通常夢
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
コロッケ定食が乗った盆を持ち、席に着く。隣には***さん。決して意図的に座ったわけではない、たまたま隣同士だっただけだZ。
「お疲れさま終くん」
ふふと笑いながら俺に笑いかけてくれる。
彼女に近づくと妙に胸がどきどきとしてしまうZ。落ち着け。女性と隣同士になっただけでドキドキするような年でも無いだろうに。
彼女の盆の上を見遣る。***さんも俺と同じメニューを頼んだようだ。
話題、話題………。
「…」
目の前にあるソースを手に取り、彼女に見せてみる。彼女のコロッケには何も掛かっていない、ソースはどうかな!?みたいな風に見せてみたZ。
俺の動きをじぃっと見つめた***さんは、はっと何かに気付く。
「ありがとう、でも私コロッケには何もかけない派なの。ごめんね」
断られてしまったZ。無くても美味いが。
「終くんは掛けて食べるのが好き?」
「!」
[好きと言われれば好きだZ]
会話が続いた…。
「……たまにはいいかもね」
いい? と手のひらをこちらに見せてくる。頷く俺は容器を手渡した。一瞬手が触れ合った事にどきりとした。決して下心はない。ないZ!
ソースがかかったコロッケを割って、その一口は***さんの舌の上に乗る。もぐもぐと咀嚼して、なんだか嬉しそうな表情に見えた。
「これが君の好きな味なんだね」
またコロッケをどんどん食べ進めて行った。気に入ってもらって良かったし、何より彼女と仕事以外の会話で盛り上がった(?)し、中々進展したZ。
嬉しそうな***さんを横目に、自分もそれを食べ始める。少しずつ食べていけばソースのかかっていない場所があって、口休めに良いと思って食べた。
(***さんはこの味が好きなんだ)
また彼女の事を1つ知れた気がする。思わず頬が緩む。なんというかお互いにプレゼントを交換したような、そんな感じ。残りわずかとなってしまったコロッケに、とてつもない惜しさを感じたのだった。
「お疲れさま終くん」
ふふと笑いながら俺に笑いかけてくれる。
彼女に近づくと妙に胸がどきどきとしてしまうZ。落ち着け。女性と隣同士になっただけでドキドキするような年でも無いだろうに。
彼女の盆の上を見遣る。***さんも俺と同じメニューを頼んだようだ。
話題、話題………。
「…」
目の前にあるソースを手に取り、彼女に見せてみる。彼女のコロッケには何も掛かっていない、ソースはどうかな!?みたいな風に見せてみたZ。
俺の動きをじぃっと見つめた***さんは、はっと何かに気付く。
「ありがとう、でも私コロッケには何もかけない派なの。ごめんね」
断られてしまったZ。無くても美味いが。
「終くんは掛けて食べるのが好き?」
「!」
[好きと言われれば好きだZ]
会話が続いた…。
「……たまにはいいかもね」
いい? と手のひらをこちらに見せてくる。頷く俺は容器を手渡した。一瞬手が触れ合った事にどきりとした。決して下心はない。ないZ!
ソースがかかったコロッケを割って、その一口は***さんの舌の上に乗る。もぐもぐと咀嚼して、なんだか嬉しそうな表情に見えた。
「これが君の好きな味なんだね」
またコロッケをどんどん食べ進めて行った。気に入ってもらって良かったし、何より彼女と仕事以外の会話で盛り上がった(?)し、中々進展したZ。
嬉しそうな***さんを横目に、自分もそれを食べ始める。少しずつ食べていけばソースのかかっていない場所があって、口休めに良いと思って食べた。
(***さんはこの味が好きなんだ)
また彼女の事を1つ知れた気がする。思わず頬が緩む。なんというかお互いにプレゼントを交換したような、そんな感じ。残りわずかとなってしまったコロッケに、とてつもない惜しさを感じたのだった。
39/60ページ