長編小説 プリンセスピーチショータイム!キラメキ劇場を取り戻せ!

「ありがとう!キラリスタはいなかったけど、ひとまず、剣士のおはなしは元通りになったみたい!」

「うふふ。楽しいおはなしに戻ってよかったわ。あら?」

ステラは、おはなしを元通りにしてもらえて、大喜びだ。その様子にピーチは、優しく微笑んだ。そんな時、ピーチの胸が光り出し、剣のマークが出てきた

「ステラ、これはどういうこと?」

「えっ!今のって、キラリスタの!?」

「わからないわ。でも、なんとなくそんな感じがした」

「たしか、主役を演じられる人に託されるのキラリスタの心があるって?」

「もしかして!」

「ピーチ、凄いよ!きみは、剣士の心に認められたんだ!!」

「やった!ありがとう!」

ピーチの演技を見てくれてたのだろうか?ステラの言葉にピーチは、とても嬉しそうだ

「……れか…ボクの…だ…れか…」

喜びもつかの間、突然、誰かの助け声が聞こえた。2階にいる人々の声ではないのだ

「えっ、だれなの?」

「地下の方から聞こえる!行ってみよう!!」

「何が起きてるのかはわからないけど、わかったわ」

戸惑うピーチ。しかし、ステラは、強く反応している。ピーチとステラは、謎の声の導きで地下に向かった。階段で降りていくと、闇で真っ暗だ。ピーチがはじめて、キラメキ劇場に向かった時は、関係者以外、立ち入り禁止だった。本来は、出演者の楽屋だろうか?しかし、その階には、不気味な闇の空間の扉でいっぱいだ。そんな中、怪しい扉の中に一つだけ、誰かがいる扉があった。ピーチとステラは、どの扉の近くまで向かった

「おかしいな…。地下には、こんなものがなかったのに…」

「どうしてかしら?」

「剣士の心が託されることで、見えないものが見えるようになったんだ!」

「…れか…!…だれか!…聞こえないか!」

誰かが閉じ込められている扉に、謎の声が近くで聞こえている。もしかしたら、助けを求めているかもしれない

「ここから聞こえてくるよ!よーし、行ってみよう!」

「えぇ。力を合わせて、行きましょう」

2人は、謎の声に導かれ、謎の扉に入っていった。

謎の扉の奥では、鎧と巨大な剣を持った男が、闇のオーラに包まれていた

「わたしの邪魔するものがくる…。そいつは、剣士キラリスタを助けにくる。排除するのだ」

「グレープ様、ワカリマシタ。必ズヤ剣士キラリスタカラ奪ッタ力デ葬ッテヤル!」

男は、構えていった。謎の声の主は、グレープのようだ

剣士キラリスタに導かれた舞台「ヤミの剣士と闘技場」には、背景は、滅茶苦茶で城もところどころおかしくなっている。ピーチは、再び剣士の力で変身して、立ち向かう

「景色がメチャクチャだ。ここはおはなしのなかじゃないよ!」

「嫌な予感がするわ…」

「ピーチ!気をつけて進もう!」

ピーチとステラは、気を引き締めていく。本来のおはなしには存在しない不気味な舞台。何が待っているのかわからないからだ

「やはり、敵のおでましね」

剣を持ったドゥーケがピーチの前に立ちはだかる。しかし、剣士の心に託されたピーチは、そんな敵にかまっている余裕はない。華麗な捌きで敵を蹴散らしていった。そして、先に進むと、以前よりも敵の量が増えてきている

「数でどれだけいても同じよ!」

今のピーチは、強い。誰かが困っている時に助け出したい気持ちが彼女のパワーを高めている。その力を前に敵を圧倒していったのだ

「だれか…きてくれないか!」

「近くにいるよ!」

「今、助けにいくからね!」

そして、奥に進んでいくと、謎の声が聞こえてきた。進めば、進むほど、声が強く響く。そして、闘技場に着くと、ピーチと同じ格好をしたキャストンが宙を浮いていた

「あれは、剣士キラリスタ!?」

「その格好は…キミは…。それにステラ君!?」

「えぇ。私は、あなたを…」

捕らえられたのは、剣士キラリスタ。剣士の舞台で本来、主役を演じるはずだった。ピーチとステラは、彼を助けようとした

「気をつけろ!何かが来るぞ!」

剣士キラリスタは、気配を感じた。ピーチとステラは、彼の声を聞き、警戒していく。そして、鎧と王冠をつけた巨大な男のヤミの甲冑剣士が巨大な剣を携え、立ち塞がった。その大きさは、ピーチを大きく上回っている

