🎐- 鈍感
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「さくらちゃん、そんな拗ねた顔しないの〜」
頬をつついてくる保乃ちゃんの指先がくすぐったくて、思わず顔を背ける。
けれど、それでも浮かない気持ちは隠せなかった。
私が今、こんな気持ちになってる原因は、もちろん──夏鈴ちゃんだ。
加入してすぐの頃から、3期生が入ってくる前まで、夏鈴ちゃんはよく私のことを「可愛い」って言ってくれた。
笑ってくれた。
誰よりも気にかけてくれている気がして、私はそれが、嬉しくて、誇らしくて。
でも。
最近は、その言葉も視線も、めっきりもらえなくなってしまった。
瞳月ちゃん、愛季ちゃん、美羽ちゃん、優ちゃん──夏鈴ちゃんの“可愛い”は、コロコロと3期生たちの間をめぐっているみたい。
どの子も魅力的で、ステージ上での存在感もある。
そんな彼女たちを前にすると、私なんて…って、どんどん小さくなってしまう。
「私だって天ちゃんと同い年なのに、なんで天ちゃんばっかり、ずっと夏鈴ちゃんに気に入られてんの…ずるいよ」
ふくれた声でそうこぼすと、保乃ちゃんは吹き出すように笑って、いたずらっぽく問いかけた。
「夏鈴ちゃんのこと、ほんまに好きなんやな」
「好きだよ。ずっと…なんていうか、いとこのお姉ちゃんみたいな感じ? 私よりずっと大人で、いつまでも追いつけないって思う」
そう言って視線の先、少し離れたところにいる夏鈴ちゃんの横顔を見つめる。
保乃ちゃんは何かを呑み込むように、少し困ったような笑みを浮かべた。
「…いとこ、かぁ」
「え? なに?」
尋ねても、保乃ちゃんは「なんでもあらへんよ」とだけ言って、私の頭を優しく撫でてくれた。
「ふーん…」
納得できない気持ちを押し込めながら、私は机に突っ伏した。
もう、夏鈴ちゃんのこと考えるのやめよ。
そう決めたはずなのに、目を閉じても、浮かぶのは夏鈴ちゃんの笑顔ばかりだった。
頬をつついてくる保乃ちゃんの指先がくすぐったくて、思わず顔を背ける。
けれど、それでも浮かない気持ちは隠せなかった。
私が今、こんな気持ちになってる原因は、もちろん──夏鈴ちゃんだ。
加入してすぐの頃から、3期生が入ってくる前まで、夏鈴ちゃんはよく私のことを「可愛い」って言ってくれた。
笑ってくれた。
誰よりも気にかけてくれている気がして、私はそれが、嬉しくて、誇らしくて。
でも。
最近は、その言葉も視線も、めっきりもらえなくなってしまった。
瞳月ちゃん、愛季ちゃん、美羽ちゃん、優ちゃん──夏鈴ちゃんの“可愛い”は、コロコロと3期生たちの間をめぐっているみたい。
どの子も魅力的で、ステージ上での存在感もある。
そんな彼女たちを前にすると、私なんて…って、どんどん小さくなってしまう。
「私だって天ちゃんと同い年なのに、なんで天ちゃんばっかり、ずっと夏鈴ちゃんに気に入られてんの…ずるいよ」
ふくれた声でそうこぼすと、保乃ちゃんは吹き出すように笑って、いたずらっぽく問いかけた。
「夏鈴ちゃんのこと、ほんまに好きなんやな」
「好きだよ。ずっと…なんていうか、いとこのお姉ちゃんみたいな感じ? 私よりずっと大人で、いつまでも追いつけないって思う」
そう言って視線の先、少し離れたところにいる夏鈴ちゃんの横顔を見つめる。
保乃ちゃんは何かを呑み込むように、少し困ったような笑みを浮かべた。
「…いとこ、かぁ」
「え? なに?」
尋ねても、保乃ちゃんは「なんでもあらへんよ」とだけ言って、私の頭を優しく撫でてくれた。
「ふーん…」
納得できない気持ちを押し込めながら、私は机に突っ伏した。
もう、夏鈴ちゃんのこと考えるのやめよ。
そう決めたはずなのに、目を閉じても、浮かぶのは夏鈴ちゃんの笑顔ばかりだった。
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