長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

「ふぅー。滑ると、なんだか、別人になったみたい」

「これまでの変身も、変身する前とはキャラが変わってる!」

「キノピオ達がみたら、びっくりするわ。最後は、この虫眼鏡ね…」

「探偵だよ、大丈夫かな?」

「何事もチャレンジよ!入るわ!」

ピーチは、これまでの出来事を思い出し、まるで普段とは違う自分に驚いていた。2人は探偵の演劇である「名探偵の事件簿 狙われた壁画」に挑んだ。探偵の舞台に入ると、人々が怯えている。ここもグレープ劇団に改竄され、治安が悪くなっている

「みんな、怯えているみたい…。この街の名探偵ならズバっと解決しちゃうのに…」

「こんな劇にさせないわ。なんとかしなきゃ…」

ピーチとステラは、怯まずに進んでいく。すると、住民がドゥーケにいきなり絡まれている

「持ってるものよこしな!!」

「こらー!!カツアゲだめよ!」

彼らは、金品を要求している。その様子にピーチは、怒り、抗議した

「なんだ!?文句にでもあるのか!」

「文句があるから!貴方達、人を困らせないの!とっとと出ていきなさい!」

ピーチは、ドゥーケにキラメキを与えると、彼らは怯えて、逃げていった

「あの女、むかつくぜ…」

「ふぅー」

「おお!助かりましたぞ。勇敢なお嬢さんですな」

「うふふ。どういたしまして」

住民は2人のドゥーケを追い払ったピーチにお礼を言うと、すぐに返して、先を急いだ

「警察はなにやってるんだ…」

「キミ、お手柄だったね!」

ピーチの活躍をみた住民は、警察を不安視し、彼女を称賛している。この町にいてくれたら、安心と思っている。そんな時、とある看板をみつけた

「古代の壁画ね…」

「ピーチ、興味深いね」

「えぇ。いつか、キノコ王国にも展示してほしいわ…」

ピーチは、看板に興味津々。ここの博物館に展示されているものが人気なのだ。その裏には、緑のニット帽を被ったキャストンが身を潜めている

「僕にだって!」

彼は、博物館に走り出した。ピーチは、彼を追いかけると、博物館だ。2人の警備員が、キャストンの行く手を阻んだ

「本日、博物館は、臨時休業です!」

「そこをなんとか!僕の推理によると、予告状が届いてますよね!探偵の助手である僕にこの事件を任せてください!」

「助手の君だけではダメです!」

「もうお帰りください」

「わかりました…」

緑のニット帽を被ったキャストンは探偵の助手だった。探偵がいない以上、解決できるのは、自分しかいないと立ち上がったが、信頼されていないのか、入館してもらえない。追い出された彼は、落ち込んでしまった。

「どうしたの?」

「僕一人では…。事件の解決ができないんです…」

「そうなのね。一人ではできなくても、二人ならどう?探偵の代わりになれるかはわからないけど、私、貴方の力になりたいの!」

助手が落ち込んでいるところにピーチが声をかける。そして、力になりたい気持ちをキラメキで元気づける。すると、彼は復活し、諦めない気持ちが芽生えたのだ

「もう一度、作戦を考えよう!君も一緒に来てくれないかい?」

「えぇ、よろしくね」

ピーチとステラは、助手の家に案内された。

「それでは、どうぞ!」

「おじゃまします」

その家には、探偵と住んでいて、謎の仕掛けがあった。その仕掛けには、助手には解けずに困っている

「探偵さんはどうしたの?」

「探偵さんは留守にしていて…。それで僕が一人で事件を解決したかったですけど…。この謎が解けないんです…。これ、わかります」

「何事もチャレンジよ。一歩を踏み出さないと進めない。一緒に謎解きしましょう」

ピーチは、事務所の周りを観察している。4つのマークの書棚。額縁には、4つのマークが矢印に書かれている。これはいったいどういうことなのか?

「ふむふむ、なるほど!」

ピーチは、額縁をみて、閃いた。マークと矢印の関係は、順番を示しているのだ。星、雷、曇り、晴れと順番にキラメキの力を与える、すると、仕掛けが作動したのだ

「わぁ!」

「やった!」

「この謎を解けるなんて、凄いんだね!」

「ピーチ、この気配は!」

「えぇ、探偵のキラメキね。行ってくるわ」

助手は、驚き、その先には秘密の書斎に繋がっていた。ピーチとステラは、書斎に入ると、キラメキが発見する。その力を得ると、ピーチの姿に変化が。髪型はショートになり、茶色のニット帽に茶色のワンピースのコート。その下には、白いかぼちゃパンツとタイツを身につけ、靴は、茶色のブーツだ。探偵道具のメモ帳や虫眼鏡を備わっている。探偵ピーチになったのだ

