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さっきからずっとこの調子の夏鈴ちゃん。
「夏鈴ちゃん怒んないでよ〜」
ソファの端に座りながらそう言うと、向かいのカーペットにぺたんと座っている夏鈴ちゃんが、じとっとした目でこっちを見る。
「怒ってないって言ってるじゃん。ただ、ひかるのこと膝枕して嬉しそうにしてるのはどうかと思うけど。」
「それ怒ってるじゃん……」
「怒ってないってば。」
むすっとしたまま、ぷいっと顔を背ける夏鈴ちゃん。
……うん。これは完全に怒ってる。
そりゃ、撮影とはいえ恋人がいるのに他の子を膝枕したのが気に入らない気持ちはわかる。
わかるけど、あれはお仕事だし、カメラ回ってたし。
それを今さら責められてもどうしようもない。
でも、ちょっと拗ねてる夏鈴ちゃん、かわいいんだよなあなんて思ってしまう自分もいる。
「ほら?ね?今、夏鈴ちゃんにしてあげるから。おいで?」
そう言ってソファに座る私の膝をぽんぽんと叩く。
柔らかく叩いた音だけが部屋に響くけど、夏鈴ちゃんは全然動かない。
腕を組んで、まだカーペットの上。
「ひかるにあんなニヤニヤしてたんだから、ひかるでいいじゃん。」
「えぇ……」
「ひかるの使い回しの膝なんていらない。」
「そんなこと言わないでよー」
思わず苦笑いが漏れる。
でも、そう言いながらもちらっとこっちを見てくるのがまたかわいい。
このまま待っていても埒が明かない気がして、私はソファから立ち上がった。
そして、カーペットに座る夏鈴ちゃんの後ろへ回り込む。
「……なに」
少し警戒した声。
そのまま後ろからぎゅっと抱きしめると、
「そんなんで許さないよ」
口ではそう言うのに、腕を振りほどこうとはしない。
むしろ、ほんの少しだけ体重を預けてくる。
ほら、やっぱり。
「夏鈴ちゃん、拗ねてるだけじゃん」
「拗ねてない」
「拗ねてる」
「拗ねてないってば」
顔を覗き込んでみると、さっきまで強気だったのに、視線が合った瞬間ふいっと目を逸らされた。
しかも、ちょっと頬が赤い。
ツンツンした態度とは裏腹に、恥ずかしそうに顔を伏せてしまう。
……こういうところ、本当にかわいい。
「かわいいなあ、もう」
思わず口からこぼれる。
「そうやって言って許してもらおうとしてんの」
突然、拗ねた口調で言われて——
私はそこで初めて気付いた。
「……え?!」
「え?!声に出てた?!」
静かな部屋に似合わない、間抜けな声が出てしまう。
その瞬間。
夏鈴ちゃんが、くしゃっと眉を下げて笑った。
「ふふ……バカ」
「あ、今笑った」
「笑ってない」
「笑ったよ」
ようやく見れたその笑顔が嬉しくて、私はそっと夏鈴ちゃんの髪を撫でた。
指先で頬をなぞると、くすぐったそうに体をよじる。
その仕草が本当に猫みたいで。
ああ、やっぱり好きだなあ。
心の中で何度も思う。
すると、夏鈴ちゃんがぽつりと呟いた。
「……さくらがさ」
「うん?」
「私のことしか好きじゃないの、ちゃんと分かってるよ」
少しだけ小さな声。
「……でも、ちょっとだけ」
「うん?」
「ひかるいいなって思っちゃって」
そう言って、視線を逸らす。
「意地悪してごめん。」
その言葉のあと。
夏鈴ちゃんは、ゆっくり体の向きを変えて——
そのまま私の膝に頭を乗せた。
「……え」
「なに」
「来てくれるんだ」
「別に。気が向いただけ。」
そう言いながらも、ちゃんと膝に収まるように頭の位置を調整してくる。
かわいい。
ひかるちゃんにした時はソファで、しかも撮影しながらだったけど。
