仮初めなんかじゃなかった
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マンションの前に到着すると夜光さんが
『じゃ』
と言って背中を向ける。
「…まっ」
待って。
私、まだ何も聞けていない。
何でスターレスにいたのか。
これからまた夜光さんのショーが視られるのか。
一緒にいたいと思っていたのは私だけなのか。
そんな気持ちだけが先走って夜光さんの手首を掴む。
『んっ…?』
少し驚いた顔で振り向く夜光さんに
「あのっ、夜光さんが良ければ、お話しませんか?」
『話?』
「はい…っ」
夜光さんは掴んでいた手とは逆の手を私の手と重ねる。
『…うん、話そう』
夜光さんの返事を聞いて部屋へと上がってもらう。
それはあの日以来。
夜光さんは部屋に入ると
『俺、汗臭くない?今日ホールだけだったからシャワー浴びてなくて』
「だ…大丈夫です」
『良かった』
前に来たときと同じように夜光さんはベッドへと背を預ける。
「夜光さん、あの…」
『ははっ…何から聞いたらいいのか分からないって顔してる』
「えっ、そうですか?」
『…うん』
そう笑う夜光さんは前と同じ。
『今日スターレスにいたのは、臨時で入っただけ』
「臨時で?」
『うん、たまたまね』
『たまに玻璃と連絡取ったりしてさ。俺のことを待っていてくれてるファンの人たちがいるって聞いて、少しでも顔を出してみたら喜んでくれるんじゃないかって言われて』
「…」
『まあ、急遽入ったからそんなにファンの人たちには会えなかったけど。でも…その反応ってことは、リンドウにオーダー頼むときとか何も聞かなかった?』
「あっ、はい。夜光さんのことで頭がいっぱいで」
『っ…!』
『ははっ、俺も。あなたのことで頭がいっぱいだったよ』
「え?」
『今日1番に会いたかったのも、あなた。会えて嬉しかった』
「夜光さん…」
「あの、またスターレスには戻ってきてくれるんですか?」
『それはまだ分からない。今の仕事もあるし、オーナーにもちゃんと承諾を貰ってないしね』
「そう、ですか…」
ほんの少し期待をして聞いてしまった気持ちがその顔を見てすぐに引っ込む。
『…っ。でもあなたがそんな顔をするのなら、戻る場所を自分から獲りにいってもいいかな』
「?」
『孤独だと思ってたんだ、ずっと。でも今のあなたを見たらそんなことないのかもって思えた』
「や、夜光さん?」
夜光さんに見つめられて身動きが取れない。
『俺がまたステージに立つことが出来たら、応援してくれる?』
「はい、それはもちろんです!」
『俺を…1番に、誰よりも応援してくれる?』
「っ…はい」
『っ…!』
ステージに立つ夜光さんがまた見られるのであれば、どんなに嬉しいことか。
誰よりも応援をして、誰よりも近くにいたい。
『ありがとう。…ねえ聞いてくれる?』
「?」
『俺、帝さんのことが好きだよ』
「っ!」
『その…今までのこととか含めて俺の自惚れじゃないと嬉しいんだけど。……帝さんの気持ちが知りたい』
夜光さんとは少し距離があるのに、指が触れ合っていて逃げられそうにない。
「わ、私も…好きです」
『!』
「夜光さんが好きです」
その指が重なると
『…ヤバい、嬉しい。俺も帝さんのこと好き』
チュッ
「!」
『愛してる』
そう言って夜光さんは唇を何度も重ねる。
「んっ、ん」
『は…ぁっ』
息を吸おうとすると夜光さんの舌が入ってくる。
「んん…っ、んあ」
『…っ』
「あ、は…ぁっ」
夜光さんの手が胸を触る。
『…いい?』
「んっ、はい…」
夜光さんの手が服の下から入るとお腹を触りながら、上へと伸びる。
「っ!」
『…もしかしてあれからしてない?』
「(コクン)」
頷いた後に
「夜光さんと、その…初めてしてからは…」
『っ…そうなんだ』
そう答える。
あの日は流れでそんなことをしてしまったけど。
「でも私、あのときから…ううん。あのときよりずっと前から夜光さんのことが好きでした」
『えっ…?』
夜光さんは口元を隠すとまた眉を下げて笑う。
「夜光さん?」
『ははっ、あなたにはもう敵う気がしないな』
「んっ…!」
