長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

舞台を後にし、ピーチとステラは、笑顔で振り返る。

「ステラのケーキ、食べてみたかったわ」

「もったいなくて食べられないかも…」

2人が談笑していると、ピーチの胸に反応が。それはパティシエの心が認めてくれたのだ

「やったわ」

「みんなをおもてなしにする力!見事だったね!」

「最後は、お魚ね。魚を釣って、おもてなしにするのかしら?」

「それは流石に違うと思うよ…。マーメイドだよ。入ってみよう」

「えぇ。どんな演劇か楽しみね!」

ピーチとステラは、マーメイドの舞台に入っていった。タイトルは、「メロディ・オブ・オーシャン」美しい海が舞台だ。南国の木がある

「海かー。水着用意しておけばよかった…」

「ピーチの水着姿、素敵だろうね。変な意味じゃないから!ここは、マーメイドのおはなしで、美しい声の歌姫がいるんだ!」

ピーチはそう呟いた。海の舞台なので、ドレスのままでは泳げない。ステラは想像しそうになったが、留め、マーメイドの舞台を説明していった

「歌姫の声、楽しみね」

「今日は、コンサートだって!歌を聴きにいってみようよ!」

「えぇ!楽しみだわ」

ピーチは、キラメキの力を木に当てると、実がココナッツになり、魚は元気に跳ねていった

「あなたもコンサートを見に来たの?」

「そうよ。会場はどこ?」

「この先だよ。みんな、来てねー!」

マーメイドのキャストンがピーチを歓迎している。キラメキで魚が跳ねてる様子をみたキャストンは、凄い力があると感心していった

「みんな、行きましょう」

「通りたければ、俺たちを倒してからにしな!」

楽しみにしていたキャストンだが、人魚のドゥーケが意地悪をしている

「貴方達、意地悪するなんて、関心しないわ」

ピーチは、ドゥーケに冷たく言い、キラメキでココナッツの実を落としていった

「いてっ!覚えてろー!」

「ありがとうー」

「どういたしまして」

ドゥーケ達は、捨て台詞を残し、逃げていき、キャストンはお礼を言った。先に進むと亀が弱っている

「弱っちいカメだぜー」

「なんて、ひどいことを…」

別のドゥーケが、亀を虐めていた。浦島太郎の子供のようだ。彼らは逃げていった

「カメさん、元気になってー」

「頑張って!」

ピーチは、キラメキの力を通じて、キャストンに力を与え、その歌声で亀を元気づける。すると、カメは元気になり、お礼にコンサート会場まで連れてくれたのだ。ピーチは、カメに乗り、コンサート会場に向かった

「まだ始まらないの?」

「何かあったのかな?」

「もう少々お待ちください!」

キャストンが並んでいるが、開演の気配がない

「歌姫はいったいどこに行ったんだ?」

「もう開演の時間なのに…」

演奏歌のキャストンが歌姫が来ないことに心配している

「歌姫がいなきゃ、コンサートは中止よね?どうにかして見つけられないかな?」

「もしかしたら…。えぇ。見つけてみせるわ」

ピーチは、歌姫を探していった。でも、彼女らしき姿はみられない

「どこなのかしら?あら?」

ピーチが見つけたのは、キラメキの場所だった

「ピーチ、ここは歌姫の神秘の場所!もしかして!」

「それに触れてみるしかないわね!」

ピーチは、キラメキの場所に足を踏み入れる。すると、水色とピンクのへそだし水着に。下半身は、お魚のようになっている。その外見は人魚姫といっても差し支えないだろう。そして、美しい歌声を手に立ち向かうのだ

