長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

こうして、ピーチとステラは、10人のキラリスタを助け出すと、闇の扉が反応し、出現したのだ

「色々あったけど、ついに決戦ね」

「そうだね。長かった戦いが終わるんだ」

ピーチとステラは、そう言った。ピーチは、2匹のキノピオと一緒に旅行でキラメキ劇場で演劇を観に来た。しかし、グレープ劇団の襲撃に遭い、ピーチは、劇場から出られなくなってしまった。そこにステラと出会い、各劇を元通りにする決意をしたのだ。そうした長い冒険はもうすぐ終わる。グレープ劇団の団長、グレープを倒すだけだ

「この扉…今までのより強い力が…。ちょっと怖いけど、二人でなら!」

「そうね。諦めなければ、大丈夫よ!」

二人は、勇気を振り絞って、扉と向き合う。この先にグレープが待ち構えているのだ

「よし!ピーチ!キラメキの力を信じていこう!集めたキラメキストーンを僕に預けて!」

「えぇ。じゃあ、集めたキラメキストーンをステラに託すわ!」

覚悟が伝わり、ピーチは、ステラにキラメキストーンを渡す。すると、彼は力が漲っている。二人は力を込めて、闇の扉を開けていくが、順調に開いていくが、完全に開く直前に扉はバタン!と閉ざしてしまった

「うわぁ!」

「きゃあ!」

「ダ、ダメだ…。なんでだろう?この扉にはキラメキの力が効かないの?」

「そんなことない!もう一回よ!」

「ちょっと、待った!」

キラメキストーンの力を持ってしても、扉を閉じてしまったことに驚く二人。がっかりしてしまい、考えていく。すると、剣士、忍者、カウガール、パティシエ、怪盗、探偵、フィギュアスケーター、スーパーヒーロー、マーメイド、そしてカンフーのキラリスタが、ピーチ達のところに駆けつけてくれた

「みんな!」

「もう一つ、劇を愛するキラリスタの心が必要なのさ!」

「そうなの?」

「あぁ。だから、ボクらの希望の光をキミ達に託すよ!」

剣士のキラリスタがそう言った。10人のキラリスタは、二人にキラメキの力を分けてあげた。すると、以前よりステラの力が高まっているのだ

「温かい…。このキラメキはなんだろう…?ピーチ、変身するよ!」

「えぇ!」

ピーチとステラはキラリスタから受け取った力を変身に使う。ダンスをしていくと、ピーチのドレスが、ピンクから白と水色に変わり、デザインも変わっている。胸のブローチは、キラメキストーンを模したものに変わり、頭についていたリボンは消え、長髪になる。その頭には、水色の宝石のティアラが装着される。その見た目は、美しくも神々しい。みんなの想いを乗せた姫君に相応しいのだ

「き、きれいだ」

「こ、これは、今までのキラリスタにもいない姿だよ!」

キラリスタ達は、ピーチの新たなる姿に見とれていた

「す、すごい。名前は…。そうだわ。これがわたしのオリジナルのキラリスタ。この姿の名前はプリズムピーチ!!」

ピーチは、変身した姿をプリズムピーチと名付けていった。空中浮遊ができるようになったのだ

「みんなの力、受け取ったよ!ピーチ行こう!」

「えぇ!必ず、キラメキ劇場を取り戻してみせるわ!えいっ!」

ピーチとステラのみんなの想いを乗せ、扉を開けていく。その扉の中は、黒い禍々しい渦がある。二人は覚悟を決めて、扉の中に入っていったのだ

二人は、中に入ると、真っ暗。すると、明かりが突然、灯され、魔女、グレープが待ち構えていた。彼女こそが、キラメキ劇場を乗っ取り、公開予定の演劇を悲劇に改竄した元凶だ

「ようこそ…。私の舞台に!待っていたよ…。ピーチ…」

「グレープ!!貴方の陰謀もここまでよ!」

「ふん。そう言ってられるのも、今のうちね。お前達が輝くことでみんなの期待や希望が大きくなればなるほど…。それを砕いた時の絶望は…、極上の悲劇となる!!」

「極上の悲劇ですって!?」

グレープは、手を握りつぶしていく。ピーチを倒し、絶望に包まれるのを待っていたのだ

「ふふふ、待っていたのさ…。私の最高の舞台を完成させる…。お前のような引き立て役をね!!」

「そんな悲劇は認めない!私は、みんなの希望の力で貴方を止めてみせるわ!」

「お前達の希望はどれ程のことか。じゃあ、始めようか。悲劇の開幕!イッツ・ショー・タイム!!」

こうして、ピーチとグレープの決戦に幕を開けたのだ[newpage]

