メインとifとありますが、どちらも同じデフォルト名で設定しておりますので、ご了承ください。
虹
夢主名前変更
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
大災害の後、廃墟となった街に生命反応がないか見回りへ行ってこいとイグドラシルが令を出し、ディアとロードナイトモンは現場へと赴いた。現在は瓦礫をすべて撤去して、街跡のような状況になっている。こんなところに本当に生命反応があるのか?と二人は疑問に思いつつも、イグドラシルは何か考えがあるのだろうと思いつつ見回りを始めた。
土砂降りだったために、風邪を引かないようにとロードナイトモンが傘を用意してくれていたが、ディアも雨が降ることを知っていたのかカッパを着用していて、これでは相合い傘が出来ない…!とロードナイトモンが悔しがっている姿を彼女は目の当たりにする。
結局、カッパを着ている彼女にロードナイトモンは傘をさして、用心し過ぎじゃない?と思われるような光景になった。
次第に雨が酷くなってきたようで、大きな雨粒が傘に当たってボツボツと音をたてる。
そんな二人ぼっちの見回り中、街の外の草むらを眺めていたディアが口を開く。
「記憶をさ、忘れてしまいそうになるんだ。大切なものすべて。自分の名前とか、君の名前とか、今すべき事とか…」
この街が活気があった頃を誰しもが忘れてしまうようにゆっくりと、自分でも気づかないような感覚で。彼女はそう少し悲しげに言った。
「ねえ、ロードナイトモン。私が君との記憶を忘れちゃったらどうする??」
お洋服選びにいった時とか、私を泣かせたあの日の事とか、あなたからたくさんの花をいただいたときとか。全部。と、ロードナイトモンの反応が知りたい彼女は興味津々で訊く。
雨の勢いが収まって来たのか、雨粒が傘に当たる音もポツポツと軽い音へと変わっていく――
「そうですねぇ、ありもしない事を語り、偽りの記憶を埋め込みます。そうして私だけのディアにしたいですね」
実にロードナイトモンらしい答えが返ってくるが、当たり前の様にディアは引いた。
「わぁ…こ、こわ…、君の事は絶対に忘れないようにしよう」
ちょっと目線を下へ落として、困ったような嬉しいような表情をディアは浮かべる。
そんな彼女にロードナイトモンは続けて言う。
「私だけじゃなくロイヤルナイツ も、そう思ってるはずですよ」
雨が止み、気がつくと雲ひとつない青空が広がっていてささやかな風がひとつ吹き抜ける。
「えっ…」
そして彼女の思考は軽く停止する。
「おや、虹ですね。あなたの瞳の中で掛かる虹も素敵ですね…」
みんなそんな風に思っていたのかと思うと、恥ずかしいような…気持ち悪いような…彼が言ったその言葉を聞き逃すくらいになんとも複雑な気持ちになる。
我に返り見上げると、ロードナイトモンの言う通り青空に虹が架かっていて、傘もカッパももう必要なくなっていた。
旧あとがき
平成31年4月3日
平成が終わっちゃう…そう思うと、この日付も記していてよかったなとなんとなく思ったけど、新しい元号って予測変換に引っ掛からないから大変だな。というか、凄くないか?元号が変わっても尚のんびり更新されてくこの素晴らしいサイト…生きててよかった。
あとがき関係なくなってしまって申し訳ないですが、ちょっとずつちゃんと更新していきたいです。
令和7年10月3日
少し改修しました。
土砂降りだったために、風邪を引かないようにとロードナイトモンが傘を用意してくれていたが、ディアも雨が降ることを知っていたのかカッパを着用していて、これでは相合い傘が出来ない…!とロードナイトモンが悔しがっている姿を彼女は目の当たりにする。
結局、カッパを着ている彼女にロードナイトモンは傘をさして、用心し過ぎじゃない?と思われるような光景になった。
次第に雨が酷くなってきたようで、大きな雨粒が傘に当たってボツボツと音をたてる。
そんな二人ぼっちの見回り中、街の外の草むらを眺めていたディアが口を開く。
「記憶をさ、忘れてしまいそうになるんだ。大切なものすべて。自分の名前とか、君の名前とか、今すべき事とか…」
この街が活気があった頃を誰しもが忘れてしまうようにゆっくりと、自分でも気づかないような感覚で。彼女はそう少し悲しげに言った。
「ねえ、ロードナイトモン。私が君との記憶を忘れちゃったらどうする??」
お洋服選びにいった時とか、私を泣かせたあの日の事とか、あなたからたくさんの花をいただいたときとか。全部。と、ロードナイトモンの反応が知りたい彼女は興味津々で訊く。
雨の勢いが収まって来たのか、雨粒が傘に当たる音もポツポツと軽い音へと変わっていく――
「そうですねぇ、ありもしない事を語り、偽りの記憶を埋め込みます。そうして私だけのディアにしたいですね」
実にロードナイトモンらしい答えが返ってくるが、当たり前の様にディアは引いた。
「わぁ…こ、こわ…、君の事は絶対に忘れないようにしよう」
ちょっと目線を下へ落として、困ったような嬉しいような表情をディアは浮かべる。
そんな彼女にロードナイトモンは続けて言う。
「私だけじゃなく
雨が止み、気がつくと雲ひとつない青空が広がっていてささやかな風がひとつ吹き抜ける。
「えっ…」
そして彼女の思考は軽く停止する。
「おや、虹ですね。あなたの瞳の中で掛かる虹も素敵ですね…」
みんなそんな風に思っていたのかと思うと、恥ずかしいような…気持ち悪いような…彼が言ったその言葉を聞き逃すくらいになんとも複雑な気持ちになる。
我に返り見上げると、ロードナイトモンの言う通り青空に虹が架かっていて、傘もカッパももう必要なくなっていた。
旧あとがき
平成31年4月3日
平成が終わっちゃう…そう思うと、この日付も記していてよかったなとなんとなく思ったけど、新しい元号って予測変換に引っ掛からないから大変だな。というか、凄くないか?元号が変わっても尚のんびり更新されてくこの素晴らしいサイト…生きててよかった。
あとがき関係なくなってしまって申し訳ないですが、ちょっとずつちゃんと更新していきたいです。
令和7年10月3日
少し改修しました。
1/1ページ