目は閉じて
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『お邪魔しまーす』
「どうぞ、ソファに座っててください」
今日、いつものようにスターレスに行くと自主練をしているメノウさんに会った。
『みかどちゃん、来てくれたんだ~』
「メノウさん、こんにちは…ひとりで練習ですか?」
『うん、少し体を動かしたくて。…誰か探してるの?』
「いえ、そういう訳では…」
『そっかぁ。じゃあそこで見ていく?』
「あ、はい」
『そうだ、この後って何か予定ある?』
「?…特には」
『それなら一緒にスパに行かない?新しく出来たところに行こうと思ってたんだ』
「スパですか?」
『うん、気持ちいいよ~。広いお風呂もたくさんあるし、どうかな?』
そう言って招待券とチラシを見せてくれるメノウさん。
「…あ、ここ。うちの近くです」
『本当に?それなら尚更あなたと行きたいな』
「そうですね…じゃあ一緒に行きましょうか」
『ありがとう、そしたらもう少し練習しててもいいかな?たくさん汗かいた方がスパ気持ちいいんだ~』
「ふふ、いいですよ。気を遣わずに練習してください」
しばらくすると次のチームがレッスン場を使う時間となり、メノウさんとスターレスを後にする。
『楽しみだな~。新しく開拓出来るのも嬉しいけど、みかどちゃんと一緒に行けるんだもん』
「私もスパは久しぶりなので嬉しいです」
『……ねぇ、終わったら…』
「?…どうしましたか?」
『…ううん、何でもない』
「そうですか?あ、見えてきましたよ!」
『ここか~』
「わー、広くて色々とありそうですね」
『そうだね』
「楽しみになってきました!」
『それなら良かった。……それじゃあまた後で』
メノウさんと約束した時間までゆっくりとスパを楽しむ。
新しく出来たばかりで少し混んでいたけど、たくさんのお風呂と色々な設備に充分満足が出来た。
「(そろそろ時間かな…)」
ロビーに戻るともうメノウさんが待っていた。
「お待たせしました~」
『ううん、大丈夫』
湯上がりのメノウさんは少し髪が濡れていて、頬もピンク色になっている。
『…どうだった?』
「凄く気持ち良かったです!お風呂もたくさんあったし、近所にこんなスパが出来たなんてまた来たいぐらいです」
『そう、それは良かった』
「誘ってくれてありがとうございます!何か今度お礼を…」
『お礼なんて……あ。』
「?」
『そうしたら今からみかどちゃんの家、行ってもいいかな?』
「…家に、ですか?」
『うん、そう。少し話がしたいな~って』
メノウさんにそう聞かれて多少悩みはしたものの、スパに誘ってくれたお礼がそれでいいと言うなら…と思い返事をした。
「いいですよ」
『本当?嬉しいなぁ。話ならここでも出来るけど、ちょっと2人で話したかったから』
「(何かあったのかな?)」
『それじゃあ行こう』
スパを出てメノウさんと並んで家へと向かい、10分くらいで到着する。
家に入り、お茶を用意しているとソファに座ったメノウさんがとても眠たそうにしている。
「メノウさん…?」
『ん…大丈夫。まだ起きてる…』
「お茶置いておくので良かったらどうぞ」
『ありがとう…いただきま…す』
「あの、何か話したいことがあったんじゃ…」
『そう、なんだ~。みかどちゃんに話したい…ことが』
そう言うとメノウさんの寝息が聞こえる。
「…え、メノウさん?寝ちゃった?」
『スヤスヤ』
「メノウさん?メノウさーん?」
軽く揺すってみても起きる気配が無い。仕方なく毛布をかけて、自分も同じソファへと腰をかける。
20分程すると反対側に座っていたメノウさんがごそごそと動き出す。
「(…目が覚めたのかな?)」
近くに寄ろうと顔を近付けるとメノウさんの目がうっすらと開く。
『…いい匂いがすると思ったらみかどちゃんか~』
そう言うとメノウさんの胸へと頭を引き寄せられ、ソファに寝転がる。
