好きな匂い
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クンクン…
「(みかどちゃん、いい匂いだな)」
おれの肩に顔を乗せるみかどちゃんの匂いが鼻を掠める。
『…真珠さん?』
「ん?」
『鼻が広がってますよ?』
「えっ!?」
鼻を咄嗟に隠すと『ふふっ』と笑われる。
「だってきみがその、いい匂いだから」
『ありがとうございます。香水の匂い…かな?』
手首を差し出されて
「…あっ、うん!この匂い!」
クンクンと嗅ぐと
『結構前にも、いい匂いって言ってくれたことありましたよね』
「あぁ、いつかの帰り道のときだよね。あのときはまだ付き合ってもなかったのに、無意識に近付いちゃってごめんね」
『もうだいぶ前のことですし、別に気にしてないですよ』
近付く顔は今日だって何も警戒していない無防備な笑顔。
「…じゃあ今からガブッてしてもいい?」
みかどちゃんの目が見開くとすぐに
『"じゃあ"って何ですか、もう。まだお昼ですよ』
そう軽くあしらわれる。
『それにお家の人が帰ってきたらどうするんですか』
「へへっ。だよね」
おれは少しだけ本気だったんだけどな。
そんなことを思っていると
『でも私も真珠さんのこの匂い、好きですよ』
ふいにクンクンとされる。
「えっ!?ご、ごめん!」
『? 何で謝るんですか?』
「だっておれ、汗臭い……?」
『違っ…違いますよ!真珠さんからする匂いが好きなんです』
「おれの…?シャンプーかな?」
自分の服の匂いを嗅ぐけどよくわからない。
『ふふっ。シャンプーでも柔軟剤でも真珠さんの匂い、好きですよ』
「んー。…でも良かった。前にバイトしてたときにマイカには汗臭い!って言われたことがあってさ」
『マイカさんに?』
「そう。だから今日もきみが来るから午前中に家の大掃除してたからさ…って。……うわっ、言っちゃった」
『うん?』
「い、今のは聞かなかったことにして」
みかどちゃんを見ると
『え~、どうしようかなぁ?』
ちょっとだけ意地悪そうに笑うからその鼻を摘まむ。
「もうっ、意地悪だな!」
『あはは!』
「…へへっ!」
チュッ
『!』
そのままキスをする。
「大好きだよ、みかどちゃん」
「…ねえ、外行こうか?」
『はい』
手を繋いで公園を散歩する。
その後に行く場所はいつも決まっていて
「おれの家、狭くてごめんね。いつも移動させてるよね」
『ううん、平気です。それに真珠さんとお散歩するの好きですから』
ホテルに入ると何度かキスをして服に手をかける。
『あっ、あの…シャワーは?』
「えっと…今日はこのまましたい」
着ていたワンピースを脱がせて肩に唇を落とす。
「きみの匂いもこのまま全部欲しくて。…いい?」
首すじをなぞると
『う、ぅっ…は、はい』
観念したような返事をされる。
「今日もたくさん気持ちよくなろう、ねっ?」
『あ…はぁ、はぁ』
挿入ると全部が包み込まれるようで
「みかどっ…ちゃん」
『ん…っ!』
さっきまでとは違うキスをしながら動かすとそこから全部が溶けてしまいそうになる。
みかどちゃんの口が少しだけ開いてその隙間に舌を入れる。
息をするのも勿体なくて舌が重なりながらみかどちゃんの奥を突くと
『ぷぁ、はっ…はぁ、は』
「はっ、あ」
『あ…っん、真珠さん』
「……ん…っ?」
溺れたような顔でおれを見つめる。
『あんまりそれされると…っ、気持ちよすぎて。全部溶けてなくなりそう。
匂いも、…消えちゃう』
「っ!」
みかどちゃんも同じように感じていてくれたことが嬉しくて、もっと責めたくなる。
「…う、あっ。もうちょっと…が、我慢して」
『んあっ!…あ、はあ』
顔と口を隠すようにする手を横にズラして指を交差させる。
『だ…、だめえ。真珠さんっ』
おれとの行為で上書きされるその匂い。
「…はぁっ、あ。みかどちゃん」
『んっ、ん…あ』
「好き、好き。ずっとこうしていたい…っ」
そう言ってキスをすると
『……っ、はい。私もです』
