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狼の耳に狼の尻尾、魔女帽子に蝙蝠柄の洋服。二人は所謂ハロウィン用の仮装をしているのだ。
「もうほとんどないね」
二人の片手には菓子が大量に入っていたであろう大きな袋。“trick or treat!”と言う子供達に菓子を配っており、今はそれが終わった後だ。
「去年もほとんどすっからかんだったもんね」
終も頷く。さて、と彼に付けられた狼の尻尾が、まるで本物のように横に振っているように見える。うきうきとする彼の求めるものはここからだ。
「残り食べちゃおっか」
***は中にある菓子を取り出し、切れ込みを入れる。そこで終は自分のノートに例の文を書き出し、それを見せる。
「ふふ、はあい」
片手に差し出された菓子袋………には行かず、終は布を下ろし***のもう片手に持っている菓子をぱくり、と咥えてしまった。
「あっ、もう、こらっ」
咥えたまま離さない。
「指も食べちゃダメ」
食いしん坊な狼なのだ。
「もうほとんどないね」
二人の片手には菓子が大量に入っていたであろう大きな袋。“trick or treat!”と言う子供達に菓子を配っており、今はそれが終わった後だ。
「去年もほとんどすっからかんだったもんね」
終も頷く。さて、と彼に付けられた狼の尻尾が、まるで本物のように横に振っているように見える。うきうきとする彼の求めるものはここからだ。
「残り食べちゃおっか」
***は中にある菓子を取り出し、切れ込みを入れる。そこで終は自分のノートに例の文を書き出し、それを見せる。
「ふふ、はあい」
片手に差し出された菓子袋………には行かず、終は布を下ろし***のもう片手に持っている菓子をぱくり、と咥えてしまった。
「あっ、もう、こらっ」
咥えたまま離さない。
「指も食べちゃダメ」
食いしん坊な狼なのだ。
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