「!?」
『みかどちゃん…いい匂い』
「メ、メノウさん…!」
『体もふにふにで気持ちいい~』
「ひゃっ…あの、あの、寝ぼけてますよね?!」
「(そうじゃなきゃ困る!)」
『そんな訳ないじゃない…起きてるよ~』
「そしたら尚更ダメです…!こんなこと」
『え~どうして?』
「だって私たち……付き合ってもないですし…」
『付き合ってたらいいの?』
「え、そりゃあ…まぁ」
『じゃあ僕たち付き合おうか』
「…!」
いきなりの告白に体が固まる。
「えっと、冗談ですよね?」
『本気だよ~。今だってそれを言いに来たんだもん……ちょっと寝ちゃったけど』
「…」
『好きだよ』
その言葉に驚いたものの、凄く嬉しかった。想いを寄せていた人も同じ気持ちだったなんて、まさかの展開。
その気持ちを隠していた分、一気に嬉しさが込み上げてくる。
『みかどちゃんは?僕のことどう思ってる?』
「え、あの…私は…」
『あなたも僕のこと好きかなって思ってたんだけど、違った?』
「!」
そう言われて体をお互いに起こし、向き合いながら話をする。
「ん?」
『………違わないです。私も好き、です』
「うん」
『…メノウさんのこと大好き』
「ありがとう」
メノウさんに抱き締められて幸せを噛み締めるようにゆっくりと深呼吸をする。
「メノウさんも……いい匂いしますね」
『スパのおかげかな?』
「じゃあ、同じ匂いですね」
そう笑いながら話していると目と目が合ってふいにメノウさんの顔が近付いてくる。
チュッ
「!」
『……みかどちゃん、キスのときは目閉じなきゃ』
「ご、ごめんなさい…でも、急だったから」
『それじゃあ、キスも言ってからならいいかな?』
そう小さく笑うメノウさんに顔が熱くなる。
「そんな、笑わなくても…」
『ごめんごめん、可愛くてつい』
『…ねぇ、もう1回キスしてもいい?』
「…はい」
『みかどちゃん……目、瞑って』
目を閉じると唇にメノウさんの唇が重なってくる。
チュッ
『僕も大好きだよ…みかどちゃん』
「どうぞ、ソファに座っててください」
今日、いつものようにスターレスに行くと自主練をしているメノウさんに会った。
『みかどちゃん、来てくれたんだ~』
「メノウさん、こんにちは…ひとりで練習ですか?」
『うん、少し体を動かしたくて。…誰か探してるの?』
「いえ、そういう訳では…」
『そっかぁ。じゃあそこで見ていく?』
「あ、はい」
『そうだ、この後って何か予定ある?』
「?…特には」
『それなら一緒にスパに行かない?新しく出来たところに行こうと思ってたんだ』
「スパですか?」
『うん、気持ちいいよ~。広いお風呂もたくさんあるし、どうかな?』
そう言って招待券とチラシを見せてくれるメノウさん。
「…あ、ここ。うちの近くです」
『本当に?それなら尚更あなたと行きたいな』
「そうですね…じゃあ一緒に行きましょうか」
『ありがとう、そしたらもう少し練習しててもいいかな?たくさん汗かいた方がスパ気持ちいいんだ~』
「ふふ、いいですよ。気を遣わずに練習してください」
しばらくすると次のチームがレッスン場を使う時間となり、メノウさんとスターレスを後にする。
『楽しみだな~。新しく開拓出来るのも嬉しいけど、みかどちゃんと一緒に行けるんだもん』
「私もスパは久しぶりなので嬉しいです」
『……ねぇ、終わったら…』
「?…どうしましたか?」
『…ううん、何でもない』
「そうですか?あ、見えてきましたよ!」
『ここか~』
「わー、広くて色々とありそうですね」
『そうだね』
「楽しみになってきました!」
『それなら良かった。……それじゃあまた後で』
メノウさんと約束した時間までゆっくりとスパを楽しむ。
新しく出来たばかりで少し混んでいたけど、たくさんのお風呂と色々な設備に充分満足が出来た。
「(そろそろ時間かな…)」
ロビーに戻るともうメノウさんが待っていた。
