長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

「ふぅー」

舞台が終わり、変身を解いたピーチとステラ。ステラは、ピーチの腕前に驚いていた

「す、すごいよ!ピーチ、そんなに強かったんだ!」

「照れるわね…。これもステラの力があったからなのよ。さてと最後の舞台ね」

4階最後の舞台は、探偵だ。ピーチとステラは、探偵の舞台に挑んだ。タイトルは、「名探偵の事件簿 霧雨の陰謀」だ。どんなおはなしが待っているのだろうか。ピーチは、予め、探偵に変身していった。開始早々、助手がピーチを待っていた

「探偵さーん!」

「助手君!お待たせ」

「僕の方が早かったですね!5分前行動は、基本ですよ!」

「流石だね。何かいい情報は掴めたかい?」

「実は、探偵さんを呼び出したのは、街を徘徊する怪しいヤツの情報をゲットしたのです!」

「凄いよ!」

「ヤツは、毎日、この道を通るそうです!ここで見張りましょう!」

「えぇ。観察するのね」

ピーチと助手は、ベンチに座って、見張りをしている。ピーチは新聞を読んでいるのだ。住民が時計店の襲撃の話をしていたり、慌てて走っている者、そして、紫の仮面の者が通ると助手が思わず、声をあげた

「あっ!」

「びくっ!」

紫の仮面の者は、びっくりした

「あいつに違いないです!」

「そうね」

ピーチには、犯人がドゥーケなのは、バレバレなのだが、知らないふりをして演技していく。

「気づかれないように後をつけましょう。ヤツの目的がわかるかもしれません!」

「了解。ってどうすれば…」

「ピーチ、ホリゾントと戦った時を思い出して」

ピーチは、戸惑いながら、ステラが助け舟を出した。ホリゾントは、見つからないように慎重に進んで倒した。これを応用できる時がきたのだ

「ありがとう。そっと…」

ピーチは、小声で進んでいく

「ヤツが振り向きそうです。急いで隠れて」

「はっ!」

助手が小声をかけて、ピーチをサポートしている。ドゥーケが振り向くが、2人は電話ボックスに隠れていたので、見つからなかった。見つからなかったのを安心したドゥーケは先を急ぐ

「追いかけましょう!」

「えぇ。逃がさないわ」

2人は、ドゥーケを追いかけていった。2人は、ドゥーケに見つからないように、注意しながら尾行した。しかし、ドゥーケは見失ってしまったが、彼は慌てたのか、何かを落としていった

「これは?」

「計画は、順調だ。まもなくアレが完成する。我々のアジトで落ち合おう。見つからないように来てくれ」

「彼のことね。仲間がいるのね。碌でもないことをするに違いないわ!あら?」

ピーチは、怒りを露わにしていく。彼女は、虫眼鏡で観察すると、彼らしき、足跡があった。

「この物置が怪しいわね…」

足跡がこの先に続いている。物置を動かしていき、2人は尾行を続けた。今度は、看板に隠れているが、店員の不注意で倒れてしまった

「!?」

ピーチは、慌てて隠れていった。そして、ドゥーケは走っていった

「見失いました…」

「手がかりを掴みました!街の人の話によると、この辺にアジトがあるみたいです!」

「えぇ。でも、3部屋あるわね…」

ピーチは、助手が聞いた話をメモしていく。でも、花、葉っぱ、芽のレリーフが飾られている

「話を聞いてみましょう。すいません…。怪しい人はここですか」

ピーチは、花のレリーフの家の扉を開けた。しかし、怪しい人と疑われた住民は怒っている

「訪問して、いきなり怪しい人と疑うなんて!貴方の話は聞きたくない!出ていって!!」

「ごめんなさいー!!」

住民は、ドアをきつく閉め、ピーチを追い出した

「ピーチ、そもそも、怪しい人が私は怪しい人ですと言うわけがないよ…」

「そうでした…」

ステラにピーチは、気を取り直して、手がかりを探してみる。花の部屋はハズレ。今度は、右の住民に聞き込みで情報を手に入れた。その住民は、弟と1番右の部屋に住んでいるのだ。ピーチは、メモを取って、情報を整理した。花の部屋には、普通の住民がいて、1番右も弟と住んでいる。となると…。

「真ん中の部屋ね!突撃よ!」

ピーチは、真ん中の部屋を開けていく。すると、紫の背景が広がっている

「怪しいわね。助手君、行きましょう」

「ヤツらの計画を暴いてやるー!」

2人は、彼らのアジトに潜入した。助手が静かに進むよう、告げ、そっと進んでいった。そんななか、3人組が怪しい会話が聞こえている。2人は、気づかれないように盗み聞きした

