Op.3女子高生、そしてポアロ
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昨日、葬送を気が済むまで弾き続けたら夜が明けてしまった。
だから一睡もしてない。
加えて、あの暗い曲に10時間以上ぶっ通しで感情を込めていたので精神的に参ってしまった。
つまり今の私は、身体は半目の状態で音楽室にあるものの、心はまだ葬送に侵されている。
再び大きな睡魔が私を襲ってきた。
「あ……また……絶望……………闇の…………」
意識が遠のく中それだけ言い残し、私は完全に動かなくなった。
鼻を刺すような消毒液の匂い。
背中にはふかふかとした何か。
ゆっくり目を開けると、白い天井が見えた。
あれ……?私、床で倒れたんじゃ………………。
「起きましたか?天宮先生。随分とうなされていたようですけど」
声がした方向に顔を向けると、保健室の先生がいた。どうやら私は保健室のベッドにいるようだ。
先生は私のそばに来ておでこに手を当てる。
「…………熱はありませんね」
そして笑いながら続けた。
「びっくりしましたよ。2人の女子生徒さんが、先生を抱えて運んでくるんですから。教師なんだからしっかりと睡眠を取るように」
「…………………はい」
きっと蘭ちゃんと園子ちゃんが、倒れている私を発見し保健室まで連れてきてくれたんだ。
また2人のお世話になってしまった。
後日、蘭ちゃんにはポアロで急に帰ったことのお詫びと、人探しの件は大丈夫になったことを伝えた。
そして園子ちゃんも含め、2人にはお世話になり過ぎているので今度カフェをご馳走すると約束した。
今回の件を通して、次の日学校がある時ピアノを弾きすぎるのは危ない、ということがよく分かった。
だから一睡もしてない。
加えて、あの暗い曲に10時間以上ぶっ通しで感情を込めていたので精神的に参ってしまった。
つまり今の私は、身体は半目の状態で音楽室にあるものの、心はまだ葬送に侵されている。
再び大きな睡魔が私を襲ってきた。
「あ……また……絶望……………闇の…………」
意識が遠のく中それだけ言い残し、私は完全に動かなくなった。
鼻を刺すような消毒液の匂い。
背中にはふかふかとした何か。
ゆっくり目を開けると、白い天井が見えた。
あれ……?私、床で倒れたんじゃ………………。
「起きましたか?天宮先生。随分とうなされていたようですけど」
声がした方向に顔を向けると、保健室の先生がいた。どうやら私は保健室のベッドにいるようだ。
先生は私のそばに来ておでこに手を当てる。
「…………熱はありませんね」
そして笑いながら続けた。
「びっくりしましたよ。2人の女子生徒さんが、先生を抱えて運んでくるんですから。教師なんだからしっかりと睡眠を取るように」
「…………………はい」
きっと蘭ちゃんと園子ちゃんが、倒れている私を発見し保健室まで連れてきてくれたんだ。
また2人のお世話になってしまった。
後日、蘭ちゃんにはポアロで急に帰ったことのお詫びと、人探しの件は大丈夫になったことを伝えた。
そして園子ちゃんも含め、2人にはお世話になり過ぎているので今度カフェをご馳走すると約束した。
今回の件を通して、次の日学校がある時ピアノを弾きすぎるのは危ない、ということがよく分かった。