「これは、事件解決できそうな気がするわ」

「さぁ、行こう!」

ピーチは、事務所に戻るが、肝心の助手がいない。すると、彼の手紙が置いてあった

「メモが置いてあるね。探偵なら僕を見つけてください。助手」

ステラが、手紙の中身を読むと、ピーチは、足跡を見つけていく。でも、ピーチが気になるのは、Tカップの机にある置手紙だ

「興味深い事件の捜査に行ってくる。留守は頼んだよ。って、どういうこと?」

「うん。この街の名探偵が残したものだね。それより助手君を見つけよう!」

「そうね。あっ!」

ピーチは、鋭く観察している。ソファーには、茶色のクッション。そして、真ん中には黄色の何かが見えている

「この鼻、さっきまでみたような…!」

ピーチは、確信した。事務所にいるのは、自分とステラ、助手だけ。ステラは、ピーチの変身時に合体しているため、姿は見えない。そして、鼻の存在から、見破った

「助手君!ここにいるのね!」

「みつかったー。探偵さんにはかなわないですね。では、事件解決に行きましょう」

助手は、姿をみせると、負けを認め、ピーチを新たな探偵として迎え入れた。2人は、外に出ていき、博物館での事件解決に向かうのだ

「探偵です。この事件解決に参りました」

「探偵さんではないですか!どうぞお入りください!」

「ありがとうございます。助手君、いきますわ」

「はい!」

博物館に入ることができたピーチと助手は、博物館の周りを見回す。様々な展示品が置かれているのだ。探偵が来て、人々はびっくり。

「ちょうどよかった!探偵さん、館長がとなりの部屋でお待ちしております」

警官がそういうと、2人は、館長のところに向かう。そこで事件について、調査するのだ

「探偵さん!来てくれたんですね!」

「探偵ピーチと申します。以後お見知りおきを…。ところで事件について、伺いたいのですが…」

「はい。実は、こちらのキャスポスの壁画に予告状が貼られていたのです」

ピーチと助手は、キャスポスの壁画をみる。神秘的で魅力的だ。それを狙うグレープ盗賊団から、守ってほしいというのだ

「はい、必ず、お守りを…。ん…!」

なんと突然、停電が起きる。暫くして、停電が収まった時は、壁画がなくなり、グレープ盗賊団が盗んだという証拠を残したのだ

「大変だあああああ!!壁画が盗まれたー!!」

ピーチ以外のみんなは、パニックだ。なんと目の前で壁画が盗まれてしまったのだ

「お、お願いです!犯人の行方を追ってください!!」

「わかりました!この依頼、お引き受けしましょう!」

館長は、ピーチに壁画を取り戻してほしいとお願いすると、彼女はそれを受け入れ、犯人を捕まえるため、博物館を調査することになった

「まずは、犯人はどこから入ったのでしょう?」

「それは、窓から?」

「窓は、閉めてたのに」

警官によれば、窓は閉めており、ガラスは割られた跡はない。別のところから侵入したのだ

「窓は違ったね。ピーチ」

「これは、序の口。注意深く調査するわ」

気を取り直し、調査をしていく。すると、不自然に傾いている石板を見つけた

「この石板は、明るい時はこうだった?」

「そうだよ。元々そうなってたんだ」

「そうね…。あら?」

ピーチは、他を当たろうとしたが、石板に当たると、グラグラと不安定だ

「やはり!犯人が逃げた先は、石板に隠されてるわ!」

ピーチは、おみとおしアタックしていく。なんと、石板が反応し、動かすことができた。その先にはダクトだ。犯人はそこから逃げたのだろう

ピーチは、犯人を追うためにダクトに入る。助手も遅れて、追いかけていった。ダクトから出ると、展示品のショーケースが割れていた

「これは、変装の仮面が展示されてたんだよ。使うと何にでもなれちゃう優れモノなんだって」

「なるほどね。もしかしたら、犯人は変装して、身を潜んでるかも…。今回の事件、難解になりそうだわ…」

犯人は変装の仮面を使い、成りすましていると、厄介なことになる。ピーチは表情を険しくし、調査を始めた。

「あっ、鍵があるよ」

「まぁ、これは何かに使えそうね」

ステラは、鍵の存在に気づき、ピーチはそれを拾い上げた

「そこ、売店に異常はありませんか?」

「カメラがひとつ持っていかれたんだ」

ピーチは、売店の店員に聞き込みをし、周りを観察していった。カメラを持っているキャストンは2人いる。しかし、それだけでは、証拠とするのは、不十分だ

「僕のポップコーンが持っていかれたんだー」

「ふむふむ」

ピーチは、メモを取っていき、手がかりを掴んでいく。これが確かな証拠になるかもしれない

調査をしていると、3つの石像を見つける。石像について、調べてみた

「ステラ、これは何かしら?」

「二大演劇作家の像だよ。2人で仲良くポップコーンを食べながら、劇を見てたんだって」

「なるほどね。ステラ、ありがとう。2人なのに、3人いるのは、おかしいわね…」

ステラの言葉を逃さずにメモして手がかりを見つけていく。次は、近くの少年に聞き込みをした

「そこの少年。何か、知ってることはない?」

「あぁ。サングラスをかけた像が本物だよ」

「ありがとうございます」