「お待たせしました~」
『ううん、大丈夫』
湯上がりのメノウさんは少し髪が濡れていて、頬もピンク色になっている。
『…どうだった?』
「凄く気持ち良かったです!お風呂もたくさんあったし、近所にこんなスパが出来たなんてまた来たいぐらいです」
『そう、それは良かった』
「誘ってくれてありがとうございます!何か今度お礼を…」
『お礼なんて……あ。』
「?」
『そうしたら今からみかどちゃんの家、行ってもいいかな?』
「…家に、ですか?」
『うん、そう。少し話がしたいな~って』
メノウさんにそう聞かれて多少悩みはしたものの、スパに誘ってくれたお礼がそれでいいと言うなら…と思い返事をした。
「いいですよ」
『本当?嬉しいなぁ。話ならここでも出来るけど、ちょっと2人で話したかったから』
「(何かあったのかな?)」
『それじゃあ行こう』
スパを出てメノウさんと並んで家へと向かい、10分くらいで到着する。
家に入り、お茶を用意しているとソファに座ったメノウさんがとても眠たそうにしている。
「メノウさん…?」
『ん…大丈夫。まだ起きてる…』
「お茶置いておくので良かったらどうぞ」
『ありがとう…いただきま…す』
「あの、何か話したいことがあったんじゃ…」
『そう、なんだ~。みかどちゃんに話したい…ことが』
そう言うとメノウさんの寝息が聞こえる。
「…え、メノウさん?寝ちゃった?」
『スヤスヤ』
「メノウさん?メノウさーん?」
軽く揺すってみても起きる気配が無い。仕方なく毛布をかけて、自分も同じソファへと腰をかける。
20分程すると反対側に座っていたメノウさんがごそごそと動き出す。
「(…目が覚めたのかな?)」
近くに寄ろうと顔を近付けるとメノウさんの目がうっすらと開く。
『…いい匂いがすると思ったらみかどちゃんか~』
そう言うとメノウさんの胸へと頭を引き寄せられ、ソファに寝転がる。
「!?」
『みかどちゃん…いい匂い』
「メ、メノウさん…!」
『体もふにふにで気持ちいい~』
「ひゃっ…あの、あの、寝ぼけてますよね?!」
「(そうじゃなきゃ困る!)」
『そんな訳ないじゃない…起きてるよ~』
「そしたら尚更ダメです…!こんなこと」
『え~どうして?』
「だって私たち……付き合ってもないですし…」
『付き合ってたらいいの?』
「え、そりゃあ…まぁ」
『じゃあ僕たち付き合おうか』
「…!」
いきなりの告白に体が固まる。
「えっと、冗談ですよね?」
『本気だよ~。今だってそれを言いに来たんだもん……ちょっと寝ちゃったけど』
「…」
『好きだよ』
その言葉に驚いたものの、凄く嬉しかった。想いを寄せていた人も同じ気持ちだったなんて、まさかの展開。
その気持ちを隠していた分、一気に嬉しさが込み上げてくる。
『みかどちゃんは?僕のことどう思ってる?』
「え、あの…私は…」
『あなたも僕のこと好きかなって思ってたんだけど、違った?』
「!」
そう言われて体をお互いに起こし、向き合いながら話をする。
「ん?」
『………違わないです。私も好き、です』
「うん」
『…メノウさんのこと大好き』
「ありがとう」
メノウさんに抱き締められて幸せを噛み締めるようにゆっくりと深呼吸をする。
「メノウさんも……いい匂いしますね」
『スパのおかげかな?』
「じゃあ、同じ匂いですね」
そう笑いながら話していると目と目が合ってふいにメノウさんの顔が近付いてくる。
チュッ
「!」
『……みかどちゃん、キスのときは目閉じなきゃ』
「ご、ごめんなさい…でも、急だったから」
『それじゃあ、キスも言ってからならいいかな?』
そう小さく笑うメノウさんに顔が熱くなる。
「そんな、笑わなくても…」
『ごめんごめん、可愛くてつい』
『…ねぇ、もう1回キスしてもいい?』
「…はい」
『みかどちゃん……目、瞑って』
目を閉じると唇にメノウさんの唇が重なってくる。
チュッ
『僕も大好きだよ…みかどちゃん』