわかってるよ。
私がもう部屋から出ないと頭ではわかってても
ほかの人と話す事ももう絶対にないとわかってても
ふと過る不安。
それを解決するのが死。
死ねばそんな不安なんて一瞬で消えるもんね
「………はぁ。わかった。今は諦める…」
『もー諦めてよー』
諦めてってケタケタ笑うけど…大丈夫だよ。
もうちょっと…あと少しだけ
今というこの時間が大好きなの
ちょっとだけでいいから私のワガママを聞いてください。
満足したら切るなり
尾形さんの好きにしていいから……
でも死ぬときは
一緒に死のうね。