Op.1帝丹高校の音楽教師
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小鳥のさえずりでぼんやりと目を覚ました。
随分と懐かしい夢を見た気がする。
枕元のスマホを見ると9時。
今日は休日だ。
「もうひと眠り…………」
再び横になり布団をかぶる。
しかし───────
「9時!?」
すぐにかぶった布団を投げ捨てベッドから起き上がった。もう一度スマホを手に取り時刻を確認する。やはり9時。
寝坊した。
今日は帝丹高校で臨時教員採用の面接を行う日だ。それが10時から。
予定では8時ぐらいに起きて、ゆっくり朝食を食べ、完璧に身だしなみを整えて、15分前には高校に着くはずだった。
しかし現在9時。
私は急いでベッドを整えた。洗顔、歯磨きをし、スーツに着替える。今までスーツを着る機会がなかったので、この前買った新品だ。そして軽くメイクをして全身を鏡でチェックする。
「完璧」
髪は簡単にとかしただけだが、ゆるふわパーマに見えるから大丈夫だろう。
バックに必要な書類を詰めて玄関の扉を勢いよく開ける。10時まであと25分。
玄関に鍵をかけエレベーターまでダッシュしたが、ぎりぎり間に合わなかった。エレベーターの表示が目の前で18から17に変わった。
此処は18階。2つエレベーターはあるものの、どちらも来るまで時間がかかりそうだ。
「最悪だぁ!」
エレベーターを待つという無駄な時間が増えたせいで苛々し、壁のボタンを連打する。
すると背後から声がした。
「おはよう。休日なのに早いね」
「おはよう、秀吉さん。今日帝丹高で面接なの。まぁ時間やばいんだけどね」
声の持ち主は、羽田秀吉。いつも通りメガネにジャージという冴えない格好をしていた。
彼はプロ棋士でテレビとかでもよく見かける有名人だ。
しかし私にとっては、同じ『シャトー米花マンション』の18階に住む仲の良い友達。長く留守にしていた時もあったが、7年くらいの付き合いになる。
たまに一緒にご飯を食べに行って、由美の話に付き合ったり、逆に話を聞いてもらったりする。
「結局こっちで就職することにしたんだ。じゃあ、これからは由美タンの話たくさんできるね」
「はいはい、そのうちラーメン行こうね」
ちょうど下に行くエレベーターが来たので2人で乗り込んだ。
随分と懐かしい夢を見た気がする。
枕元のスマホを見ると9時。
今日は休日だ。
「もうひと眠り…………」
再び横になり布団をかぶる。
しかし───────
「9時!?」
すぐにかぶった布団を投げ捨てベッドから起き上がった。もう一度スマホを手に取り時刻を確認する。やはり9時。
寝坊した。
今日は帝丹高校で臨時教員採用の面接を行う日だ。それが10時から。
予定では8時ぐらいに起きて、ゆっくり朝食を食べ、完璧に身だしなみを整えて、15分前には高校に着くはずだった。
しかし現在9時。
私は急いでベッドを整えた。洗顔、歯磨きをし、スーツに着替える。今までスーツを着る機会がなかったので、この前買った新品だ。そして軽くメイクをして全身を鏡でチェックする。
「完璧」
髪は簡単にとかしただけだが、ゆるふわパーマに見えるから大丈夫だろう。
バックに必要な書類を詰めて玄関の扉を勢いよく開ける。10時まであと25分。
玄関に鍵をかけエレベーターまでダッシュしたが、ぎりぎり間に合わなかった。エレベーターの表示が目の前で18から17に変わった。
此処は18階。2つエレベーターはあるものの、どちらも来るまで時間がかかりそうだ。
「最悪だぁ!」
エレベーターを待つという無駄な時間が増えたせいで苛々し、壁のボタンを連打する。
すると背後から声がした。
「おはよう。休日なのに早いね」
「おはよう、秀吉さん。今日帝丹高で面接なの。まぁ時間やばいんだけどね」
声の持ち主は、羽田秀吉。いつも通りメガネにジャージという冴えない格好をしていた。
彼はプロ棋士でテレビとかでもよく見かける有名人だ。
しかし私にとっては、同じ『シャトー米花マンション』の18階に住む仲の良い友達。長く留守にしていた時もあったが、7年くらいの付き合いになる。
たまに一緒にご飯を食べに行って、由美の話に付き合ったり、逆に話を聞いてもらったりする。
「結局こっちで就職することにしたんだ。じゃあ、これからは由美タンの話たくさんできるね」
「はいはい、そのうちラーメン行こうね」
ちょうど下に行くエレベーターが来たので2人で乗り込んだ。