長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

「ピーチ、どれにする?」

2階に戻ったピーチとステラは、3つの舞台をみて、考えている

「そうね。マスクの演劇にしようかしら?」

「怪盗だね!頑張ろう!」

ピーチとステラは、『怪盗マスク~華麗なる潜入~』を元に戻すために、舞台に入った。此処は、とある都会。建物がいっぱいだ。しかし、都会の治安が悪く、グレープ強盗団に貴重なものが奪われる事件が多発していた。

「わっ!おかしなポスターがあちこちに!?街の人の話を聞いてみよう!」

「えぇ。このお話、何が起きてるのか、突き止めなきゃ!」

舞台に入った途端、ステラは、ポスターを見て、言った。いきなり、グレープ劇団のポスターをみたからだ。まずは、情報収集のために聞き込みを始めた

「強盗団、怖いよ…」

住民は怯えていた。彼も被害に遭ってたのだろう?進んでいこうとすると、警備員に止められた。事件が多発しており、警備を強化しているのだ

「残念ね…」

ピーチは、調べたかったが、他を当たることにした

「こんな時、怪盗マスクさえいれば…」

住民はそう言っていた

「怪盗マスクって?」

「この演劇の本来の主役でとてもかっこいいんだよ。でも、今は閉じ込められてる…」

ピーチは、怪盗マスクのことは知らなかったので、ステラが説明した

「そうなのね。誰が解決するのかしら?」

ピーチは、考えながら、進んでいると、また住民が話をしていた

「またグレープ強盗団が悪さしてるみたい!」

「えぇ!?」

「お嬢さんにも気を付けないと」

「わかったわ…」

ピーチは王冠のことを思い出した。グレープ劇団襲撃時に、王冠を失くしてしまったのだ。もし奪われたらと思うと心配だ。少しすると、ドローンが向かっていた

「グレープ強盗団だ!!」

「えーっ!」

ピーチと住民は驚いた。慌てて向かうと、警報が鳴っており、宝石店が襲撃されている。ドローンは、店の中にある宝石を一つ残らず、奪い去っていった

「待てー!!」

店長が追いかけていったが、無駄だった…。ドローンは飛行でき、逃げられたのだ

「そ、そんな…。大切な宝石が…」

「一つ残らず、持っていかれた…」

「なんたる不覚…」

店長と店員、警察官が落ち込んでいた

「諦めちゃダメよ!」

でも、ピーチのキラメキの力で、落ち込んでいる3人を元気づけた

「宝石と信頼を取り戻そう!」

「今ならまだ間に合う!」

「いや!警官として果たすことが!」

「その意気よ!」

ピーチは、3人を応援し、見送ろうとしたが、店長がピーチを気にしている

「君も協力してくれないか!」

「私でよければ!」

ピーチも強盗団の後を追いかけた。その先には、ドローンが逃げた先がある。そこが彼らのアジトだろう。しかし、警備は厳重で入れないのだ

「くっ!警備がこんなに厳重とは!」

「こうなったら、正面突破よ!」

「ピーチ、待って!」

ピーチは、直接、ビルに入ろうとした。でも、セキュリティが厳重で侵入者には、ビームを浴びせてしまうのだ。

「きゃああ!」

ピーチは、浴びてしまい、引き返すことにした

「いったい、どうすれば…」

「回り道するしかなさそうだね」

ステラの手助けでピーチは、別の道を通る。するとそこにも警備ロボットが行く手を阻んでいる。

「そのライトなら、なんとかなるかも…」

キャストンが光を照らしてほしいとお願いしたのだ

「わかったわ!えいっ!」

ピーチはキラメキの力で、紫のライトを緑に変えていく

「キラメキライト!」

緑の光が警備ロボットに浴びせると、ロボットは機能停止し、動かなくなった

「やった!これでいける!」

先に進んで、回ってビルに潜入しようとしたが、もう片方にも、ロボットが見張っていた

「やっぱり、通れないのね…。どうしようかしら?」

「むむ、偵察ではここまでか…」

アパートで、偵察している人を見つけた。ピーチは近づくが、彼は驚いた

「君は、あの警備を潜り抜けたのか?」

「そうだけど?」

「もしや、その腕前なら!?」

「なんでしょう?」

「ついてきてくれないか?」

「わかりました!」

偵察していた人は、ピーチに見込みがあり、頼みごとをした。ピーチは喜んで、ついていくことにした

着いた先は、極普通の建物だ。しかし、彼はそう言った

「もし、私の勘が正しければ…」

「君ならその力を!」