ピーチは、聞き込みをし、メモしていく。推理をしていった

「(2つの像なのに3つ…。少年のポップコーンは持っていかれてる。そして、2人で仲良く分けてポップコーンを分けていた…)わかった!1人目の犯人は、そこよっ!!」

ピーチは、犯人がどこに隠れているか推理し、真ん中のポップコーンを持った像におみとおしアタックを仕掛けた。すると、像の変装が解け、犯人のドゥーケが姿を現したのだ

「げげっ!」

「ポップコーンを頼りに推理、お見事です!」

ばれた犯人は、警官に連行され、もう一人の犯人を見つけるべく、推理はまだ続く

「カメラがヒントといってもまだ足りないわね」

ピーチは、これまでの推理を思い出した。カメラを持った犯人はまだ特定できていないからだ。別のフロアにいるところを推理していくために、棺のところに向かった。棺は、妙な動きがしている。それをみたキャストンは驚いている

「暗くなる前は、ここにも警官がいたんだ。どこにいるんだろう?」

「この部屋から、変な音がするんだ…。まさか、オバケ?」

「うーん。気になるわね…」

ピーチは、聞き込みをしていき、妙な動きをする棺に気づく。そして、持っていた鍵を使い、開けたのだ。すると、中にラフな格好のキャストンが出てきた

「ご無事ですか?」

「ありがとうございます。わたし、こんな格好ですが、警官です!いきなり、襲われて、服を奪われ、それ以降、覚えていません」

「ふむ。ありがとうございます。これで犯人の場所はわかりました」

ピーチは、これまでの手がかりをまとめた。一つは、カメラを持っていること。二つ目は警官が何者かに襲われ、制服を奪われたこと。その二つの共通する犯人を絞り出した

「あやしいヤツはいません!」

「失礼ですが、少しいいですか?」

「な、なんのことですか!?」

「そのカメラ、盗品ね。もう一つは、警官の制服!これらの共通点の人物は、貴方よ!」

ピーチは、犯人が警官に成りすましている人物を見破り、おみとおしアタックで決めた

「そ、そんなー」

犯人のドゥーケが姿を現し、悔しそうだった。彼は警官に連行された

「服とカメラをヒントに推理したんですね!お見事です!」

「いえいえ」

「犯人は、全員見つけました。館長がお待ちしています!」

見事に犯人を見つけたピーチと助手は、館長のところに向かった

「答えろ!!壁画はどこにやった!」

「し、知らねぇなー」

「博物館の中に隠したなんて、言えるかよ…」

「な、なに!?博物館の中だと!?」

「ヤベッ!喋っちゃった!!」

警官は、犯人2人を尋問している。壁画の在処を突き止めるためだ。犯人は、口が堅く、貫いたつもりだが、うっかり在処をばらしてしまったのだ。ピーチは、館長と会い、話をしている

「これは、探偵さん。いいところに!犯人は無事に捕まりました。でも、壁画の行方がわからないのです。お願いです!探偵さん、壁画を見つけてください!」

「わかりました。必ず、見つけ出してみせます。尋問でなにかヒントは?」

「確か、犯人が博物館の中に隠したとだけ言っております」

「ありがとうございます。少ない手がかりでも解決の道になれるのなら…」

まだ事件は終わっていない。壁画の場所がわからないからだ。館長からもらった手がかりを頼りに推理していったが、聞き込みをしても、解決の糸道が見つからない

「参ったわ…」

「もうお手上げかな?」

「探偵さん、どうしたんですか?」

ピーチがピンチの時に、助手が手を差し伸べた

「行き詰ったら、外の空気を吸うといいですよ!」

「ありがとう」

ピーチは、助手に助けられ、窓を開けようとした。しかし、高さが足りずに届かない

「スーパーキノコがあれば、楽勝なのに…」

ピーチは、ますます悩む。そんな時、ミイラの展示物がみたい少年の独り言が聞こえた

「ミイラの展示物がみたいな」

「えぇ。それなら奥のフロアは、解放されたわ」

「ありがとうー」

少年は、ミイラの展示物が見られることに喜び、向かっていった。ピーチは椅子に目をつけた

「こ、これは!」

ピーチは、椅子を持っていき、先ほどの窓に置く。そして、椅子を利用し、窓を開けられるようになった。そして、気分転換のために開ける

「うっ」

風が強いため、帽子が飛ばされそうになった。ピーチはそれを押さえていくが、グレープ盗賊団の壁がひらりとめくれた。僅かながら、壁画が見えていたのだ

「…壁画の場所がわかりました。それは犯人が隠した壁の奥です!!」

ピーチは、グレープ盗賊団の壁におみとおしアタックをしていく。すると、大きく反応し、壁はカーテンになっており、壁画は盗まれていなかった

「なんと、壁画は盗まれていなかったとは!あなたのおかげです!感謝します!」

「ちくしょー!!絶対に見つからないと思ったのに!!」

「この謎を解け明かすなんて、名探偵の誕生だ!!」

「これで事件解決です!」

館長は壁画を守ってくれたピーチに感謝し、犯人はとても悔しそうだった。事件は無事に解決し、探偵の舞台をハッピーエンドに戻したのだ。
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