こうして二人きりでやると、全然違う。
近い。
静か。
かわいい顔が、すぐそこにある。
髪を撫でると、目を細める夏鈴ちゃん。
完全に甘えてる猫。
ぼーっとその顔を眺めていると、突然。
「ねえ」
「ん?」
「ひかるとどっちがいい?」
「え?」
思わず固まる。
そんなこと、普段なら絶対言わない。
夏鈴ちゃん自身が一番わかってるはずなのに。
ちらっと見ると、目は合わないまま。
でも耳が赤い。
……あ、これ
言ったあと恥ずかしくなってるやつだ。
私は少し笑ってしまって、そっと夏鈴ちゃんの顎に触れた。
「こっち向いて」
「やだ」
「向いて」
「やだ」
でも無理やり顔をこっちに向けさせる。
目が合った瞬間。
そのまま、軽くキスをした。
「……っ」
びっくりした顔の夏鈴ちゃん。
「夏鈴ちゃんが特別」
そう言うと、一瞬だけ黙って——
すぐに視線を逸らして、
「……知ってる。バカ。」
またツンツンした言い方。
でも。
膝枕は、やめない。
むしろ、さっきより少しだけ近く寄ってきて。
私の服の裾を、きゅっと掴んだ。
……ほんと、かわいい。
そのまま髪を撫で続ける。
「ねえ、夏鈴ちゃん」
「なに」
「もう怒ってない?」
「怒ってない」
「ほんと?」
「……ちょっとだけ」
「えー」
「でも」
そう言って、目を閉じながら小さく呟く。
「こうしてくれるなら、許してあげる」
私は思わず笑ってしまった。
「わがまま」
「さくらが甘やかすからでしょ」
「だってかわいいんだもん」
「……バカ」
そう言いながら、少しだけ体を丸める夏鈴ちゃん。
本当に猫みたい。
でも、その姿がかわいくて仕方なくて。
私はもう一度、優しく髪を撫でた。
「大好き」
小さく呟くと、
「……知ってるって」
目を閉じたまま、少しだけ笑っていた。
「夏鈴ちゃん怒んないでよ〜」
ソファの端に座りながらそう言うと、向かいのカーペットにぺたんと座っている夏鈴ちゃんが、じとっとした目でこっちを見る。
「怒ってないって言ってるじゃん。ただ、ひかるのこと膝枕して嬉しそうにしてるのはどうかと思うけど。」
「それ怒ってるじゃん……」
「怒ってないってば。」
むすっとしたまま、ぷいっと顔を背ける夏鈴ちゃん。
……うん。これは完全に怒ってる。
そりゃ、撮影とはいえ恋人がいるのに他の子を膝枕したのが気に入らない気持ちはわかる。
わかるけど、あれはお仕事だし、カメラ回ってたし。
それを今さら責められてもどうしようもない。
でも、ちょっと拗ねてる夏鈴ちゃん、かわいいんだよなあなんて思ってしまう自分もいる。
「ほら?ね?今、夏鈴ちゃんにしてあげるから。おいで?」
そう言ってソファに座る私の膝をぽんぽんと叩く。
柔らかく叩いた音だけが部屋に響くけど、夏鈴ちゃんは全然動かない。
腕を組んで、まだカーペットの上。
「ひかるにあんなニヤニヤしてたんだから、ひかるでいいじゃん。」
「えぇ……」
「ひかるの使い回しの膝なんていらない。」
「そんなこと言わないでよー」
思わず苦笑いが漏れる。
でも、そう言いながらもちらっとこっちを見てくるのがまたかわいい。
このまま待っていても埒が明かない気がして、私はソファから立ち上がった。
そして、カーペットに座る夏鈴ちゃんの後ろへ回り込む。
「……なに」
少し警戒した声。
そのまま後ろからぎゅっと抱きしめると、
「そんなんで許さないよ」
口ではそう言うのに、腕を振りほどこうとはしない。
むしろ、ほんの少しだけ体重を預けてくる。
ほら、やっぱり。
「夏鈴ちゃん、拗ねてるだけじゃん」
「拗ねてない」
