🌱🧸- 恋と友情
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次の日の朝。
楽屋のドアを開けると、ちょうど目の前に天ちゃんがいた。
……心臓がぎゅっと縮こまる。
「天ちゃん、ごめん。協力できなくなった。その、私も……保乃ちゃんのこと、好きで。付き合うことになったから……」
ちゃんと、まっすぐ伝えたつもりだった。
だけど――
「やっと付き合ったんか!」
天ちゃんはいつもの元気な声で、何の迷いもなく笑いながら言った。
「……え?」
頭の中が真っ白になった。
言葉の意味が、すぐには理解できなかった。
「ちょっと天、ひかる本気やと思ってるよ。やりすぎ」
隣から夏鈴の声が飛んできて、さらに混乱する。
「ど、どういう……こと?」
天ちゃんは、にやりと笑って答えた。
「だってさ、ひかると保乃ちゃんが両想いやのに、ずーっと付き合わんから、ちょっとイタズラしてみたんよ」
嘘みたいに悪戯っぽい顔。
最年少らしいその笑顔に、私は言葉を失った。
「な……なんや、もう。私は本気で嫌われる覚悟やったのに……!」
「はは、ごめんやりすぎたわ!」
私はそのまま保乃ちゃんを呼んで、全部を説明する。
すると保乃ちゃんは、びっくりした顔で目をまんまるにして言った。
「え!? 天ちゃん嘘やったん!? 保乃、自意識過剰みたいで恥ずかしいやん……!」
顔を赤くしてわたわたする保乃ちゃんが、可愛すぎて、思わず笑ってしまう。
天ちゃんはさらっと、またとんでもないことを言った。
「うん、てか私、夏鈴と――」
「ちょっと天ちゃん!!!」
夏鈴が慌てて止めるけど、もう遅い。
「……えっ!?!?」「え!!!」
私と保乃ちゃん、まさかのハモり。
でも、次の瞬間には天ちゃんが「ダブルデートしよな!」って言ってて、保乃ちゃんも笑いながら「それ楽しそうやな~」なんて乗ってくる。
夏鈴と私は顔を見合わせて、困ったように笑った。
……なんだろう、この感じ。
不器用で、回り道ばっかりしてきたけど。
今はただ、この日常が、胸いっぱいに幸せだった。
楽屋のドアを開けると、ちょうど目の前に天ちゃんがいた。
……心臓がぎゅっと縮こまる。
「天ちゃん、ごめん。協力できなくなった。その、私も……保乃ちゃんのこと、好きで。付き合うことになったから……」
ちゃんと、まっすぐ伝えたつもりだった。
だけど――
「やっと付き合ったんか!」
天ちゃんはいつもの元気な声で、何の迷いもなく笑いながら言った。
「……え?」
頭の中が真っ白になった。
言葉の意味が、すぐには理解できなかった。
「ちょっと天、ひかる本気やと思ってるよ。やりすぎ」
隣から夏鈴の声が飛んできて、さらに混乱する。
「ど、どういう……こと?」
天ちゃんは、にやりと笑って答えた。
「だってさ、ひかると保乃ちゃんが両想いやのに、ずーっと付き合わんから、ちょっとイタズラしてみたんよ」
嘘みたいに悪戯っぽい顔。
最年少らしいその笑顔に、私は言葉を失った。
「な……なんや、もう。私は本気で嫌われる覚悟やったのに……!」
「はは、ごめんやりすぎたわ!」
私はそのまま保乃ちゃんを呼んで、全部を説明する。
すると保乃ちゃんは、びっくりした顔で目をまんまるにして言った。
「え!? 天ちゃん嘘やったん!? 保乃、自意識過剰みたいで恥ずかしいやん……!」
顔を赤くしてわたわたする保乃ちゃんが、可愛すぎて、思わず笑ってしまう。
天ちゃんはさらっと、またとんでもないことを言った。
「うん、てか私、夏鈴と――」
「ちょっと天ちゃん!!!」
夏鈴が慌てて止めるけど、もう遅い。
「……えっ!?!?」「え!!!」
私と保乃ちゃん、まさかのハモり。
でも、次の瞬間には天ちゃんが「ダブルデートしよな!」って言ってて、保乃ちゃんも笑いながら「それ楽しそうやな~」なんて乗ってくる。
夏鈴と私は顔を見合わせて、困ったように笑った。
……なんだろう、この感じ。
不器用で、回り道ばっかりしてきたけど。
今はただ、この日常が、胸いっぱいに幸せだった。
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