と小さく頷いて、涙を目に溜めた彼女は少しだけ笑った。
「(みかどちゃん、いい匂いだな)」
おれの肩に顔を乗せるみかどちゃんの匂いが鼻を掠める。
『…真珠さん?』
「ん?」
『鼻が広がってますよ?』
「えっ!?」
鼻を咄嗟に隠すと『ふふっ』と笑われる。
「だってきみがその、いい匂いだから」
『ありがとうございます。香水の匂い…かな?』
手首を差し出されて
「…あっ、うん!この匂い!」
クンクンと嗅ぐと
『結構前にも、いい匂いって言ってくれたことありましたよね』
「あぁ、いつかの帰り道のときだよね。あのときはまだ付き合ってもなかったのに、無意識に近付いちゃってごめんね」
『もうだいぶ前のことですし、別に気にしてないですよ』
近付く顔は今日だって何も警戒していない無防備な笑顔。
「…じゃあ今からガブッてしてもいい?」
みかどちゃんの目が見開くとすぐに
『"じゃあ"って何ですか、もう。まだお昼ですよ』
そう軽くあしらわれる。
『それにお家の人が帰ってきたらどうするんですか』
「へへっ。だよね」
おれは少しだけ本気だったんだけどな。
そんなことを思っていると
『でも私も真珠さんのこの匂い、好きですよ』
ふいにクンクンとされる。
「えっ!?ご、ごめん!」
『? 何で謝るんですか?』
「だっておれ、汗臭い……?」
『違っ…違いますよ!真珠さんからする匂いが好きなんです』
「おれの…?シャンプーかな?」
自分の服の匂いを嗅ぐけどよくわからない。
『ふふっ。シャンプーでも柔軟剤でも真珠さんの匂い、好きですよ』
「んー。…でも良かった。前にバイトしてたときにマイカには汗臭い!って言われたことがあってさ」
『マイカさんに?』
「そう。だから今日もきみが来るから午前中に家の大掃除してたからさ…って。……うわっ、言っちゃった」
『うん?』
「い、今のは聞かなかったことにして」
みかどちゃんを見ると
『え~、どうしようかなぁ?』
ちょっとだけ意地悪そうに笑うからその鼻を摘まむ。
「もうっ、意地悪だな!」
『あはは!』
「…へへっ!」
チュッ
『!』
そのままキスをする。
「大好きだよ、みかどちゃん」
「…ねえ、外行こうか?」
『はい』
手を繋いで公園を散歩する。
その後に行く場所はいつも決まっていて
「おれの家、狭くてごめんね。いつも移動させてるよね」
『ううん、平気です。それに真珠さんとお散歩するの好きですから』
ホテルに入ると何度かキスをして服に手をかける。
『あっ、あの…シャワーは?』
「えっと…今日はこのまましたい」
着ていたワンピースを脱がせて肩に唇を落とす。
「きみの匂いもこのまま全部欲しくて。…いい?」
首すじをなぞると
『う、ぅっ…は、はい』
観念したような返事をされる。
「今日もたくさん気持ちよくなろう、ねっ?」
『あ…はぁ、はぁ』
挿入ると全部が包み込まれるようで
「みかどっ…ちゃん」
『ん…っ!』
さっきまでとは違うキスをしながら動かすとそこから全部が溶けてしまいそうになる。
みかどちゃんの口が少しだけ開いてその隙間に舌を入れる。
息をするのも勿体なくて舌が重なりながらみかどちゃんの奥を突くと
『ぷぁ、はっ…はぁ、は』
「はっ、あ」
『あ…っん、真珠さん』
「……ん…っ?」
溺れたような顔でおれを見つめる。
『あんまりそれされると…っ、気持ちよすぎて。全部溶けてなくなりそう。
匂いも、…消えちゃう』
「っ!」
みかどちゃんも同じように感じていてくれたことが嬉しくて、もっと責めたくなる。
「…う、あっ。もうちょっと…が、我慢して」
『んあっ!…あ、はあ』
顔と口を隠すようにする手を横にズラして指を交差させる。
『だ…、だめえ。真珠さんっ』
おれとの行為で上書きされるその匂い。
「…はぁっ、あ。みかどちゃん」
『んっ、ん…あ』
「好き、好き。ずっとこうしていたい…っ」
そう言ってキスをすると
『……っ、はい。私もです』
と小さく頷いて、涙を目に溜めた彼女は少しだけ笑った。