「グレープ様ノタメ、貴様モ我ガ剣ノ前ニ、ヒレ伏セ!!」

彼は思いっきりジャンプすると、ピーチに襲い掛かる。ピーチもすかさず、レイピアを構え、決戦に挑んだ

「コレヲ喰ラエ!!」

甲冑剣士は、小手調べにピーチに向けて、剣を振りかざす。ピーチは、素早く動き、かわしていく。すると、甲冑剣士は、よろけて、態勢を崩していた

「そこだっ!」

「いいぞ!」

ピーチは、そこを逃さない。レイピアを捌き、甲冑剣士を壁にぶつけた

「ウオオオオ!!」

しかし、彼は復活し、気合いを入れていく。今度は、ジャンプからの衝撃波を放ってきた

「ピーチ、今までの剣士の演劇を思い出して!」

ステラの言葉にピーチは、瞬時に感じた。剣士といばらの城で鎧の男と戦った時を思い出した

「ジャンプだ!」

「ヌヌ!?」

ピーチは、軽々とジャンプし、翻弄していく。彼も負けじと衝撃波を放ち続ける。そして、チャンスを見極めて、ジャンプで踏みつけると、彼は怯みだした

「それっ!はっ!」

ピーチは、レイピアで捌き、彼を追い詰めていった。彼もまだ終わらない。突進しながら、剣を突き出してきた!

「当たらないわ!」

ピーチは、華麗にかわしていった。しかし、彼の突進攻撃は続いていく

「くっ!」

「コレデドウダ!」

3回目の突進は、なんと、フェイントとして、影の中に潜み込んだ

「どこ?」

「スキアリダ!」

不意打ちで出てきて、ピーチを攻めていくが、通用しなかった。カウンターを決められ、彼に隙ができた

「これで決める!!」

ピーチは、レイピアを華麗に捌き、今度こそ、甲冑剣士を壁に突き付け、彼は戻ってこられなかった

「やったわ!」

闇の呪縛が解け、剣士のキラリスタが解放された。

「大丈夫?」

「ありがとう!おかげで助かったよ!まずは、ここから脱出しよう!」

「こんなところは長居は無用よ!」

ピーチは、彼を心配したが、彼は復活し、自慢の剣が使えるようになったのだ。3人は脱出を試みた

「貴様ラ、生キテハ帰サンゾ!!」

「なっ!?」

「不意打ちとは卑怯な…!!」

なんと、倒したはずの、甲冑剣士が突如襲ってきた。油断したところでピーチを倒そうとしたが、剣士キラリスタが彼女を守ったのだ

「ボクが剣を弾くタイミングに合わせて!」

「えぇ!」

キラリスタのタイミングを読んだ。

「いっせいのー!!」

ピーチとキラリスタは、同時に剣を捌いた!そして、見事に甲冑剣士を倒したのだ。こうして、舞台空間から脱出できた。舞台から出ると、ピーチは変身を解き、元の姿に戻る

「まさか、キラリスタを閉じ込めちゃうあいつらの舞台空間があったなんて…」

「びっくりしたわ。おはなしの中身はぐちゃぐちゃよ」

「でも、これならおはなしを元通りにすれば、他のキラリスタも助けられるかも!」

「えぇ。どんなおはなしでもかかってくるわ!」

ステラは、地下に仕掛けがあるなんて、びっくりした。でも、ピーチとともに頑張れば、不可能はないと確信した

「キミ達のおかげで助かった!まさか、力を奪われ、捕らえられるとは!次はボクがみんなを守らねば!改めて、感謝をありがとう!」

「どういたしまして」

剣士キラリスタは、お礼を言うと、紳士にお辞儀をしていった。ピーチもお姫様らしく、上品に返した。そして、剣士キラリスタは、2人と別れた

「じゃあ、ボク達ももう一度、二階に行ってみようよ!」

「えぇ。おはなしの舞台を元に戻しましょう」

ピーチとステラは、2階に戻っていった
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