通常夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
今日はとても珍しいらしい。
朝の会議に特徴的なアフロの姿の彼が無かった。いつもなら朝早くから洗面台の前でヘアワックスを片手に髪を整えているらしいけど、その影も姿も無かったという。
「私見に行きましょうか」
確か斉藤隊長の部屋はここだったはず。中から音は聞こえない。もしかしてまだ眠っているのだろうか。障子越しから声を掛けてみる。…が声は無い。逆に彼から声を掛けられたら驚きものだけど。なにかが動く音も無い。
これはもう…開けちゃおうかな……?
失礼します、と小さな声でそっと開けてみる。
そこにはなんとも大きくかわいらしいみのむしがあった。
いつもの斉藤隊長が見られない姿に思わず吹き出してしまう。
「斉藤隊長、朝ですよ」
そう声を掛けても、返事は「Z〜」。
寝息を立てているだけ。起こさないと副長さんに怒られるし、ちゃんと起こさなきゃ。
「起きてください、副長さんに怒られますよ」
布団に包まっている斉藤隊長の横に移動し屈んで体を揺する。それでもすぅすぅと寝息を立てている。
「起きてください、斉藤隊長」
そっと顔を覗き込んで、なにも施されていないふわふわの髪の毛に手を添える。今なら怒られない、多分…。
「…起きましょう、斉藤さん、朝ですよ」
そう言うと、斉藤隊長が何か呻り声を小さく鳴らし、目をそっと開けた。
「おはようございます。朝の会議です。起きなきゃ切腹されますよ」
斉藤隊長は眠気まなこのままこちらをじぃっと見つめ、その後布団を手に掛け顔を隠した。
「こらっ」
対抗して布団を下げようとしても、流石に男の人には勝てない。中々布団が下がらない。起きなきゃ怒られちゃうのに。
「さあ、顔を洗って歯磨きして着替えて、早くおいでくださいね」
起きたのを確認したので、あとは斉藤隊長が自分でなんとかするでしょう。私はモーニングコールしかできないから。
「…………ぅ」
「…?」
今、斉藤隊長が何か言った気がする。小さかったから、声なのかもすらわからないけど。もしかしてと思って不意に布団を剥いで見れば…。
「寝たらダメ!」
Zを出しながらまた寝てしまって、もう、なんて独り言を呟いてまた同じように布団をぱんぱんと叩く。
朝の会議に特徴的なアフロの姿の彼が無かった。いつもなら朝早くから洗面台の前でヘアワックスを片手に髪を整えているらしいけど、その影も姿も無かったという。
「私見に行きましょうか」
確か斉藤隊長の部屋はここだったはず。中から音は聞こえない。もしかしてまだ眠っているのだろうか。障子越しから声を掛けてみる。…が声は無い。逆に彼から声を掛けられたら驚きものだけど。なにかが動く音も無い。
これはもう…開けちゃおうかな……?
失礼します、と小さな声でそっと開けてみる。
そこにはなんとも大きくかわいらしいみのむしがあった。
いつもの斉藤隊長が見られない姿に思わず吹き出してしまう。
「斉藤隊長、朝ですよ」
そう声を掛けても、返事は「Z〜」。
寝息を立てているだけ。起こさないと副長さんに怒られるし、ちゃんと起こさなきゃ。
「起きてください、副長さんに怒られますよ」
布団に包まっている斉藤隊長の横に移動し屈んで体を揺する。それでもすぅすぅと寝息を立てている。
「起きてください、斉藤隊長」
そっと顔を覗き込んで、なにも施されていないふわふわの髪の毛に手を添える。今なら怒られない、多分…。
「…起きましょう、斉藤さん、朝ですよ」
そう言うと、斉藤隊長が何か呻り声を小さく鳴らし、目をそっと開けた。
「おはようございます。朝の会議です。起きなきゃ切腹されますよ」
斉藤隊長は眠気まなこのままこちらをじぃっと見つめ、その後布団を手に掛け顔を隠した。
「こらっ」
対抗して布団を下げようとしても、流石に男の人には勝てない。中々布団が下がらない。起きなきゃ怒られちゃうのに。
「さあ、顔を洗って歯磨きして着替えて、早くおいでくださいね」
起きたのを確認したので、あとは斉藤隊長が自分でなんとかするでしょう。私はモーニングコールしかできないから。
「…………ぅ」
「…?」
今、斉藤隊長が何か言った気がする。小さかったから、声なのかもすらわからないけど。もしかしてと思って不意に布団を剥いで見れば…。
「寝たらダメ!」
Zを出しながらまた寝てしまって、もう、なんて独り言を呟いてまた同じように布団をぱんぱんと叩く。
40/60ページ