「もうすぐ、この街は…」

「あの場所でアレを…」

「…よし!」

1人のドゥーケが丸いものを完成し、それを仲間に見せた。それは勿論、爆弾だ

「ば、ばくだん!?」

「助手君、声が大きいわ!」

「誰だ!!」

助手が思わず、大声を上げた。勿論、気づかれてしまったのだ

「まずい!聞かれた!今すぐ計画実行だ!!」

「おーっ!」

「まてー!!」

3人組は、すぐに飛び降り、逃げていった。助手は、怒りを露わにしたのだ

「や・や・や、やばいです!爆破計画だなんて!」

「大変だわ!急がないと!」

「場所さえわかれば、まだ止められるかもしれません!探偵さん、ヤツらどこに仕掛けるつもりでしょうか?」

「調べてみるわ。置物が頼りになりそうね」

ピーチは、アジトの置物を頼りに推理を始めていった

「盗み聞きしてたのが、ばれちゃったわ…」

「そういうピーチも声、大きかったよ」

「参ったわね。爆弾とか言ってたわね」

「建物の模型と地図を照らしてみよう!」

ピーチとステラは、調べてみる。グレープ劇団のマークがアジトの場所だ。でも、どこにいくかはわからない。

「望遠鏡でみてみるわね」

今度は、望遠鏡で覗いてみると、それは時計塔だ。それでは、証拠にならない

「今度は、計画書を…鐘がある…に設置、…12時に爆発…」

「ピーチ、どう?」

「匂うわね。鐘のある場所…。望遠鏡の場所。そして、アジトから出て、右に曲がったところ…。これに沿って、進んだら…」

ピーチは、虫眼鏡を使い、犯人が進む方向に従って、進む

「わかったわ!犯人達が向かってるのは、時計塔よ!!」

ピーチの推理が時計塔に反応を示した

「そうか!時計塔が狙いだったんですね!流石です!探偵さん!すぐに警察に知らせて、時計塔に向かいましょう!」

「えぇ!なんとしても、彼らの好き勝手にはさせない!」

2人は、警察に知らせ、現場の時計塔に向かった。天気は、雨。周りには、立ち入り禁止の外には、住民が様子を見ている。その中には警部と、警察官と対面している。ピーチと助手も調査に協力する

「今回もご協力感謝します!現在、不審物を持った3名の侵入情報があり!直ちに突入します!」

「犯人め!必ず、必ず捕まえてやるー!」

ピーチ達は、時計塔に潜入していった。すると、エレベーターには、既に犯人が乗っていた

「あばよっ!」

3人は、ピーチ達を挑発し、去っていった

「くっ!一足遅かったか!」

警部たちは、悔しい表情していた。エレベーターには、どの階に行けばいいか、示されている

「探偵さん!僕達もエレベーターで追いかけましょう!」

「えぇ。どの数字を選ぶべきか、整理しましょう」

ピーチは、現場の様子を整理した。5のカギ、9のカギ、何も書かれていないカギ、8のカギ、塗りつぶされているカギがあった。犯人が簡単に見つからないよう、荒らした跡があるのだ。そして、エレベーターを動かすカギは6だ

「6なんて、どこにもないぞ」

「もしかして、塗りつぶされてるところに隠したとか!」

助手は、塗りつぶされてるところをカギをはめるが、はまらない

「違ったか…」

「この7、落ちてるけど、どうだ?」

「犯人が落としたかもしれないわね。組み立ててみましょう」

ピーチは、7の文字を持ち上げ、何も書かれていないカギのところに置く。すると、5、9、7、8に並んだのだ

「でも、探偵さん、これだと順番がおかしいですよ」

「いいところに気づいたわね。9の文字をひっくりかえしてみると、違う文字が見えるかも!」

「探偵さん、もしかして!」

「正解は、9のカギよ。正確には、9の文字をひっくり返すと…」

「わぁ!6だ!」

ピーチは、見事に6のカギを見つけた。そして、そのカギをはめると、ピーチと助手、警部は上に上がったのだ。ピーチは、犯人を捜すと、なんと、パイプの近くに1人!

