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「うそでしょ……」
確実に熱だ。これ。だって38度だもの。朝起きてからなんか調子悪いなぁとか思ってたら案の定だったもの。
「お嬢…」
「大丈夫ですって、いつもの熱でしょう」
と言っても熱なんて久々。久々であることに越したことは無いけど。とりあえず栄養ドリンクとゼリーを頂いた。
移してしまいますから一人にさせてください。
そう義兄達を追い出し、静寂の空間に包まれる。
昨晩の見回りを思い出す。もしかすると職質した人達から貰ったかもしれない。ああマスクしておけばよかったかも。
うう、と唸り声を出す。何もできない状態では寝るしかない。ネットに繋ぐ気力も無い。
薬も飲んだし、さっさと寝てしまいたい。
「……ん」
寝る前よりだいぶ意識は優れている。熱は引いたのだろうか。けれどその前に、自分の額に何かのっかかっているのに気付く。
少し体を横に向けば、ぽとりと枕の上にしっとりと湿った布が落ちる。…誰かが私の額に載せたのかな。世話焼きな義兄達かも……と思った時、すぐ側に小さな紙が落ちていた。
メモのようで、何かが書かれている。
[早く元気になるといいƵ!]
見たことのある綺麗な字と、端に可愛らしい絵が描かれていた。
…っぷ、彼らしい。
嬉しいよ。ありがとう。元気になるね。
確実に熱だ。これ。だって38度だもの。朝起きてからなんか調子悪いなぁとか思ってたら案の定だったもの。
「お嬢…」
「大丈夫ですって、いつもの熱でしょう」
と言っても熱なんて久々。久々であることに越したことは無いけど。とりあえず栄養ドリンクとゼリーを頂いた。
移してしまいますから一人にさせてください。
そう義兄達を追い出し、静寂の空間に包まれる。
昨晩の見回りを思い出す。もしかすると職質した人達から貰ったかもしれない。ああマスクしておけばよかったかも。
うう、と唸り声を出す。何もできない状態では寝るしかない。ネットに繋ぐ気力も無い。
薬も飲んだし、さっさと寝てしまいたい。
「……ん」
寝る前よりだいぶ意識は優れている。熱は引いたのだろうか。けれどその前に、自分の額に何かのっかかっているのに気付く。
少し体を横に向けば、ぽとりと枕の上にしっとりと湿った布が落ちる。…誰かが私の額に載せたのかな。世話焼きな義兄達かも……と思った時、すぐ側に小さな紙が落ちていた。
メモのようで、何かが書かれている。
[早く元気になるといいƵ!]
見たことのある綺麗な字と、端に可愛らしい絵が描かれていた。
…っぷ、彼らしい。
嬉しいよ。ありがとう。元気になるね。
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