「(嘘!これ、わたしの声じゃないみたい!)」

「キミの声、実に歌姫にそっくりだ!」

「実は、歌姫の姿が見当たらなくて…」

「お願い!僕らのステージで歌ってほしい!」

「えぇ!いいわ」

ピーチは戸惑いながらも受け入れる。ぶっつけ本番のライブは正気の沙汰ではない。ピーチは、演奏家とともにコンサート会場に向かった

コンサートは、ピーチと演奏家、周りの海の生き物で行われる。始まって、わくわくがとまらないのだ

「みなさま、お待たせしました!メンバー達も準備OKです!」

「僕らのコンサートにようこそ!今日は、スペシャルな音楽をお届けするからね!」

会場は、歌姫が来てくれたことで大盛り上がりだ

「では、最初の曲は…」

ライブが始まろうとした時、突然、地面が揺れ、停電が起きた。

「うわぁ!」

「なんだ?」

「みえない!」

会場のみんなは、パニックになっている。何が起きているのかわからないからだ。

「ギャハハハハ!!」

明かりがつくと、3人の演奏家が紫の結界に閉じ込められ、ドゥーケが連れ去っていった!

「ま、まて!」

「これでは、コンサートが…。なんとか開催できると思ってたのに…」

「なんてことを!」

「どうかお願い!メンバーを助けて!」

「えぇ!絶対にコンサートを成功させてみせる!」

ピーチは、水中を駆け巡り、メンバーを助けに向かった。暫く進むと、貝殻から、誰かの声が!

「誰かー出してー」

「ワハハ!最高の気分だぜ!」

ドゥーケが嘲笑うなか、ピーチは、歌声で魚を誘導していく。でも、重すぎて、びくともしない。作戦を切り替え、小さい貝殻を開けてもらう。すると、小魚が増えていき、5匹増え、更に別の小さな貝殻も開けて、更に5匹。15匹の小魚がピーチの歌声で力を合わせて、大きい貝殻を開けていった。すると、開いた勢いでドゥーケをふっとばし、演奏家が出てきたのだ

「助かった!ありがとう」

「どういたしまして、残り2人見つけましょう」

ピーチと演奏家と一緒に追いかけていく。途中にいるウツボが通せん坊していて、進めない。ピーチの歌声で移動してもらい、通れるようにした。更に進むと、海藻が絡まっていて、動けないキャストンがいる。そして、ドゥーケがそれを笑っていた

「今度は、複雑に絡まってるのね…」

闇雲にやっても海藻は取れない。ピーチは、少し考えた。

「こうしてと…」

ピーチは、歌声で黄色の海藻をひっくり返してもらう。次にオレンジ、緑、水色と順番にひっくり返した

「ふぎゃ!?」

その下にいたドゥーケは、水色の海藻の下敷きになった。そして、演奏家を救出したのだ

「ひゃー!助かったよ!」

「よかったー」

「次に向かいましょう」

ピーチ達は、先に急ぐと、今度は、キャストンがドゥーケ達にひっくり返されたカメの下敷きにされている。このままでは、窒息死してしまう!

「苦しいー」

「なんとかできないの?」

「カメをひっくり返すんだ。フグも協力しないと…」

「フグ、力を貸して!」

ピーチは、歌声を操り、フグを移動させる。3匹の力がないと、ダメなのだ。そして、力が合わさった時、カメが思いっきりひっくり返り、ドゥーケ達を吹っ飛ばした

「ありがとう!助かったよ!」

「全員揃ったぞ!急いで、コンサートに戻らないと!」

「きっと、お客さんが待ちくたびれてるよ!」

メンバーは全員揃った。後はコンサートを成功させるだけだ。急がないとお客さんが怒って帰ってしまう。事情を察したカメは、助けたお礼として、会場に送り届けてくれるのだ。そして、ピーチ達は、会場に戻り、無事にコンサートは開催できた

「みんな、お待たせ!」

「今日は、スペシャルなコンサートにするからね!」

メンバーによるコンサートが始まる。ピーチは歌で、魚を光らせる。そして、美しい歌声でみんなを魅了していった。こうして、コンサートは成功に終わり、ドゥーケ達は、心を洗われ、海の泡になって消えていった。こうして、「メロディ・オブ・オーシャン」はハッピーエンドで終わったのだ
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