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ボーッと立ったまま眠っているきみ。
両手にはお盆を持ったまま湯が沸くのを待っている。なんだかそのままにしておくには放っておけず、盆をやかんに突撃させてしまいそうでとりあえず取り上げて側に置いておく。
「おーい」
とんとん、と肩を叩いても起きない。すぅすぅと眠っている大きな子供である。
彼の目の前に立ち、頬を指で突いてみる。意外とむにむにしているのだ。
「起きて」
顔を両手でぱん、と挟むと彼の鼻ちょうちんが破れる。驚くように起きた彼は、私を見下ろした。
じっと見つめていると思いきやそのまま二度寝。
「こら」
こうべを垂れて、私に体を預けるように傾けられる。この意地悪っ子め。
起きなさい、と胸をとんとんと叩いた。左肩に凭れる頭からはまた心地良いような寝息が聞こえる。起きて起きて。
両手にはお盆を持ったまま湯が沸くのを待っている。なんだかそのままにしておくには放っておけず、盆をやかんに突撃させてしまいそうでとりあえず取り上げて側に置いておく。
「おーい」
とんとん、と肩を叩いても起きない。すぅすぅと眠っている大きな子供である。
彼の目の前に立ち、頬を指で突いてみる。意外とむにむにしているのだ。
「起きて」
顔を両手でぱん、と挟むと彼の鼻ちょうちんが破れる。驚くように起きた彼は、私を見下ろした。
じっと見つめていると思いきやそのまま二度寝。
「こら」
こうべを垂れて、私に体を預けるように傾けられる。この意地悪っ子め。
起きなさい、と胸をとんとんと叩いた。左肩に凭れる頭からはまた心地良いような寝息が聞こえる。起きて起きて。
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