スマブラSP 灯火の星 二人の姫君の奇跡

「やった!」

「くっ!」

「これで世界は平和に…なんですの!?」

キーラを倒して、一安心の二人だったが、異変に気付いた。時空の裂け目が現れ、空に闇が染まり、禍々しい黒い魔物が現れた

「あっ!」

「今度はクレイジーハンド!」

裂け目から大量の手袋が!動きからして、ピーチはクレイジーハンドだと見破った。彼は破壊の化身だ

「あいつが目覚めたか…。くっ。マスターハンド!やつらに我の野望を邪魔するな…」

今でも、動くのがやっとなキーラはマスターハンドを召喚し、クレイジーハンドに襲い掛かるよう、命令したが、力の差は歴然だ

「くっ。我の力が衰えてしまったか…。此処は撤収だ!」

キーラは珠になって、何処かに逃げ出した!

「あっ!逃げられた!待ちなさい!!」

「ふっ、キラキラ野郎の力が衰えたおかげでようやくオレ様の出番だな」

すると、巨大な黒い魔物がピーチとデイジーの前に姿を見せた

「今度は真っ暗に!?貴方はいったい何者なの!」

「オレ様は、混沌と闇の化身ダーズ!この世界を漆黒の闇に染めるもの!」

黒い魔物は、ダーズを名乗り、世界の侵略者

「やっぱり、貴方も支配を狙っていたのね!キーラとはどういう関係なの!?」

デイジーは、ダーズに尋ねる。キーラに襲い掛かった理由を知るためだ

「あいつとは、敵なんでね。オレ様は光が大嫌いだ!てめぇらが戦ってる間に隙を窺ってたんだ!」

ダーズは、キーラとは敵対していることを明かし、二人がキーラと戦っている間に活動を窺っていたのだ

「わたくし達を利用してたのね!」

「そうだ!盗み出したのは、これだけじゃないんだよ!いでよ!オレ様のしもべよ!」

ダーズは、キーラから奪い取ったファイターを見せ付ける。そのファイターは、金髪に水色のドレスを着た女性。緑色の帽子を被り、緑色の服と紺色のオーバーオールを着た男性。その人物は、彼女達がよく知る人だった…

「……」

「ロゼッタ!?ルイージまで!?」

その二人は、水色のドレスを着た女性がロゼッタ。緑色の帽子を被り、緑色の服と紺色のオーバーオールを着た男性はルイージだった

「まだ、揃ってなかったのは、こういうことだったのね!みんなを返して!」

「これはほんの一部だ。こいつらを集めるのは、苦労したぜ。キラキラ野郎もたいしたことないな…。引っ込んでいいぞ」

ダーズは、ロゼッタとルイージに引き下がるよう命令すると、二人は闇の世界に消えていった

「貴方も世界を好き勝手にするなんて、許せない!」

「さてともう1体、オレ様のしもべになってもらおうか!」

デイジーは強気になるが、ダーズは触手を出し、二人に襲い掛かる!

「うっ!」

「もう、しつこいわね!」

素早く襲い掛かる触手をかわす二人。でも、キーラの戦いが終わったばかりなのか、かわすのが精一杯だ

「きゃあ!」

ピーチは、触手にかすり、転んでしまった

「ピーチ!」

デイジーは思わずに叫び、ピーチを心配した

「いただきだ!」

ダーズは、チャンスを逃すまいとピーチに狙いを定めた!

