そうしてどうしてこうなって
主人公の名前設定
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---痛い。
痛覚が悲鳴をあげている。
鈍痛とか、普段感じるような痛みではない。全身をくまなく刺されるような痛み。当然微睡みにおちた暖かい毛布や肌触りの良いシーツのそれのせいではない。
---寒い、寒い、寒い。
私は布団に寝たのではなかったのか。
どうしてこんなに風が身体に当たっているのか。
どうしてこんなに寒いのか。
---...。
急速に身体の感覚がぼやけていく。先端の方はもうとうに感覚すらない。一種の興奮状態に陥っていることで辛うじて助けを呼ばなければ、何か出来ることはないかと、思考だけが空回りする。身体が動かない。
蝕まれていく意識を保ちきれず、蒼乃は意識を手放した。