チュッ
『さ、全部聞かせて?あなたの気持ちいいところも、可愛い声も全部。俺だけに…』
『じゃ』
と言って背中を向ける。
「…まっ」
待って。
私、まだ何も聞けていない。
何でスターレスにいたのか。
これからまた夜光さんのショーが視られるのか。
一緒にいたいと思っていたのは私だけなのか。
そんな気持ちだけが先走って夜光さんの手首を掴む。
『んっ…?』
少し驚いた顔で振り向く夜光さんに
「あのっ、夜光さんが良ければ、お話しませんか?」
『話?』
「はい…っ」
夜光さんは掴んでいた手とは逆の手を私の手と重ねる。
『…うん、話そう』
夜光さんの返事を聞いて部屋へと上がってもらう。
それはあの日以来。
夜光さんは部屋に入ると
『俺、汗臭くない?今日ホールだけだったからシャワー浴びてなくて』
「だ…大丈夫です」
『良かった』
前に来たときと同じように夜光さんはベッドへと背を預ける。
「夜光さん、あの…」
『ははっ…何から聞いたらいいのか分からないって顔してる』
「えっ、そうですか?」
『…うん』
そう笑う夜光さんは前と同じ。
『今日スターレスにいたのは、臨時で入っただけ』
「臨時で?」
『うん、たまたまね』
『たまに玻璃と連絡取ったりしてさ。俺のことを待っていてくれてるファンの人たちがいるって聞いて、少しでも顔を出してみたら喜んでくれるんじゃないかって言われて』
「…」
『まあ、急遽入ったからそんなにファンの人たちには会えなかったけど。でも…その反応ってことは、リンドウにオーダー頼むときとか何も聞かなかった?』
「あっ、はい。夜光さんのことで頭がいっぱいで」
『っ…!』
『ははっ、俺も。あなたのことで頭がいっぱいだったよ』
「え?」
『今日1番に会いたかったのも、あなた。会えて嬉しかった』
「夜光さん…」
「あの、またスターレスには戻ってきてくれるんですか?」
『それはまだ分からない。今の仕事もあるし、オーナーにもちゃんと承諾を貰ってないしね』
「そう、ですか…」
ほんの少し期待をして聞いてしまった気持ちがその顔を見てすぐに引っ込む。
『…っ。でもあなたがそんな顔をするのなら、戻る場所を自分から獲りにいってもいいかな』
「?」
『孤独だと思ってたんだ、ずっと。でも今のあなたを見たらそんなことないのかもって思えた』
「や、夜光さん?」
夜光さんに見つめられて身動きが取れない。
『俺がまたステージに立つことが出来たら、応援してくれる?』
「はい、それはもちろんです!」
『俺を…1番に、誰よりも応援してくれる?』
「っ…はい」
『っ…!』
ステージに立つ夜光さんがまた見られるのであれば、どんなに嬉しいことか。
誰よりも応援をして、誰よりも近くにいたい。
『ありがとう。…ねえ聞いてくれる?』
「?」
『俺、帝さんのことが好きだよ』
「っ!」
『その…今までのこととか含めて俺の自惚れじゃないと嬉しいんだけど。……帝さんの気持ちが知りたい』
夜光さんとは少し距離があるのに、指が触れ合っていて逃げられそうにない。
「わ、私も…好きです」
『!』
「夜光さんが好きです」
その指が重なると
『…ヤバい、嬉しい。俺も帝さんのこと好き』
チュッ
「!」
『愛してる』
そう言って夜光さんは唇を何度も重ねる。
「んっ、ん」
『は…ぁっ』
息を吸おうとすると夜光さんの舌が入ってくる。
「んん…っ、んあ」
『…っ』
「あ、は…ぁっ」
夜光さんの手が胸を触る。
『…いい?』
「んっ、はい…」
夜光さんの手が服の下から入るとお腹を触りながら、上へと伸びる。
「っ!」
『…もしかしてあれからしてない?』
「(コクン)」
頷いた後に
「夜光さんと、その…初めてしてからは…」
『っ…そうなんだ』
そう答える。
あの日は流れでそんなことをしてしまったけど。
「でも私、あのときから…ううん。あのときよりずっと前から夜光さんのことが好きでした」
『えっ…?』
夜光さんは口元を隠すとまた眉を下げて笑う。
「夜光さん?」
『ははっ、あなたにはもう敵う気がしないな』
「んっ…!」
チュッ
『さ、全部聞かせて?あなたの気持ちいいところも、可愛い声も全部。俺だけに…』