「いでよ!我がしもべ達よ!」

グレープの周りには、沢山のドゥーケで囲んでいる。ダンスをしながら、戦いを見守っている

「こっちからいくわよ」

ピーチは、プリズムの力で光の弾を放っていく。光の弾にはキラメキの力が宿っており、グレープには苦手なのだ

「うっ…。わたしの反撃はこれだ!」

グレープは、ピーチを下から、火花で降りかかる

「くっ!」

ピーチは、直撃してしまい、怯んでいった

「大丈夫?」

「えぇ。これくらいは…。まだまだ!」

ピーチは、とにかく、光の弾を連発していく。途中からは、花火攻撃にも注意を払いながら、グレープの盾になっているドゥーケを倒していき、グレープにも当てていった

「くっ。これはどうだ」

今度は、プレゼント箱をピーチの頭上に目掛けて落としていく

「痛い…」

結構、重量があり、プリズムの力があるとはいえ、痛みが襲い掛かる

「どうした…」

「まだまだ!えいっ!」

ピーチは、光の弾を撃ち続けていく。すると、グレープが怯みだした

「うっ…」

「よしっ!」

「次はどうだ!」

闇の力を取り込むと、少し本気を出していった。さっきよりも攻撃の速度が上がっている。花火攻撃の速度や、プレゼント箱の個数も増えていた

「これでは、攻撃に集中できないわ!」

「あっはっは!避けてばかりでは勝てないのよ!」

グレープの攻撃の勢いが増しており、ピーチは、避けながら、攻めていく。そのせいか、攻撃のチャンスが減っているのだ

「えーい!」

それでも、ピーチは、少ないチャンスをものにして、光の弾を放っていく。グレープは何かを呼び出したのだ。ピーチは気づかずに連射していく

「ピーチ、危ないっ!」

「えっ!?きゃああ!」

ステラは叫ぶが、ピーチはタイミングが遅かった。グレープは機関車を召喚していき、ピーチに襲い掛かったのだ

「くっ…」

機関車に直撃してしまい、ピーチは、ふらついている。そして、上には、飛行機が迫ってきた

「うっ…!」

「ピーチ、大丈夫?」

ピーチは、避けようとしたが、痛みがあり、かわすのが、遅かった。直撃で更に痛みが増している

「なんとかね…」

ピーチは、諦めない気持ちや敗北の恐怖との戦いが始まっている。二つの気持ちとの戦い、彼女はまだ心は折れていなかった

「それでも、私は諦めないっ!だって、ステラやこの演劇を演じてる人、そして、演劇を楽しみにしている人の気持ちを託したもん!だから、絶対に負けない!!」

「うぅ…。うわー!」

グレープは、怯みだしたが、とうとう闇のオーラが強くなっていき、更に本気を出していった。その証に、花火の速度や、プレゼントの降ってくる速度が上がっている。それでも、ピーチは、頑張る。彼女の猛攻を必死にかわし、少ないチャンスでキラメキの弾を放っていった

「くっ!」

グレープも負けじと最後の力を振り絞る。飛行機と機関車を召喚し、高速で駆け巡る。しかし、動きを読まれ、かわされてしまった

「えいっ!」

グレープの隙が見つかった。そして、ピーチは、キラメキの弾を連射していった。そして、グレープは、キラメキの力を受けすぎて、気絶してしまう

「うぅ…」

「チャンスだよ!ピーチ!」

「キラリスタ達の想いを思い知りなさい!!煌めけ!プリズムショット!」

ピーチは、キラメキの力を高め、巨大な弾を放っていく。1発、2発、そして3発。3発目は強い想いがこもり、その力でグレープにぶつけた

「うわあああああ!」

グレープは浄化された。ピーチは、一安心だ。戦いが終わり、プリズムピーチの変身を解き、ピーチとステラに分離した

「ありがとう!ピーチ!キミのキラメキは本当にすごいよ!」

「えぇ。でも、ステラ。貴方の力もあったからよ。私の力だけではできなかったわ」

「2人の力があったんだ。これで劇場も一安心。みんなのところへ戻ろう!」

「えぇ。キラリスタ達に知らせなきゃね」

ステラはピーチを引っ張り、劇場に戻ろうとした。しかし、グレープは、完全に浄化されていない。それは仮面のマスクが残っていた

「ふっ、ククク…クククク…」

仮面が不気味な笑いを浮かべた。倒したはずのグレープが目を覚ました。魔女のグレープは仮の姿。真の姿は仮面だった

「グレープ!?さっき倒したはずなのに!?」

ピーチとステラは、グレープの声が聞こえ、驚いている。

「ま、まだだ。フィナーレにはまだ早すぎる…!!」

グレープは、闇のオーラを貯めていく。

「ピーチ!お前のキラメキは、ヤミの力で輝きを失われる宿命…。その悲劇を演じるのは、この舞台なのさぁぁぁぁぁ!!」

「うわああああ!!」

「きゃああああ!!」

グレープはそう言いながら、闇のオーラを思いっきり放つとピーチとステラを思いっきり吹き飛ばしてしまった。2人はグレープの高笑いとともに気を失った
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