鍵を開けていくと、扉が開く。ピーチは、彼についていくと…

「ようこそ!秘密結社へ!!」

そこには、秘密結社だ。そこにはいるのは、二人のエージェントと呼ばれる人だ。偵察の彼もエージェントだったのだ。エージェントは、秘密裏に街を守る組織だ

「君にこの力を…!」

「わかったわ…」

ピーチは、両端にあるレバーをキラメキの力を注いでいく。すると、扉が光り、台座が光っているのだ。その中は指令室になっているのだ

「ピーチ、台座に乗って変身するんだ!」

「わかったわ!」

ピーチは、台座に乗った。すると、ステラのピーチの周りを回り、ピーチもダンスしていく。すると、ドレス姿が、茶色のコートになり、マントを纏い、シルクハットの帽子に正体を隠すためのマスクを身につけ、動きが身軽になった。彼女は、怪盗ピーチに変身したのだ

「サポートドローン起動!」

エージェントは、ドローンを呼び出した

「ドローンは君の味方だ!」

「後は頼んだ!」

「わかったわ!みんなの宝石を取り戻してみせるっ!」

ピーチは、ワイヤーでドローンを捕まえると、上に上がったのだ。屋根の上に立ち、エージェントは、通信でピーチに連絡する

「そこから、ビルに潜入してくれ!我々はキミをバックアップする!」

「わかりました!」

ピーチは、返事を返すと、先に進んでいく。ワイヤーで機械に電気を送ると、橋やロープが出現した。ロープをワイヤーで降りていくと、橋を渡り、敵のビルの屋上に向かったのだ

「慎重に進まなきゃ…」

ピーチは小声でつぶやいた。屋上は、道幅が狭く、足場が少ない。踏み外せば、真っ逆さまだ。ゆっくりとそーっと近づきながら、潜入していった

「おっと!」

中には、落ちる仕掛けもあり、それはワイヤーを使うことで突破した

そして、サーチライトが見張っている。アジトの裏口はすぐそこだ

「この仕掛けが厄介ね…」

ワイヤーで、機械に電流を送っていく。サーチライトが消え、進めるようになったのだ

「よしっ!」

こうして、アジトの中に潜入することができたのだ。中に入ると、仕掛けがいっぱいで簡単に進めない。通路が塞がれているのだ

「どうすれば…。あっ!」

ピーチは、その先にある電子ロックを見つけた。普段の彼女は、機械を使うことは殆どない。しかし、怪盗の力を得たおかげか、電子ロックを簡単に解除できたのだ。塞がれた通路が開き、先を急いだ

「す、すごいよ!」

「まぁね」

更に進むと、センサーが見張っている。ぶつかると、感電してしまうのだ。ピーチは、ワイヤーで慎重に進んでいく。様々な罠を軽々と突破していった。ピーチは、順調に進み、とうとう金庫のところまでやってきた。金庫には、2体のロボットが見張っている

「さぁ、いくわよ!」

電流があり、セキュリティも厳重だ

「強盗団もここまでね!」

ピーチは華麗に、電子ロックを解除し、金庫を開けることが出来た

「みんなの宝石、返してもらうわ!」

こうして、ピーチは、グレープ強盗団に奪われた宝石を奪還することができた。だが、ロボットが増え、更に挟まれている

「簡単には、帰してくれないようね!」

「我々がサポートする!屋上に向かってくれないか!」

「了解!」

エージェントの指示にピーチは、従い、屋上に向かう。しかし、彼らは、ピーチを倒そうと、電撃の床を用意し、襲い掛かる

「もう少しよ!」

ピーチは、最後のワイヤーに捕まり、華麗に屋上に到着しようとした

「今だ!」

センサーがピーチがジャンプした瞬間に光り出した。ピーチに狙いを定めた。しかし、ピーチは、華麗にかわしていき、アジトを後にしていく。そして、ハンググライダーを使い、空中で脱出にはかるのだ

「ふぅ。ここまで来たら、大丈夫」

「ピーチ、油断大敵だよ。ほらっ!」

簡単に脱出させまいと、グレープ劇団のドローンが立ちはだかる。ハンググライダーの操縦に集中しないといけないので、攻撃の余裕がない。更に風で煽られている

「強い風ね!待ってて!」

ピーチは、ハンググライダーの操縦を制していく。そして、敵から無事に逃げ切った

「予告通り、宝石は返してもらうわ!さよなら!」

ピーチは、宝石を奪還し、宝石店のところに返した。宝石店の人々や警官は、ピーチに感謝されたのだ。こうして、『怪盗マスク~華麗なる潜入~』をハッピーエンドにした。
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