「ピーチ!?」

ダーズの魔の手からピーチを守ろうとして、デイジーが立ちはだかった

「デイジー!?」

「うっ!ピーチには絶対に触れさせない!」

デイジーは、ダーズの触手を受けて、身動きが取れなくなった

「しつこいやつめ!まぁいい。1体あれば、十分だ。あばよっ!闇の世界で待ってるぜ…。クレイジーハンド!奴らと遊んで来い!!」

「待って!デイジーを放して!!」

ピーチは必死に叫んだが、ダーズは聞かずにデイジーを連れ去っていった

「そ、そんなー!急いで、デイジーを助けなきゃ!」

ピーチは、すぐにかけつけようとした

「うっ!」

「ピーチ姫、無理をしないで!」

先ほどのダメージは大きく、思うように動けない。急いで合流したマリオが心配した

「マリオ…」

「これは厄介なことになってきたな」

「これだけ、沢山いたら進めないぞ!」

マルスとリンクも状況がまずいことは察していた

「新たなる敵が、闇の世界にファイターとスピリットを閉じこめたんだ」

「これだけたくさんいたら、厄介だ。せめて、一人だけでも…」

ネスとシモンも冷静に考えた。ファイターを助けない選択肢は最初からないのだから

「みなさん、お願いがありますわ」

ピーチはみんなに聞いてほしいと言った

「わたくしは闇の世界に向かいますわ。デイジー姫を!いいえ!闇の世界に捕らえられているファイターを助けに!」

「無茶な!キーラの戦いで体力が消耗している!いかせるわけにはいかんのだ!」

ピーチは、闇の世界に入り、皆を助けようと決意した。でも、クッパはこれ以上、彼女に無理をさせたくないと反対したのだ

「それにクレイジーハンドがいっぱいだ!みんなに任せたほうが!」

フォックスは、ピーチを此処に残そうといった。他の皆も賛成だ

「皆が力を合わせていきたいですわ。でも、わたくしがちゃんとしていれば…。だから、これは譲れませんわ!!」

ピーチは、自分のやるべきことはわかっている。皆を助けたい気持ちだ。他のみんなも同じだが、彼女が一番その気持ちが強い

「仕方ない。受け入れよう。みんな、いいね」

マリオは、苦渋の決断をした。彼女の気持ちを聞いてあげないわけにはいかないと言った。みんなも仕方なくそう答えた

「みんな、ありがとう!」

「行って来い。その代わり、ボク達がクレイジーハンドをひきつける!」

「わかりましたわ!行ってきますわ!」

ピーチは、皆にお礼を言って、闇の世界に向かう。マリオ達は、クレイジーハンドの相手をすると言ったのだ

「待ってて!デイジー!無事で!」

「きゃははは!行かせないぜ!」

ピーチの行く手にはクレイジーハンド達が立ちはだかる

「とぅ!」

「此処はボク達が相手だ!」

「いつでも、かかってくるがいい!!」

「ピーカー!チュウーー!!」

しかし、マリオ、リンク、フォックス、ピカチュウが彼等の前に立ちはだかった

「ぐっ!!ダーズ様の邪魔する奴は許さんぞ!!」

4体は、クレイジーハンド軍団との戦いを繰り広げるのであった

「くくくく、ようやく、捕まえた。こいつは、使えるぜ。どう操ろうかなー」

「くっ!頑張れ!わたしー!闇に屈したりはしない!!」

デイジーを捕獲したダーズは、どう手下にしようかと考えていた。しかし、彼女はそう簡単にはいかない。抵抗して脱出しようとするのだ

「離せないわね。えーい!」

弱っているなかでも踏ん張ろうとした

「しぶといやつめ!今すぐに闇に染まれ!」

「きゃああああ!!」

抵抗しているのがわかったダーズは闇の魔力をデイジーに浴びせる!悲鳴が上げていき、自我を保てるか心配だ

「まだよ。このくらいで貴方に負けない!私達には!無敵の呪文があるんだから!」

それでも、彼女は諦めない。フラワーブレスレットの力を使い、脱出を図る

「絶対、大丈夫!諦めなければ、奇跡が起こるんだから!」

「くっ!忌々しい光め!!」

すると、温かい光が彼女を包んでいく。ダーズは光が大嫌いだ。

「眩しいー!!」

彼は思わずに闇の魔力は消え、触手から彼女を離してしまった

「なんとか、脱出できたわ…」

デイジーは、ダーズの魔の手から解放されたが、彼女は気を失い、フラワーブレスレットは花形のブローチが壊れてしまい、もうその力は使えなくなった…。

「くっ!見失ったか!逃がした獲物は大きい…。だが、闇の世界で生きて帰れる保障はないぜ。くくくく…」

ダーズは、デイジーを逃がしたことを悔しがるが、彼女に挑戦状を突きつけた。それは闇の世界の脱出劇だと

「ようやく、着いたわ…。どこかしら?」

こうして、ダーズの闇の世界に着いたピーチ。連れさらわれたデイジーを見つけ出すことはできるのか!続く
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