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「……あ、終くんまた撮った」
私服姿の***の姿を終は捉えた。こうして、毎回***の着替え姿や日常を切り取ってカメラに収めるのが趣味の1つになった。写真を撮ることにより、終は今までよりも風景や日常をよく観察することが増えたのだ。
[夏は暑くてあまり出掛けられなかったからZ また寒い寒いと外に出て来なくなる前に撮っておかないと]
それに、肌が見える服を着てくれるのは今ぐらいしかないからね。
また彼女の服を着せ替え、風景と共に***を収める。彼は着せ替えたりするのが好きなようだ。うきうきと服をとっかえひっかえし、***を着せ替える終の姿は、おままごとをする子供となんら変わりなかった。
ファッションに関しては私より終くんの方が分かる。
だから***は何も言い出さないし、彼が選ぶ服のセンスも好きなのだ。
[これも似合うから着て!]
終が持ってきた服を受け取って、はいはいと部屋で服を着替える。そして部屋の襖を開ければ、目をキラキラと輝かせた終の顔。
「…どーお……?」
恥ずかしそうに部屋から一歩出る。似合うZ!と帳面に書き、カメラを片手にシャッターを切る。
スカートを摘み、靴を履く。手を引かれて歩く屯所の庭はまた楽しいもので。
今度は遠くへ行こうか。
お気に入りのカメラと共に、彼女を連れ出し、この写真に収めるのが楽しみで仕方無いらしい。
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