刀剣乱舞
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※ちょっとシリアス
「その日は新人が初出陣する日なので本丸にいてやりたくて…」
「いやー、私なんかを貰ってくれる人がいればいいんですけどねぇ」
「すいません。私お酒は飲めないので…」
上からパワハラ、セクハラ、アルハラにあった時の主の台詞。
どれも政府が主催する審神者の集いの時だった。
そういう時に付き添うのは必ず俺、初期刀で近侍の加州清光。
だからきっと、嘘を吐くときに決まって首の後ろを掻く彼女の癖を、知っているのも俺だけだ。
「私、花粉症なんだよね」
本丸の季節も景色も自由自在に設定できる審神者たる彼女が、桜の木だけは頑なに置こうとしない本当の理由を、俺は知らない。
桜を望む刀剣男士達に言い訳するときの決まり文句が嘘だということだけしか、俺は知らないのだ。
「かふんしょうって何?」
「植物の花粉のせいでくしゃみが止まらなくなったり、目が痒くなったりする病気のことだな」
「病気⁉あるじさん病気なの⁉」
「薬研や、言葉を選んでおくれよ…乱、乱?大丈夫だから、ちょ、揺さぶるのやめて…」
「乱、ちょっと落ち着け」
「でも、だって…!」
「大丈夫だよー、薬飲んでるから」
「薬飲んだら治るものなの…?」
「そうそう、だから私今ピンピンしてるでしょ?」
「主!今日締め切りの書類の山が少しも減っていないのは一体どういうことですか!」
「「長谷部(さん)」」
「うーん、今日は薬の効きが悪いなぁ。ちょっとお昼寝してくるね」
「は、薬?主、体調を崩しておいでですか⁉」
「長谷部、怒っていいよ。それ嘘」
「清光!通りすがりに論破していくんじゃないよ!ばかぁ!」
「その日は新人が初出陣する日なので本丸にいてやりたくて…」
「いやー、私なんかを貰ってくれる人がいればいいんですけどねぇ」
「すいません。私お酒は飲めないので…」
上からパワハラ、セクハラ、アルハラにあった時の主の台詞。
どれも政府が主催する審神者の集いの時だった。
そういう時に付き添うのは必ず俺、初期刀で近侍の加州清光。
だからきっと、嘘を吐くときに決まって首の後ろを掻く彼女の癖を、知っているのも俺だけだ。
「私、花粉症なんだよね」
本丸の季節も景色も自由自在に設定できる審神者たる彼女が、桜の木だけは頑なに置こうとしない本当の理由を、俺は知らない。
桜を望む刀剣男士達に言い訳するときの決まり文句が嘘だということだけしか、俺は知らないのだ。
「かふんしょうって何?」
「植物の花粉のせいでくしゃみが止まらなくなったり、目が痒くなったりする病気のことだな」
「病気⁉あるじさん病気なの⁉」
「薬研や、言葉を選んでおくれよ…乱、乱?大丈夫だから、ちょ、揺さぶるのやめて…」
「乱、ちょっと落ち着け」
「でも、だって…!」
「大丈夫だよー、薬飲んでるから」
「薬飲んだら治るものなの…?」
「そうそう、だから私今ピンピンしてるでしょ?」
「主!今日締め切りの書類の山が少しも減っていないのは一体どういうことですか!」
「「長谷部(さん)」」
「うーん、今日は薬の効きが悪いなぁ。ちょっとお昼寝してくるね」
「は、薬?主、体調を崩しておいでですか⁉」
「長谷部、怒っていいよ。それ嘘」
「清光!通りすがりに論破していくんじゃないよ!ばかぁ!」