「拗ねてる」
「拗ねてないってば」
顔を覗き込んでみると、さっきまで強気だったのに、視線が合った瞬間ふいっと目を逸らされた。
しかも、ちょっと頬が赤い。
ツンツンした態度とは裏腹に、恥ずかしそうに顔を伏せてしまう。
……こういうところ、本当にかわいい。
「かわいいなあ、もう」
思わず口からこぼれる。
「そうやって言って許してもらおうとしてんの」
突然、拗ねた口調で言われて——
私はそこで初めて気付いた。
「……え?!」
「え?!声に出てた?!」
静かな部屋に似合わない、間抜けな声が出てしまう。
その瞬間。
夏鈴ちゃんが、くしゃっと眉を下げて笑った。
「ふふ……バカ」
「あ、今笑った」
「笑ってない」
「笑ったよ」
ようやく見れたその笑顔が嬉しくて、私はそっと夏鈴ちゃんの髪を撫でた。
指先で頬をなぞると、くすぐったそうに体をよじる。
その仕草が本当に猫みたいで。
ああ、やっぱり好きだなあ。
心の中で何度も思う。
すると、夏鈴ちゃんがぽつりと呟いた。
「……さくらがさ」
「うん?」
「私のことしか好きじゃないの、ちゃんと分かってるよ」
少しだけ小さな声。
「……でも、ちょっとだけ」
「うん?」
「ひかるいいなって思っちゃって」
そう言って、視線を逸らす。
「意地悪してごめん。」
その言葉のあと。
夏鈴ちゃんは、ゆっくり体の向きを変えて——
そのまま私の膝に頭を乗せた。
「……え」
「なに」
「来てくれるんだ」
「別に。気が向いただけ。」
そう言いながらも、ちゃんと膝に収まるように頭の位置を調整してくる。
かわいい。
ひかるちゃんにした時はソファで、しかも撮影しながらだったけど。
こうして二人きりでやると、全然違う。
近い。
静か。
かわいい顔が、すぐそこにある。
髪を撫でると、目を細める夏鈴ちゃん。
完全に甘えてる猫。
ぼーっとその顔を眺めていると、突然。
「ねえ」
「ん?」
「ひかるとどっちがいい?」
「え?」
思わず固まる。
そんなこと、普段なら絶対言わない。
夏鈴ちゃん自身が一番わかってるはずなのに。
ちらっと見ると、目は合わないまま。
でも耳が赤い。
……あ、これ
言ったあと恥ずかしくなってるやつだ。
私は少し笑ってしまって、そっと夏鈴ちゃんの顎に触れた。
「こっち向いて」
「やだ」
「向いて」
「やだ」
でも無理やり顔をこっちに向けさせる。
目が合った瞬間。
そのまま、軽くキスをした。
「……っ」
びっくりした顔の夏鈴ちゃん。
「夏鈴ちゃんが特別」
そう言うと、一瞬だけ黙って——
すぐに視線を逸らして、
「……知ってる。バカ。」
またツンツンした言い方。
でも。
膝枕は、やめない。
むしろ、さっきより少しだけ近く寄ってきて。
私の服の裾を、きゅっと掴んだ。
……ほんと、かわいい。
そのまま髪を撫で続ける。
「ねえ、夏鈴ちゃん」
「なに」
「もう怒ってない?」
「怒ってない」
「ほんと?」
「……ちょっとだけ」
「えー」
「でも」
そう言って、目を閉じながら小さく呟く。
「こうしてくれるなら、許してあげる」
私は思わず笑ってしまった。
「わがまま」
「さくらが甘やかすからでしょ」
「だってかわいいんだもん」
「……バカ」
そう言いながら、少しだけ体を丸める夏鈴ちゃん。
本当に猫みたい。
でも、その姿がかわいくて仕方なくて。
私はもう一度、優しく髪を撫でた。
「大好き」
小さく呟くと、
「……知ってるって」
目を閉じたまま、少しだけ笑っていた。
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