「此処に隠れてましたね!爆発の犯人さん!」

「げげっ!」

「こんなところに隠れてたとは!お見事です」

「えぇ。彼を連行してください」

「さぁ!いくぞ!その前に爆弾はどこに隠した!」

「へへ、ここにはないぜ?こんなところにモタモタしていてもいいのか?」

「時間がありません!急ぎます」

警官がやってきて、犯人を連れて、去っていった。ピーチは、爆発を止めるために、急いでいった。その先に向かうと、2人目の犯人が!

「あっ!いた!」

「確保―!!」

複数の警官が2人目の犯人を捕らえていった

「爆弾はどこにやった!」

「知らないなー。ちなみに最上階には置いてないぜ!」

「探偵さん、引き続き、爆弾の調査をお願いします!」

「勿論です」

引き続き、調査をしていく。助手が聞いたことを告げたのだ。それは、絶対最上階に爆弾を隠したと確信しているからだ。嘘で欺き、爆発させようとしたが、助手の目には欺けなかった

「動かすには、歯車が必要ね…」

ピーチは、歯車のマークを注目した。これがないとエレベーターは動かない。

「これは!」

ピーチは、パイプにある歯車の欠片を見つけていく

「犯人が隠したかも!」

「この欠片が鍵ね」

試しにはめてみるが、何も起きない。どうやら、パーツが足りないようだ。そして、調査していくと、本物の歯車の上と箱の中にそれぞれパーツが隠れていた

「この3つがあれば!」

ピーチは、3つのパーツをはめていった。すると、エレベーターが無事に動いた。上に上ると、今度は、ダクトの開閉装置があった。が、ピーチは、3人目の犯人の在処を見つけた。それは歯車の後ろにいたのだ

「いたわね!かくれんぼはここまでよ!」

「ば、ばれたか!」

3人目の犯人は、見つかり、そして、遅れてやってきた警官に確保された。でも、もたもたしてられない。ピーチは、開いているダクトから入る。すると、時計塔の時計にいるのだ。でも、カギは逆の位置にあった

「カギは、反対にあったわね。どう取れば…」

「これよ!」

ピーチは、閃いた。歯車を逆にすればいいのだ。まずは、安全のために電源を止め、歯車を一時的に止め、歯車を反対方向に移し替えた。そして、再度電源を入れ、ダクトの中に入ると、鍵を手に入れる。そして、電源を入れると、エレベーターが動いたのだ

「流石、探偵さん!」

「最上階ね」

2人は、エレベーターに乗って、最上階に向かう。見晴らしのいい景色があるのだ。生憎の雨で、何より爆弾で景色を楽しむ余裕はない。

「此処が最上階。きっと、どこかに爆弾があるはず!探偵さんと僕となら解けないナゾはありません!」

「えぇ!必ず、見つけ出してみせる!」

「でも、急がないと爆発しちゃうー!」

2人は、調査を始める。開きっぱなしのタンスや怪しい木箱を見極めた。しかし、ピーチはあることを思い出した

「アジトでみたわ!計画書!」

ピーチは、犯人の計画書を思い出した。鐘がある…に設置、…12時に爆発…

「それにこの足跡!」

ピーチは、虫眼鏡で観察した。犯人の足跡が映っている。その方向には、鐘が繋がっているのだ

「爆弾の場所は、鐘の中よ!!」

ピーチは、かっこよくおみとおしアタックを鐘に決めた。すると、鐘は反応し、爆弾がでてきたのだ

「やったわ!」

「やりましたね!探偵さん!って、喜んでる場合じゃないですよ!」

「爆発まで残り僅か!?急がないと!」

2人は、喜ぶが、助手がすかさずにツッコミに入る。爆発まで猶予はない!助手は、慌てながらも、川の方向を見つけた

「そこの窓だと近くに川が!」

「急ぎましょう!」

「僕に任せてください!」

助手は、爆弾を持って、外に投げようとした。しかし、手を滑らせ、落としてしまう。地面に触れたら、爆発してしまう

「危ないっ!えーい!!」

しかし、ピーチがフォローし、地面に触れる前に爆弾を掴む。急いで、爆弾を外に放り込んだ。爆弾は派手に爆発したが、けが人は出なかった

「ふぅー。危機一髪だったんですね」

「えぇ。ヒヤヒヤしちゃったけど、これで事件の匂いはしなくなったわ」

こうして、2人は、警察に事件解決の報告をした。犯人達の野望は潰え、2人は表彰されたのだ。こうして、「名探偵の事件簿 霧雨の陰謀」はハッピーエンドになった。
25/37ページ
スキ